先日、清水千代市さんの焼き物11点と箸置き9点を1000円で落札した。ヤフオクのタイトルは伏せるが、箸置きの検索で引っ掛かった。この値がどのようなものかはmoonさんならよくご存じである。箸置きひとつですら1000円では買われない。
立杭や備前の現代作家なら現物を見れば作家の特定は可能である。もっとも、最近のわたしは有田焼に凝っているが。
全20点が送られてきたが、その内、深皿の1枚が割れている。よくあることで、別に腹も立たない。例によって「商品、先ほど届きました。迅速な対応、ご丁寧な梱包ありがとうございました。またご縁がありましたらよろしくお願いします」との評価を送付。ただし、連絡掲示板を非公開にして「皿のうち、一枚だけ割れていました。残念です」と送った。
どうもこれがいけなかったようで、「郵便局に連絡確認した所、郵便局さんの方から現物の確認をさせて頂きますとの事でしたので、郵便局より連絡あるかと思います・・・お手数ですが、宜しくお願い致します。配送時の破損であれば、配送事故としての処理になります」との返事があった。
「一枚割れていたというだけのことです。その責任を問うつもりはまったくございません。そのようなことよりも、結構な品物に対する感謝の念を強く持っております。ことを荒立てないよう、どうかよろしくお願い致します」との返事を認めた。
発送事故は何度も経験しているが、大概は梱包に問題がある。梱包がしっかりしておれば、配送時の破損は起きない。例えば、金属の商品と瀬戸物は同梱しない。たつての同梱であれば、箱の中にもう一つの箱を固定し、その中に金属を入れる。陶器を大量に送る場合は新聞紙で1枚ずつを包み、間にプチプチを入れる。今回は2枚の新聞紙で包んだだけ。割れたとしても郵便局の責任ではあるまい。
郵便局から再三の連絡があって、伝票、梱包状態、陶器のすべてを局で確認したいと云う。どうやら郵便局は喧嘩を売られたと解したようである。梱包材料はその日の内に解体し、残っていない。郵便局を説得するのに難儀させられた。