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角トビ   一考   

 

 東京産角トビが280円で売られていた。例によって拙宅の近隣の魚屋である。伊豆諸島から小笠原諸島、果ては南鳥島までが東京である、東京と云ってもいささか広い、広いなんてものではない。そのどこかは知らないが、とにかく東京産となっている。
 山陰のキャンプ場では馴染みの魚である。小振りだが大体が100円で売られている。今回の角トビは280円、それだけの価値のある大きな体躯だった。
 それにしても、東京で飛び魚と云えば、丸トビであって、それもくさやである。丸トビは不味い、とても刺身で食べられる種類の魚ではない。いつごろから東京で角トビが出回るようになったのか。姿寿司(棒鮨)にすると無性に旨い。飛び魚と云えばこまぶりを想い起こすが、そちらは掲示板1.0で詳しく書いたので繰り返さない。
 三年ほど前、「かさね」から飛び魚の棒鮨を頂戴した。見事な角トビで、あれは美味かった。まぐろ、いか、えび、サーモン、穴子、玉子と云った月並な鮨は食べる気も起こらない。回転寿司などもこのような下世話な魚をメニューに加えるべきである。鰯と秋刀魚は刺身でよく見るが、角トビは一向に見られない。東京人の魚に対するセンスだけはいただけない。


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2010年04月16日 00:00に投稿された記事のページです。

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