魚屋へゆくとブリブリブリとの歌が毎日掛かっている。しばらく前までは「お魚天國 」が掛けられていた。
好きだとイワシてサヨリちゃん タイしたもんだよスズキくん
イカした君達見習って 僕もカレイに変身するよ
サンマ ホタテ ニシン キス エビ タコ
マグロ イクラ アマゴ シマアジ
魚 魚 魚 魚を食べると 頭 頭 頭 頭が良くなる
魚 魚 魚 魚を食べると 体 体 体 体にいいのさ
さあさ みんなで魚を食べよう 魚は僕らを 待っている
新しい歌はわたしにはプリプリプリに聞こえる。シシド・カフカが歌うグリコプリッツのCMソングである。彼女はドラマーだけあって、リズム感に闌けている。
そのプリプリプリを聞きながら、今日はカサゴを買った。オコゼやカサゴはわたしの好物である。ただし、ミシマオコゼはリズム感に欠ける。三島女郎衆が醜悪でみだらなところからつけられた名であろう。オコゼとは名ばかり、身に張りも華もなく、コリコリ感はほとんどない。関東の魚屋でよく見かけるが、元来産額も低く、練製品の原料くらいの用途しかなかった。