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辞職   一考   

 

 首相の辞職を知って残念に思う、これで日本沈没が遠ざかる。小泉、安倍と続いた戦後レジームからの脱却が意味するものは戦後民主主義教育の否定だったが、それは進歩主義思想の表明ではなく、アンシャン・レジームを懐かしむ情動の表明だった。
 維新以降のアンシャン・レジームの結果が一九四五年のそれであったとすれば、安倍が冀求し体現しようとしたのは消滅への詠嘆であり、ハメルーンの笛吹きそのものだった。ヴィスコンティを持ち出すまでもなく、保守とはそのようなものであり、革命的大衆を拒否してやまないものである。支配階級の圧力に抗して個を守るために自律性を取り戻すのが大衆の責務である筈なのだが、それに夢を抱けない者は小泉や安倍を支持するしか手立てが残されていない。繰り返す、日本沈没が遠ざかって口惜しく思う。是は残念閔子騫。


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2007年09月12日 14:56に投稿された記事のページです。

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