即日、まなさんと松友さんが快諾なされた。ご協力忝なく思います。ここに記して深甚の謝意を表したく思う。
moonさんと話していて西明石で店をはじめた頃を思い起こした。九時起床で十時から昼編の魚を入札しに漁港へ、一時からスーパー巡りで四時から仕込み、六時から深夜二時までが営業で閉店後飲み歩く、五時に帰宅してまた九時に起床の繰り返しであった。旧掲示板にも書いたが食事は朝の海苔弁当のみ、休日を設けなかったのでかなりハードな生活だった。当時付き合っていた女子大生の口癖は「あなたといると死んでしまう」
今回も似た生活になるのではないかと思っている。この五日間食事は朝飯のみ、明石と異なるのは自宅周辺に飲み屋がないことである。従って二、三時間ほどの晩酌となる。久しく忘れていた空腹の開放感に浸っている。喰わないとこれほど酒が美味いものかと感心させられる。ウィスキーの香味が痛いほどよく分かる。書物を読み解く、エンジンの音を読み解く、ウィスキーの香味を読み解く、それら思いの行程はおどろくほど似ている。生活が安定し、こころが平穏になるとなにもかもが読み解かれなくなる。当たり前のことが、いまさらのように痛感させられる。