天候不順のため北海道行きは延期することにした。九月の連休を利用しようかと思う。九月だと海胆丼は食べられないが、巴丼なら食べられる。そして五月と九月は花が咲く季節である。特にサロマ湖の珊瑚草が美しく色づく。
理由はもうひとつ、いよいよ歩かれなくなってきた。駐車場から赤坂までの帰りはともかく、行きすら休憩を挿まないと無理になってきた。おそらく気温のせいだと思うが、疲れがどんどん深くなってくる。防ぐ手立てがなにもないので困惑している。
食物についてひとこと。澱粉と油以外の食品には欠かさず蛋白、カリウム、ナトリウム、リンが這入ってい、それらを完全に除去するのは不可能である。フルーツの罐詰にしても、生よりは若干カリウムが少ないというだけで、決して安全なわけではない。そのことは逆に云えば、食べていけない食品はない。問題は食事量をいかに減らすかである。
例えば、林檎や梨やメロンにしても、一切れか二切れ、葡萄なら三、四粒なら許容範囲に収まる。そこで問題になるのは一切れ食べた後の林檎の処理である。危険なものを毎日食べるわけにはいかない。結果、破棄する食品が急速に増え続けることになる。戦後の困窮世代に育った身ならば心苦しく思っている。