エリミネーター250LXは26年前のオートバイで、キャブ仕様である。オートバイのインジェクション仕様はBMWで懲りた。ガソリンが自重で落ちてゆくタイプが最良、直噴などもっての外である。
まず、キャブレターのオーバーホールだが、内部に白い粉がこびり付いている。おそらく、ガソリンタンク内のコーティング剤でないだろうか。
燃費を良くするために、一回り細く、かつ径の小さなタイヤに履き替える。幅の広いタイヤはこれまた四輪で懲りている。
積載性を高めるために、サイドにはBMWのバッグを、自転車や原ちゃんに付ける買い物かごの大きなものを後方上部にあり合わせのキャリアと共に装着の予定。GIVIのリヤキャリアを持っているが、オートバイは顛倒するものと決まっている。顛倒が分かっていてGIVIを付けるのを蛮勇と云う。当然、ナンバープレートはリヤフェンダーの下へ移動。
14,000回転以上がレッドゾーンだが、16,000まで回るエンジン。だいたい 8,000rpm辺りからトルクバンドに這入るようだが、わたしに使える回転数でない。
12リッタータンク。ライトが小さいので暗いが、その分対向車には優しい。リヤフェンダーが小さいのでリヤから5メートルほど水柱をあげて走る。従って、後続車は車間距離を空けてくれるので安全である。「止まらん、曲がらん、車体が重い。タンク容量が少なさ過ぎ、燃費は最悪。ニーグリップが辛い。車検証以外なにも這入らない小物入れ 」が売りの馬鹿げたバイクである。
悪い意味でワイルド(見掛け)なオートバイ。まったく人気がなく、とにかく中古価格が安価。蚊が鳴くようなホーン、排気音が非常に静かなので近所迷惑を考えなくていい。
頻繁にプラグが被るが、プラグ交換にサイドカバー、シート、タンクを外さねばならない。Fスプロケットを 交換するのにエキマニを外さなければならない。エンジンが掛かっていないとギアが入らず、押しがけできない、そのあたり、頗るカワサキらしいオートバイである。