今日は動かれないのでですぺらはお休みです。申し訳ございません。
休業の理由は貧血である。市役所と病院は行ったものの、人目を憚らず何度長椅子で横になったか分からない、それほどに二日間の出血はひどかった。血便は続いているが、多量の出血はなくなった。手脚の表面が剣山で突かれたように痛みと痺れと痒みが交錯する、貧血特有の症状である。血が大量に喪われると皮膚感覚がおかしくなる。毛細血管を血が流れにくくなるところから来る症状らしい。
慢性腎不全で他に出血を伴う持病があると寿命がさらに短くなるそうな。医師は痔は癒さなければという、そして痔以外の直腸ポリープを心配している。しかし、検査だけならともかく、これ以上の病気を抱え込むのは勘弁してほしいと思う。どのみち、死ぬのだから。
緩慢な死を迎えるに際して、病気を意識し過ぎると生への執着が湧く。いまさら恒久的な反抗の夢想を抱くのは嫌だし、百千の繰り言に関する諦観論も嫌である。そのような積極性もしくは当てを抱かずに、前項で述べた「アングルのヴィオロン」のような生を送りたいと思っている。それがわたしの自然体なのである。
身体障害者手帳と重度心身障害者医療費受給者証をもらってきた。手帳のど真ん中には大きく要介護と印されている。聞けば、本人と介護人の双方がJRや市バスなら半額になるそうな。利用する機会はないだろうが、なんとなく得をしたような気分である。
来週の火曜日に検査結果が出る。内服薬に異同がありそうである。腎不全を癒す薬は存在しないので、ことごとくは血液に関する薬ということになる。当たり前といえば当たり前である。