あのようなことを書くべきかどうか迷ったのですが、書いてしまうところが元編輯者というところでしょうか。文章というものは肉声が籠められているかどうかが判断の唯一の基準です。巧い下手を云う前に、知識がどうのこうのと云う前に、肉声がどうなっているのか、その一点をクリアすれば、雑誌社からの原稿依頼も舞い込みます。某氏に分かっていただきたかったのはその箇所だけなのです。それ故に啓蒙のつもりで書き込みました。
大兄にはご迷惑をお掛けし、申し訳ございません。それにしても、プルーストは素晴らしい。最晩年に「失われた時を求めて」と出会えたこと、生きていて良かったと喜んでおります。