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国民食   一考   

 

 「低タンパク米」が解答になったかどうか心許無いが、この一箇月のわたしの経験を率直に述べたつもりである。本当は身長と体重も書かねばならないが、このところ急速に体重は変わりつつある。従って、医師からの指示は「身勝手」に書いた通り。
 療養食を一度でも食べた人なら分かるように、間食をしなければ蛋白質、カロリー共に制限内に収まる。仮に療養食でなくとも、療養食並の量であれば収まる筈である。だからこそ、問題になるのは塩分だと思っている。そちらの制限値が守られているかどうか、わたしには自信がない。一日に一食、まったく食卓塩を使わない、非常に不味い食い物を我慢して摂っている理由はその自信のなさにある。ひとが摂取する塩分の六割強は食卓塩、醤油、ソース、ケチャップ、味噌等の調味料由来である。他方、大方の食品には元々ナトリウム、カリウム、マグネシウムが含まれている。うっかりすると、両々相俟って簡単に制限値を超えてしまう。
 わたしは栄養士からの指示に従い、一日の食塩相当量5グラムを極力守ろうとしている。この食塩相当量5グラムはナトリウム1.9グラムである。ナトリウムと食塩相当量との関係は約2.54倍、ただし、実際の食塩含有量は食塩相当量(計算値)よりやや低くなる。
 チャーハンであれ、焼きそばであれ、炒めビーフンであれ、野菜炒めであれ、健常者が食べて旨いと感じる炒めものには一人前1.1から1.3グラムのナトリウムが這入っている。これは食塩相当量にすると2.8から3.3グラムになる。汁物すなわち温うどんやラーメン、汁ビーフンになると値は二、三倍に跳ね上がる。その理由はつゆに含まれる塩分である。前項で書いた某メーカーのバゲットには約4グラムの食塩が含まれている。それにバターが加われば、わたしにとってどうにもならない食品になってしまう。つゆ抜き、バター抜きならまだしも。
 生きていくために必要な食塩相当量は成人で一日1.5グラム、WHOの指針は6グラム以下だが、日本人の平均摂取量は12グラムとされてぃる。ちなみに、昨今のラーメンの濃厚スープだと一杯で12グラムを超える。日本人の寿命を縮めるために支那ソバをラーメンに改竄したとするなら、発案者の心がけは見事というほかない。日本人は長命に過ぎる、ラーメンが国民食といわれるまでに育ったことを慶賀に思う。

 http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/salt.html


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2009年09月01日 15:18に投稿された記事のページです。

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