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肝機能障害   一考   

 

 二十歳からお付き合い願っている詩人Iさんが膀胱癌になった。膀胱癌には表在性膀胱癌と浸潤性膀胱癌の二つのタイプがあって、後者だと命取りになる可能性がある。浸潤性の場合、前立腺、骨盤壁、腹壁のいずれかに浸潤、またはリンパ節転移が屡々見られる根治困難な病である。前立腺癌と膀胱癌はともに泌尿器外科、瀬戸口医師の専門である。

 こちらは身内のはなしだが、尿酸値、LDLコレステロール、中性脂肪の数値がやや高いらしい。医師は肝機能に問題ありと診断しているようである。おそらく、メタボリックドミノになりかけているようである。既に罹っているのかもしれない。メタボリック症候群によって高血圧、肥満、高脂血症(脂質異常症)、高血糖の「死の四重奏」を惹き起こしてしまうことをドミノ倒しに例えて、メタボリックドミノと呼ぶ。
 お腹がポッコリと膨らんだ内臓脂肪型肥満にはじまる。それだけだと大したことはないが、そこに高血糖、高血圧、脂質異常などが加わるととんでもないことになる。取り敢えず、食事療法しかない。刺激の強い食品(カレー、辛子のかけすぎ、ニンニク、ねぎ類の食べすぎ、濃いコーヒーや紅茶、チョコレート、甘味の強いものの食べ過ぎ)。油脂性の強いもの(焼き肉、とんかつ、フライ、天麩羅、鰻、鰤や鮪の腹身などに注意。植物油の野菜炒めなどで、油性を補給)は厳禁。朝食は極力抑え、一日二食が最良。
 以上が守られなければ、やがて病は不可逆となる。自己再生が不可能になった場合には肝移植が待っている。いずれにせよ、外食は止めた方が良いに決まっている。

追記
 わたしが最も懼れているのは糖尿病である。糖尿病は一度なると基本的には治らない病気、末期腎不全まで一瀉にして千里に流れ去る。血液検査で少しでも異常が出た場合は心しなければならない。


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2014年01月28日 05:33に投稿された記事のページです。

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