クレッグホーンについて書いていて思ったのだが、ホームページの記述はおよそ十年前、半数はそれ以前の西明石時代に書かれた。従って、すべてに亘って記述が古い、早いはなしがなんの役にも立たないのである。その間に、蒸留所は閉鎖されては新たに生れ、蒸留所のオーナーは変遷し、多くの食料品店やワイン商がボトラーとなった。なかにはブローカーがボトラーになった例もあって、その逆も現在進行中である。
オーナーの変遷と書いたが、それに伴って夥しい数のディスティラリー・ボトルが誕生した。昨今ではディスティラリー・ボトルしか飲まないような人がいる。それはそれで構わないのだが、ディスティラリー・ボトルを頒していない蒸留所はその人にとって存在しないのかしら。ちょいと不思議な気がする。
先日のヘヴィリー・ピーテッドのように、新たな情報はできるだけ掲示板で触れるようにしている。今だからこそ書くこともあって、いっそホームページを書き直せばよいのだが、その気力は既にない。とても一人で処理できるものではないのである。ただし、店内のカタログだけは最新のものに常に書き換えている。二週間に一度、約三分の一ずつ更新している。要は一箇月半毎にカタログは生まれ変わっている。もっとも、読まれる人はほとんど居ないが。
情報だけならウェブサイトに濫れている。気になる人はそれらを糊と鋏でコラージュすれば済むのであろう。先日の書き込みにプラスカーデンを忘れていた。書き加えるに際し、一部字句の修正を施した。