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入院費用   一考   

 

 「後期高齢者医療限度額適用・標準負担額減額認定証」と云う長ったらしい名前の証書を頂戴してきた。有効期間は4箇月で、入院時の食事1食300円が100円に減額される。この証書の利用は神戸では少ないようである。埼玉では国保同様、有効期間は1年、病院が取得を奨励していた。

 入院で困惑させられるのは費用である。わたしが受けた腎移植にしても、医師の話ではあなたは自立支援医療(更生医療)だから金はかからない、と。そして厚生労働省の概要に腎臓移植術には抗免疫療法を含むと記載されている。
 ところが、厚生労働省の云う抗免疫療法は保険対応の治療に限られるのだが、その旨の記述はどこにもない。リツキサンは悪性リンパ腫や血管炎症候群、ネフローゼ症候群、特発性血小板減少性紫斑病、全身性エリテマトーデス、臓器移植の際の拒絶反応治療、腎炎などこれまで治療が困難だった一部の自己免疫疾患への効果も期待されている。このうち、難治性のネフローゼ症候群が保険対応になったのは2014年9月。拒絶反応治療にあっては、もっとも一般的な治療法でありながら、いまなお保険には対応していない。
 詳しくは特定疾患の医療情報サイトを調べていただきたいが、例えば、非ホジキンリンパ腫にリツキサンを用いる場合、毎週病院に通いながら点滴静注する。1回の治療コースで最大8回投与する。身長170cm、体重60kg、体表面積1.65㎡の男性患者がこの治療を受けた場合にかかる医療費は約30万円。3割負担でも1回約9万円の現金が必要になる。8回投与すれば約72万円の出費になる。
 わたしの場合は保険に対応していないので、1回の投与が21万円、今まで4回打っているので84万円になる。リツキサンに限らず、保険に対応していない薬があまりに多いので困惑している。

 いずれにせよ、日本の健康保険は諸外国と比して手厚い内容になっているが、申請主義である。従って、手続きをしないと恩恵を受けられない、忘れずに活用すること。


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2015年04月08日 14:33に投稿された記事のページです。

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