携帯電話の番号を取り敢えずマイミクのみなさんに案内した。さっそくムーンさんから連絡があったそうだが、移動中は電話は取られない。そしてディスクグラインダーの使用中はなにも聞こえない。携帯が通じるのはどうやら自宅だけのようである。これでは携える意味がない、困ったものである。
高遠弘美さんもお書きだが、装訂で統一すべきと思っている。理由は書かない、調べていただければ分かる。諸橋によれば、装丁、装幀、装釘では書物にならないのである。装訂にこだわり続けたのは書肆季節社の政田岑生(きしお)さんのみ。湯川成一さんと共に戦後の名伯楽のひとりにして、私が敬愛する編輯三人衆の一人である。編輯者、装訂家、蔵書家、書誌学者がひと続きになっている人をのみ私は信用する。