一週間で1.3キロ、二週間で1.7キロ体重が減った。減量は週に300グラムまでに収めるようにとの注意を受ける。去年の今頃は体温調整機能が痲痺し、一滴の汗もかかなかった。それが今年は全身汗でずぶ濡れである。汗をかけば体臭が戻る、それは嬉しいのだが疲れがひどい。
透析の時に汗をかく。四時間ちょいの透析だが、除水とは別に300グラムほど体重が減る。体重管理が行き届かない理由のひとつである。血液を身体に戻すときの温度は36度だが、試しに35.5度に下げると汗はかかなくなった。ところが、今日は35.5度でも汗が流れる、35.3度にまで下げて少しはましになった。げに怖ろしきは血液である。
わたしの場合、日々の食事量はグラム単位まで厳密に守っている。暴飲暴食の心配がないので、夏のあいだはドライウェイトを無視することにした。基準は前回の除水後の体重なのだが、その除水量も今では自分で決めている。
頻繁に体重を計っていると、一日のうちに二キロぐらいは増減がある。食事量は一キロ以内だが、飲料はそれを超える。ところが汗は二キロを軽く超過している。その差が減量に結びついている。汗の分を食事で補おうとすると体重はさらに狂いはじめる。健康だと腎臓が自動的に処理してくれるのだが。なりゆき任せが一番、おそらく馴れとはこうしたことをいうのであろう。