北里では医師が自ら穿刺していたのに愕かされたが、現在のクリニックでは穿刺は技師か看護師に限られる。医師は一日に一度回診に来るだけで、問診のみ。従って、医師と親しく会話できないのが少々不満である。血液検査の結果は栄養士と、分担が決まっているようである。レントゲン、心電図、エコーなど、他に定期検査は多いが、結果に異常が見られない限り、説明もなにもない。わたしは異常が出ないので、「どうですか」「なにもありません」それで頷いてお仕舞い。血液検査にしても専ら自己判断で済ませている。
その血液検査だが、一昨日は四十一項目すべてに亙って結果値が許容範囲に収まった。このようなことは始めてである。看護師からもなにも云うことなし、見事なものです、敢えて云えば食がちょっと細いようですが、と云われる。これは尿素窒素が56と低いのを指摘されたまで、60を切れば食欲不振と診断される。診断はともかく、食欲は旺盛である。正月明けが大変だったので、その分もりもり喰っている。前回は50なので、随分と改善されている。たかが血液検査だが、学生時代にテストで満点を取ったような嬉しさである。