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心臓の負担   一考   

 

 クリニックで心臓のエコー検査があった。透析患者の持病とでもいうべき心臓大動脈弁膜症を調べるためである。要するに心不全の原因たる血液の逆流の有無を調べるわけである。わたしが属する部屋にも五名の弁膜症患者がいて、うち一人は四段階のステップ三である。防ぐ手立てはなにもない。
 二十年三十年と透析を続けている方がいるが、率からいえば数万分の一である。そこまで心臓が持たないのである。それでなくとも、静脈を動脈に代えることで血液の流れが変わり、心臓に負担が掛かっている。
 わたしは先週エコー検査を済ませたばかりだが、心臓だけは定期検査なので端折ったと云う。それが病院の流儀なら仕方がない。火曜日に再度受けなければならない。
 腎移植の専門医によると、移植が成功したときはシャントを元に戻して心臓への負担を軽減するとか。しかし、クリニックの医師によると例え移植に成功してもシャントはそのままにする方が良いと。生着の期間が短く、大方は透析に戻ってくるという。現場の意見と云えるのはクリニック側であろう。他方、たとえ短期間であろうとも、透析から解放されれば旅行も可能になる、その悦びはなににも代えがたいと医師はいう。


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2011年09月11日 14:48に投稿された記事のページです。

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