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掲示板と原稿料   一考   

 

 武蔵屋の竹内さん来店。ボトラーズ・ボトルに関する書き込みを一部盗用させていただいたとのご挨拶。何時も書いていることだが、ウェブサイトに著作権は原則存在しない。用に供するのであればいつでも掻っ払っていただきたい。地元はおろか、名古屋の某酒店はですぺらホームページからふんだんに盗作なさっている。思考などというものは糊と鋏の使いようひとつでどうにでもなる。況や書き物なんぞ、その思考の残滓ではないか。盗用であろうがなんであろうが、それでモルト・ウィスキーのファンがひとりでも増えればありがたいことである。
 ところで、掲示板への書き込みに対して原稿料が支払われた。これには私も愕いた。何時ぞや、吉行に関する書き込みが続いた。憤懣の一端を吐露したまでなのだが、担当編輯者の能力を私は買っていた。末尾を削り、二箇所ほど順序を入れ替えると素直なオマージュになるように細工した。それを見抜いた彼女も立派だが、掲載した責任者も技有りとしか云いようがない。
 雑誌というか、活字の場合、多くは匿名で著す。「いくらでも書くが、名前を載せてはいけないよ」が私の口癖である。なぜなら私はプロの書き手ではない。そういうことで専門家面するほど酔狂でなく、人目を惹きたいとも思わない。そして一番大事なことは匿名だと文責は編輯部に在るということである。他方、ウェブサイトには編輯を担当する者がいない。よって掲示板では名前を明記するしかない。文責は名告った名前にしか掛かってこない。名無しの権兵衛では責任の取りようがないのである。つい先頃もちょっとした叱責を受け、注意深く修正を施した。
 いずれにせよ、書けば問題が発生する。トラブルが生じないのは何も書いていないに等しいか、もしくは匿名で逃げているに他ならない。その消息は為事に対するのと同じである。トラブルが生じないのは何も為事をしていないか、もしくは上司がうまく処理しているからに違いない。同じく、この消息は生きることにも通じている。


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2008年08月14日 11:08に投稿された記事のページです。

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