この一年、スタッドレスタイヤを履きっぱなしだった。スタッドレスの寿命は四年、冬季だけだと減らないので勿体ない。燃費が少々悪くなるのと、雨天の制動がよろしくないのを我慢すれば年中走ることができる。言問橋の西詰めではいつもスリップしている。
さすがに十度を下回るといささか寒く感じる。しかし、わたしの冬服はオートバイ用である。今は車で往復しているので、手持ちの衣服だと厚着になる。薄手のヒートテックが最近流行っているようである。オートバイでは役に立たないが、普段着としては充分な機能をもっている。もう少し寒くなればうんと薄いカーディガンかセーターでも購入しようと思っている。
加藤周一氏が存命中、山崎剛太郎さんの出版記念へコートを着て出掛けた。ホテルでコートを預かりますと云われたが、コートの下は夏物のワイシャツ一枚で困惑させられた。爾来、わたしはコートなるものは着ない。