櫻井幡雄さんが今夜も来られるとか、三十数年前の記憶を整理するいい機会である。湯川成一さんのことを書かなければならないので、なおのこと乱れは許されない。櫻井さんのところへはこちらから取材に行かなければと思っていたのである。
昨夜、はじめて明石焼きを造った。三度失敗したが四度目からはうまくできた。取り敢えず、メリケン粉(薄力粉)とじん粉(浮粉)の比率は四分六にした。最終的には五分五分にしなければならない。明石焼きを盛る色板がないので、たこ焼きをやめて五目にした。これが結構旨い、二、三人前なら今日もできる。作り置きができないので常備しない。ヒロユキさんがいる間だけ、事前に予約があれば造る。それにしても、一人前に鶏卵がひとつは必要である。思っていたよりも玉子を使う。
久しぶりにミミガーの薫製を造った。ちょいとピリ辛で、ウィスキーには相応しい。こちらは櫻井さんに味見していただこう。