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民主党   一考   

 

 小沢を政権内部にどうして取り込まないのか、現今の民主党執行部の方針は分からないことだらけである。小沢を除名すれば、小沢支持者の造反で予算案と関連法案はますます不成立になる。反小沢を旗印にした時から菅政権の瓦解ははじまっている。
 55年体制終焉後の日本を代表する政治家として小沢一郎と小泉純一郎を挙げたい。後者の不良債権処理と前者の政権交代を重視したい。共にマスコミではまるで悪者扱いだが、わたしはそうは思わない。逆に菅首相は小沢が敷いたレールの上で胡坐をかいているにすぎない。小沢のいない民主党など、山葵抜きの鮨であって喰えたものでない。
 「現在の体たらくには大変落胆している。こういうことのために支援してきたのではなかった」とは小沢支持を掲げる稲盛和夫氏の弁だが、全選全敗の菅首相は一刻も早く解散総選挙すべき。次回の選挙で民主党は小さくなるだろうが、菅、仙石抜きで一から遣り直すしか二大政党制への手立てはない。何度も書いてきたが、市民運動家は赤軍派と同じで権力闘争に明け暮れる、まつりごとなど掌るは不可能。

追記
 石川知裕議員の裁判がはじまったが、石川氏に限らず関係者全員が無罪になることは火を見るより明らか。裁判が進めば検察調書のでっち上げが明白になるだけである。
 去年の8月31日に書いた「雑音」の意見はなにひとつ変わっていない。


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2011年02月09日 21:05に投稿された記事のページです。

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