新しい腎臓が機能している。クレアチニンは14.04が2.01、尿酸は7.4が6.9になった。腎臓の筋肉の男女差があるので、クレアチニンは2.0が精一杯。
疵はまだまだ痛むが、機能回復によって生活にはさまざまな変化がでてきた。まず、今回の移植まではクーラーを一度も使ったことがなかった。それが今では汗にまみれている。一日、400.乃至500の水分は2000乃至3000にまで跳ね上がっている。
全身の痒みが嘘のように消えた。それら痒みの疵痕が急速に消えつつある。
もっとも変わったのは味覚だろうか。今まで感じなかった種類の香味を覚える。まったく使わなかった塩味だろうか。ちょっと斬新な味わいである。しかし、例え腎臓が新しくなっても、塩分は徹底的に排除しなければならない。それを守らなければ、新しい腎臓が腎不全に罹る。
尿酸値は低いのだが、掌の痛風に悩まされている。念のためにユリノームを処方してもらっている。どうやらこれも免疫抑制剤の悪戯らしい。