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内部事情   一考   

 

 某書店の名が当掲示板で続くことに対してクレームがついた。一方の趣旨は竹内利美氏への提灯であり柘榴口であって「柘榴口の装飾モティーフが再度花開くのは、売春防止法が施行された昭和三十三年以降の浮世風呂」を書きたかったからに他ならない。また一方は「フィールド・スタディ文庫」のこれまた提灯記事であり、末尾の書物に対する姿勢に論点がある。結果として某書店の名を出したが、それは芳賀さんの意見をちょいと曲げて記載したのである。「曲げて」とは「売られている」を「売れている」としたまでであって、おっきーさんはそれを承知で某書店のオンラインで購入なさった。それは「川の地図辞典」が例え一冊であっても売れたとの実績を残したかったからである。芳賀さんに代わっておっきーさんに感謝申し上げる。
 さて、クレームが内容に関するものなら無視するか反論するかもしくは腹立する。しかしながら、固有名詞の使用にあるのならいつでも削除する。芳賀さんと違い、私には某書店とのあいだに利害関係がなにもない。それでなくとも、大型書店の有りように私は常に反対しつづけてきた。いずれにせよ、今後某書店の名は出すまい。それでご諒解いただきたく思う。

 はなしがこれで終わっては身も蓋もない、そこで一言。
 私の回りには読書家をもって任じる方が多い。従って、本屋への不平不満を屡々耳にする。それが書店への苦言なのか書店員へのそれなのかは定かでない。対象が書店であればなにもいわない、ただ個人であれば問題である。書店の内部事情に精通していれば分かることだが、どこの書店にも書物に詳しいひとはいる。その詳しいひとは内部の仕事に必要なのである。よって、現場はアルバイトで間に合わせる。
 アルバイト相手に四の五の言ってみてもはじまらない。どこそこの書店員は態度が悪いとか本のことを知らないといった違乱はお門違いの落花狼藉。私に言わせれば、新刊書店で本を探すのは客の務めであって、書店員に訊ねるなどもっての他である。それはコンビニやスーパーの店員に料理のレシピを訊くようなものである。そのような身勝手な客は某古書店なら叩き出されるに違いない。新古を問わず、書店にあってはしかるべき人と個人的に親しくなる意外手立てはない。そのためには元手がたんと必要なのである。


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2008年04月12日 13:07に投稿された記事のページです。

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