七日以降、サービスの低下を鑑みてテーブルチャージは付けないできた。しかし一箇月の粗利が二万円では私は霞を喰うしかない。モルトウィスキーの値を二割引にしているので、テーブルチャージを復活してもさしたる問題は生じないと思う。
当店はもともとチャージを五百円とお通しを五百円の合わせて千円を頂戴してきた。私がよく行く新宿の店は千五百円から三千五百円をテーブルチャージとして徴収している。ちなみに、もっとも安い千五百円にお通しはつかない。お通しは別料金になっている。それを私は安いと思っている。
バーは喫茶店ではないしコミュニティでもない。あくまで私的にチョイスを愉しむためのものである。子供の偏食ではあるまいに、何々しか飲まないというのは自ら味覚の幅を狭めている。なんでもいいと言うのも困りものである。酒の味が分からないひとに文学のなにが分かるというのか、甚だしく疑問に思っている。(以下略)
明日から前述のテーブルチャージを復活する。残日は寡なく、例外は設けない。ご理解のほど、どうかよろしくお願い致します。