磯巾着は唐揚げもしくは味噌汁の具として用いられる。味は牡蠣と似ていてすこぶる美味、成分もほぼ同じだそうである。わたしはその磯巾着の骨を持っている。昔、福井に住んでいたころ、東尋坊の土産店で贖った。
磯巾着の骨とよく似たものがわたしのコレクションに加わった。チュニジアの砂漠の薔薇である。こちらはおっきーさんの海外旅行の土産である。共に無用の長物なので気に入っている。このところ減塩食で悩まされている。それ故、塩(わたしの勘違いで、本当は硫酸カルシウムもしくは硫酸バリウム)をオブジェとして飾るというおっきーさんの逆転の発想は刺激になる。
後の瓶はチュニジア南部ドゥーズのサハラ砂漠の沙、ですぺらのお客さんから頂戴した。フランスの統治時代、第十二外人部隊が駐屯していたところから生じた地名である。前のふたつが砂漠の薔薇。