庭先にまで積み上げられた荷物を前に途方に暮れるばかり、そして暮れているのはわが風采であると認識させられる写真でございます。その質の悪い写真を撮られたおっきーさんの音頭取りで二十三日(土曜日)は十名の夜逃げの予行演習希望者が殺到、感謝の念で一杯です。
本日はですぺら解体の日、トラックに積みきれない荷物を運ぶために戸田と赤坂を三往復致しました。工事は八時から十七時まで休みなく続けられ、ですぺらは完全に消滅致しました。
今週は老体に鞭打っての一週間となりました。入浴の時間はおろか、食事の時間すら取られず、腓返りを一夜に二度も繰り返しました。二十三日の深夜、大室さんと食べた肉饅頭が丸二日ぶりの食事でした。
彼等はいつも笑いを手土産に訪れてくださる。昨夜も「一考さん、そこから先は言わなくていいです」で笑い転げた。どうやら私の駄洒落の構造を読み解かれてしまったようである。同居人もしくは連れ添いにこんなひとはどうだろうかとの私の相談に、まなさんは真顔で「うちの若造くんは譲りませんよ」ここでまた爆笑となる。一家団欒とは縁なき私ゆえ、彼等は余人に代え難い友となっている。
書類上でのですぺら消滅は二十七日の夕刻、それまではまなさんが言う「冷蔵庫に入れきれなかった日本酒を」飲み続けようと思っている。
ですぺらコミュニティでケケさんが短歌を書かれている。こちらこそありがとうございました。