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鵜    一考

 

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 ユリカモメやカルガモの群れに混じって穢い鳥がいる。体長は六十センチほど、黒褐色乃至真っ黒で図図しく回りを睥睨している。見様によってはダンガリー、ドンゴロス、頭陀袋のようにも見える。最初、この鴉の親分のような鳥はなんだろうなと思っていたが、ペリカンのような大きく尖った嘴に記憶がある、鵜である。カワウかヒメウかは分からないが、鵜であるに違いない。
 それにしても、鵜が一羽で水元公園でなにをしているのかしら。鵜飼いでしか知らなかったが、単独行するものかしら。不忍池にコロニーがあると聞いたことがあるが、浅草から飛んできたのかしら。二日連続で流れの真ん中の杭に止まっている。
 小浜市の鵜の瀬では、天平の昔、白黒の二羽の鵜が岩から飛び出し、留まった樹の跡から甘水が湧き出し、香水が満ち溢れたのが湧水のはじまりという記録が残っている。三次の鵜飼いには一部白い鵜が使われているが、あの鵜は中国四川省雅安市から贈られしもの。
 猫の白いのは気味が悪いが、逆に鳥の黒いのは落ち着かない。水元の鵜も白ければよかったのにと思う。
 写真はユリカモメと戯れる子供。


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2011年12月22日 06:27に投稿された記事のページです。

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