二十センチほどのいさき(伊佐木・伊佐幾・鶏魚)が売っていた。千葉に倣って伊先とする。腹部が張っていて、魚体は絞まって堅い、実に旨そうないさきだった。半身を刺身で残りは塩焼きにすべく下ろしていただく。値は四百八十円。
それと併せて海鮮丼も購入。三百八十円から千円まで三種類あったが、どうせ一度では食べ切れないので、千円のものを買った。生ウニ、海螺貝、帆立、甘エビ、烏賊、イクラ、蟹、サーモンが乗っかった豪華な丼である。ひとわたり食べたあとはいさきの海鮮丼にするつもり。
焼き魚だが、焼く直前に塩をふる。ふり塩は精製塩や食卓塩は避け、必ず粗塩を使用。火力は強火の遠火。一番大事なことは裏返すのは一度だけである。それさえ守ればまずまずのものが出来上る。
それにしてもリッチな日曜日になりそうである。聞くところによると道東を中心に気温が上がり、北見や帯広など十五箇所で気温35度以上の猛暑日となったらしい。足寄で37.1度、北見で37度、上士幌で36.6度、三十年ぶりの真夏日が続いている。これでは北海道旅行はできない。行く先々で昏睡状態の繰り返し、誰やらさんではないが、この歳で失神旅行でもあるまいに。いとせめて、冷房が効いたわが家での海鮮丼となったわけである。