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見舞い   一考   

 

 明石から見舞いが来、それは嬉しいのだが、風呂へ這入れには困惑する。サイトメガロと骨折双方と折り合いを付けなければならない。たつて書けば、近所のスーパーから買ってきた烏賊の煮付けやチーズを喰えという。腎不全に罹った病人にいくらなんでも烏賊やチーズはないだろう。食事療法に関する本を読むからと彼女は持って帰っている。
 見舞いは見舞いであって、当人は好きなものを食せばよい、気を遣う必要はどこにもない。ただし、ひとに勧めるのはいかがなものか。風呂についても、東葛クリニックで看護師から五月蠅く云われた、「あなたは一人住まいだから、風呂には最大の注意を払ってください」「朝、あなたが来なければ、自宅へ走るのはわたしたちなのですから」と。この言葉には隠れてそっと泣かされた記憶がある。入浴中に発作が起きればそれまでである。そして発作が起きたこともある。軽い発作ゆえ、ことなきを得たが。
 隆さんに緑茶を運んで貰った。一日に最低一本は飲まなければならない、よって十本あっても一週間でおしまい、いくらあっても間に合わないのである。今のわたしに茶の類は運ばれない。明日、ボルボの持ち主が千葉市から三郷まで車を運んでくださる。ありがたい話である。最初は車庫証明の取得だが、一週間ほどで走られるようになる。これで買い物も自分でできるようになる。もう少しの辛抱である。


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2012年11月27日 18:47に投稿された記事のページです。

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