洗濯用の洗剤がなくなったので買いに行くも、スーパーの駐車場で気分が悪くなり周章てて帰宅。洗剤はおろか、休日用の刺身も飲み物も買い損ねる。キャンプ用に取り置いた洗剤を持ち出して下着を洗う。
深夜風呂に這入る。最初は四十二度に設定していたが、最近は三十九度。意識の喪失を懼れてのことである。以前住んでいたところでは、風呂を沸かすのに五十分、冬は一時間以上費やしていた。現在は十分で沸く。従って、体調の良い折を見計らって入浴できる。それは実にありがたいのだが、風呂に這入るときだけは誰かにいてもらいたい。一人だとまことに心細く思う。心神喪失に対する恐怖心は徐々に大きくなってくる。