リハビリを受け、体調不調の原因は腹筋の断裂にあると悟った。まず腹式呼吸法が駄目である。法などといったものでなく、単純な呼吸ができていない。立って座って寝て深呼吸、腰を持って、腹を押さえて、背を伸ばしての深呼吸である。負荷を掛ける云々の遙か以前の状況である。
リハビリの理学療法士はまず、上記手術の縫合後を見、これではどうにもなりませんの一言。瀬戸口医師から傷口はしっかり付いているものの、今回は生理検査だし、特に右側は無理をしないようにと云われたようである。人は身体の傷口側を庇護う。わたしは右側に大きな疵があるため、左側で庇護っているようである。
理学療法士は左右の足の筋力を確かめて力の差違を確認、きちんと呼吸をすれば一週間でリハビリらしきものは終了する。あとは自宅で気長にやってください。腹筋が元に戻るに三箇月、筋力ケアのための道具や器具は無用、あなたの身体なら基本はできているので呼吸法だけで大丈夫です、と。はなしを聞いて一安心である。