腎生検で入院。いつもは2回の穿刺で済むのだが、今回は四回、最初の2回は針が曲がってしまった。曲がった理由は腎臓の表皮が硬くなったからである。穿刺針は16Gの極太である。
ちなみに、ネット検索してみると、腎生検の入院期間は平均6日、費用は3割負担で6、7万円ほどである。わたしの場合、今回が三度目の腎生検だが、毎回一泊、費用は前回が28000円、今回が29000円である。
今回はいつものように気分爽快とは行かなかった。術後二日目、要するに昨日は終日痛みが残った。いまだに止血テープを貼ったままである。
腎生検に用いる穿刺針は二重構造になっていて、内側の針は先端付近が1cmほど削って凹んでいる。この針がバネ仕掛けで腎臓に刺さった次の瞬間に外側の針が中の針を包むように進む。凹んだ部分の組織が切り取られて、細紐のようになった腎臓が採取される。穿刺針には1cm間隔で目盛りが描いてあり、エコーで計った腎臓の深さに合わせる。
引っ越し先の新しい病院(病院名は伏せる)では腎生検で動静脈瘻(腎臓のなかにある動脈と静脈がつながってしまうこと)を合併し患者が死亡している。情けない病院である。
針のサイズ 外径 色
14G 2.1mm pale green
15G 1.8mm blue grey
16G 1.6mm white(人工透析用)
17G 1.4mm レッドバイオレット
18G 1.2mm ピンク(輸血用)
19G 1.1mm クリーム
20G 0.9mm 黄
21G 0.8mm 深緑(筋肉内注射)
22G 0.7mm 黒 (採血・静注)
23G 0.6mm deep blue(皮下注射など)
24G 0.55mm medium purple
25G 0.5mm オレンジ(予防接種,麻酔・鎮静)
26G 0.45mm 茶色(ツベルクリンなど)
27G 0.4mm medium grey(皮内用)
28G 0.36mm 青緑
29G 0.33mm 赤
30G 0.3mm 黄 (インスリン用)
透析時の針の太さと血流の限度を考えると、
17Gでは、180ml/mまで
16Gでは、250ml/mまで
15Gでは、350ml/mまで
となっている。要するに、穿刺針は太いほど効率が良い。
http://blog.livedoor.jp/aki684210/archives/cat_50045887.html