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水割りとソーダ割り   一考   

 

 今日、突然工事日が決まった。午後一からのガス工事である。雨が降るのにご苦労さんなことである。従って、サントリーのパーティーへは参加できなくなってしまった。担当者の方には迷惑をお掛けする、こちらでお詫び申しあげる。もっとも、七百名の宴会なので、私ごときが行かなくともどうということはあるまい。
 今日のパーティーは山崎の水割りとソーダ割りの試飲会だそうである。水割りは一対一で氷は用いない。ソーダ割りは一対三で、やはり氷は用いないのが理想である。この水割りとソーダ割り(ハイボール)はまったく異なる飲み物である。
 水割りは水で薄めるだけなので、水っぽくなるだけである。間違えても、カスク・ストレングスの水割りはやめていただきたい。ダグラス・レインやジョン・ミルロイのゴールデン・ストレングスは五十度に加水しているが、これは加水後、樽へ戻して後熟させる。後熟なしの水割りはウィスキーと水とが分離したまま飲むことになる。お薦めできない理由である。水っぽくなるのを防ぐために甘口のそれもフルボディのウィスキーが適している。例えば、ストラスアイラやマッカランである。
 ソーダ割りはそれだけで一種のカクテルである。どのようなウィスキーを用いようと甘くなる。よって辛口の腰のあるウィスキーが理想である。ひできさんはタリスカーのソーダ割りを飲まれるが、美味いだろうと思う。私のお薦めはラフロイグの十年である。ラフロイグは十年の加水タイプに限ってひどく不味い。あれを美味く飲むにはソーダ割りが理想である。
 今日、参加したかった理由は実はフードにあった。サントリーが提供するフードはよく選ばれている。前回のメロンのドライフルーツは絶品だった。こちらは後日、勉強させていただく。盛会を祈る。


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2008年04月17日 12:15に投稿された記事のページです。

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