金曜日の神戸新聞に明石における玉子焼きと明石焼きについての記事が掲げられていた。意味は同じだが、もともとは玉子焼きである。従って年長者は玉子焼きだが、歳が下がれば下がるほど明石焼きが増えてくる。
先日、男鹿の棒アナゴについて書いたが、この玉子焼きにもたこ焼きと出し巻きの二種の意味があってややこしい。関西の居酒屋における玉子焼きは出し巻きと相場が決まっているので間違うことはないが、大阪の居酒屋ならたこ焼きと玉子焼きは別物である。
ちなみに、明石にも二種の玉子焼きが共存する店があって、註文の仕方が異なる。たこ焼きの玉子焼きは鍋を一枚、二枚と注文する。これは銅板製の玉子焼き器を鍋と云うからである。