雑誌の取材がつづく。三月十五日発売の「THE Whisky World vol.15」は赤坂特集で、ですぺらが載る。月末に文春から創刊される「嗜み」では佐々木幹郎さんがですぺらについて書いてくださる。四月八日には無料配布の「metro mini」でですぺらとマッカランが掲載される。ついで、料理通信編集長の君島佐和子さんが「週刊文春」で紹介してくださるらしい。
幹郎さんはですぺらではなく、一考のことを書かれるとか。私ともっとも遠いところに位置するのが嗜みではないだろうか。窘みの方なら馴染みがあるが、嗜みとはとんとご縁がない。もっとも、書くとはひとに託つけて自分を著すことに他ならない。ここはひとつお手並み拝見、想像するだに背筋がぴくりぴくりと痙攣するではないか。他人の目に私がいかように写るのか、もしくはいかような目線が呈出されるのか。鶴首して待つ。