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とりとめなく   一考   

 

 このところ、とんでもないものを食べている。朝飯にホットドッグと牛乳、昼飯に80グラムのミニステーキと30グラムのイモサラダ。ちなみにこれらはすべて禁制品だったが、リンの規制がなくなったので食している。体重が61.5キロまで下がったので、見境なく食べることにした。もっとも、肉は基本的に好きでないので、食は進まない。
 ちなみに、牛乳やホットドッグのウインナは一本食べれば60日間は高リン血症になる、すこぶる具合の悪い食べ物だった。結着剤(リン酸ナトリウム、カリウムなどのリン酸塩)の含有量が多く、とんでもないものと書いた理由である。それでなくとも、牛乳は血液検査の結果と睨めっこでの試飲である。

 退院に際し、栄養士と話し合ったが、かなりいい加減である。腎臓食にヨーグルトはないでしょうとの質問に、毎日ではありませんから。一週間はリンが抜けませんよと応えると、病院側が決めているので、これでは答えにならない。なんのための栄養士かと問い質したくなる。こちらの知識に振り回されてぃたが、いままで逢った栄養士のなかでは若いだけあってよく勉強している。
 移植後も制約を受けるのは塩分、プリン体、尿酸値に関する項目だけだが、カリウムは塩分と密接な関わりを持つので、お構いなしと云うわけにはいかない。
 リンと蛋白も補完関係にあるが、こちらは気を遣わなくてよい。わたしが一番悩まされたのがリンなので、そちらから解放されるのは嬉しい。魚卵を除く魚の摂取が自由になる。退院してからはほぼ毎日魚か寿司を食べている。近隣のスーパーに寿司売り場があって399円と799円の握り寿司盛りあわせが滅法旨い。
 新しい腎臓を頂戴したので、カロリー制限はなくなった。好きに食べれば良いのにと思うのだが、身体がそれを欲しない。免疫が落ちているから生魚はよろしくないと聞かされていたが、栄養士が云うには活きがよければ問題なし、とか。どのような形であれ、寿司が許可されれば、寿司しか食うまいに。
 長年の食事制限が食そのものを細くしたのか、自由化されたからと云って食欲はまったく増進しない。まるで十代の頃の食欲に戻ったようである。そのようなときは間食に励めばよい。せめてドライウェイトは保持しなければ。


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2012年08月03日 04:23に投稿された記事のページです。

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