十九、二十日と多くの方の御見舞いを受けた。芳賀さん、弘子さん、ナオコさんが連れ立っていらした。彼等に云わせると、障害一級だと優先的に都営住宅へ入居できるらしい。この障害一級は前日にひできさん、大浦さんから聞き及んだことなのだが、医師、看護篩からも重ねて聞かされた。他にも医療費、NHKの受信料、タクシー券、高速道路の無料券等々、嬉しいような、情けないような複雑な心持ちである。
大室・まなさんご夫婦、あまねさん、りきさん、多大なご迷惑をお掛けしたひろさんに感謝。そして看護師のみなさんにも、冷すために右足を氷漬けにしているのだが、この両日は話すに忙しくて氷は虚空を冷すのみ。
十九日と二十日はここ浦和でも夏祭り、花櫚、冬青、木犀の木立のそよぎの向こうを神輿が通り過ぎる。南の空に虹が浮かぶ。なにかがはじまってなにかが終わる、わたしの場合はこれからすべてが順次終わってゆく。(20日)