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糖尿病と認知症   一考   

 

 先日、隣の患者から焼肉について質問があった。質問と云うよりは肉への信仰告白である。リンが多いので少量を自宅で食べる分には構わないのではと応えたが、焼肉屋でなければと云う。焼肉屋だと摂取量が増えるのと、なによりニンニクがよろしくない。その場合はリンでなくカリウムが問題になる。オッサンは腎不全の患者はニンニクが食べられないことをご存じでない。食事療法の初歩ではないか。韓国料理、中華料理、伊太利料理等々、ほとんどの料理は食べられない。だからこそパスタを食するにせよ、ニンニクと塩分抜きで自炊するしかない。年金生活者なら時間はある、もう少し調べていただきたいものである。

 その患者は糖尿から透析に這入った。糖尿病に罹ると認知症になる率が高くなる。と云うよりも認知症患者は高血圧かつ血糖値はすこぶる高い。糖尿病それ自体が血管性認知症のみならず、アルツハイマー病の危険因子なのである。認知症の予防と治療の方法はまだ研究中だが、高血圧や高血糖値、糖尿病は予防や治療が可能である。それらの治療は脳卒中や心臓発作などの心臓血管疾患と腎臓疾患を予防するだけでなく、認知症の予防にも役立つ。要するに、透析に這入ったひとであっても、認知症に罹るのは防がなければならない。その予防法はやはり食事療法しかない。
 認知症も鬱病同様、病であって自分の心懸けや気持だけではどうにもならない。食事療法の大事を思う。


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2011年07月10日 12:22に投稿された記事のページです。

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