シアナマイドは抗酒剤ですが、どうして必要になったのですか。ですぺらには約一名、シアナマイドが必要と思われる装訂家がいらっしゃいます。劇薬ですよ、あれは要注意です(シアナマイドが劇薬か、装訂家が劇薬か判然としない、このような書き方がわたしの好みなのです)。
食事制限に入ったので日々困惑させられています。蛋白質、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リンは厳禁です。果物は全滅ですが、缶詰のフルーツなら構わない、その理由はカリウムが水に溶けるからです。ちなみに柿ピーは一日十五粒が限界だそうです。熱量は摂らないといけないのですが、栄養にはさまざまな制限が設けられています。早い話がでんぷんと砂糖を喰っていれば、熱量だけは大丈夫なようです。糖尿のひとはその糖分すら駄目で、一体なにを食しているのでしょうね。
でんぷんを米のかたちに成形加工したものがでんぷん米、これは不味いです。透析が続かない理由のひとつに食事療養が上げられます。水は一日にコップ一杯、薬は唾液で嚥下しないといけません。欧米では透析患者の自殺率が高いのですが、日本では病死扱いで、自殺にはカウントされません。数は書きませんが、病気が理由の自殺を含めればわが国の自殺者数は約倍になるそうです。それも自愛のヴァリエーションのひとつかと思いつつ・・・。