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一考様、梅子様、ビンラディン伊藤様、櫻井様、須永様
先日は楽しい時間をありがとうございました。
いつもいつもの濃い内容のこの掲示板、つい書き込むのに気後れしていました。
初めまして、西明石在のairです。
先日ふとした思いつきで初めて東京・ですぺらを訪れました。
店に踏み入ったとたん懐かしさを覚え、どうも舞い上がっちゃったみたいで。
とにかく楽しいお話で、酔ってるはずなのに酔いを感じませんでした。
濃ゆい内容だったような…(ほとんど覚えてません。やっぱり酔ってましたね)
これからも頻繁とはいきませんが機会をつくってぜひ再訪いたします。
あの歩いて帰れる距離の頃は今から思えばとても贅沢な時間でした。
東京はやっぱ遠いわ。
翌日は都現代美術館へ行き「ARTEDINAMICA:フェラーリとマセラティ 」「ルイス・
バラガン展」と「常設展」で、気がつけば5時間以上いたため結局江戸東京博物館は
行けずじまいになりました。これは次回のお楽しみにしておきます。
「ARTDINAMICA」は実物もさることながらスケッチから図面、模型、オブジェまで
見応えありました。フェラーリの赤の変遷がわかる展示も面白いものでしたが誰も
気づかなかった様子で。
ですぺらとここで手に入れた本は6kg足らずもあってさらに諸々の入ったバッグを肩に
よくまあ徘徊したもんだ。
深川めしも初めて食べましたが、そんなにうまいものかなあ?という感想。生海苔の
みそ汁は美味しかったけれど。
帰りは新幹線でしたが手洗いで切符を落としたのに気づかず車内放送で呼び出される
という恥ずかしいやら情けないおまけが付いてきました。それにしてもなんで飛行機
より新幹線の方が高いの?
初心者さんへ
ですぺらはショット・バーですのでボトル売りはいたしておりません。ご注文がモルト・ウィスキーでしたら、お代は800円からです。ただし、50ccの値段ですので30ccのご注文ですと480円になります。1000円のウィスキーですと600円との計算になります。東京では二番目に安い店と自任しております。ちなみに、ブレンド・ウィスキーは600円からですが、こちらは50cc売りのみです。
ご好意、ありがたふございます。我侭ついでに是非献呈署名入りにして頂ければ、なほ有難ひのですが。ふらんす堂のHPから注文しやうとしたら、貴著だけ消へてます。あのやうな名著を断裁するのは犯罪です。谷川さんとはつい先程まで大阪で合ってゐました。元京都書院の濱田さんがやってる書店兼画廊で草間弥生さんと対談するといふので。彼は京都の家にかへりました。この内容は「美術手帖」に掲載の由。濱田さんは一考さんの荒田町から西明石、西明石から東京への引越し手傳ひをしたんですね。高遠さんと谷川さんは國學院という共通項で、てっきり知合ひだと思ひ込んでました。實は僕も美學校で種村さんの授業をニ年間受けたのです。美學校時代の逸話は僕が書きたかったな。また美味しいワイン探して送りますね。サドだけじゃなくてマルドロオルといふ酒もあるんです。ご存知でしたか。味はお薦め出來ませんが。
奥歯さんが4000万リラ(邦金換算4000円)で買って来られた土耳古土産のラク(YENI RAKI)は一種のフレンチ・パスティスでした。そこで猫ではなく酒のアブサンについて一言。
フランス人医師ピエール・オルディネールが1792年にアブサンのレシピを創り、1797年にペルノ社(現在のペルノ・リカール社)の創業者アンリ・ルイス・ペルノが引き継ぎ、彼はスイスのネウチャテル州クーヴェ村に蒸留所を創立しました。しかし、20世紀初頭に西ヨーロッパでの生産が禁じられ、以降は東ヨーロッパで細々と造られてきました。
穀類主体の原料アルコールにニガヨモギ(アルテミシア・アブシンシューム)を浸しアブサン特有の香味をつけます。次いでペパーミント、クローヴ、シナモン、パセリ、コリアンダー、バジル等、17種類の薬草類を5日から10日ほど浸漬、エキスを十分に抽出させます。さらに香味成分として少量のアニスとミントを加え、味わいをまろやかにするためごく少量の糖分を加えます。
アニス系の強烈な芳香と強いアルコールのハーヴ系リキュールですが、モネ、ドガ、ピカソ、ゴッホ、またはボードレール、ランボー、ヴェルレーヌなどが耽溺した中毒性の高い酒として識られています。ニガヨモギに含まれるツヨン(Thujone)が中毒作用すなわち習慣性を生じさせる元凶です。
1906年にはスイスで、1915年にはフランスでアブサンの生産が全面禁止されましたが、1981年にWHOによってツヨンの規制値が見直され、10PPM以下なら生産可能となりました。そのEC基準に則って86年ぶりにフランスでの製造が再開され、昨年12月中旬にトレーネ(60度)の商品名で日本へも輸入されました。
同時期に輸入された「ABSENTE」表示のフランス産リキュールは、私達が普段口にするペルノやリカールなどフレンチ・パスティス同様、「Substitute of Absinthe」つまり「アブサンの代替品」と呼ばれている商品であってアブサンではありません。味わいは甘く、その名の由来であるアルテミシア・アブシンシュームやツヨンなどは含まれず、アメリカなどのアブサン禁止国へ輸出する目的で特別に造られた商品です。また、アブサンはエメラルド・グリーンと呼ばれる魅惑的な薄い緑色をしています。主原料のニガヨモギ、バニラ、各種スパイス、紅茶類、天然香料等の成分がアルコールに溶け込み、混じりあう行程での発色です。一方、フレンチ・パスティスも水を加えれば半濁しますが、酒そのものは無色透明のものが多いようです。ラクもパスティスの一種ですからアブサンほどの強烈な癖やアクはないのですが、ペルノと比してすこぶる上品な香味に仕上がっています。アブサンにこだわらなければ、素敵なトルコの地酒です。
フランスに次いで、ブルガリアでも2001年末にハプスブルグの名で1792年のオリジナル・レシピによる復刻が販売されました。こちらは加水しても濁りませんのでアブサン・カクテルに向いています。グリーン72.5度(8.3PPM)とレッド85度(8.4PPM)の二種があり、トレーネより美味ですが、やや値が張ります。
それにしても、昭和33年から40年頃にごく少量輸入されていたアブサンはどこの国で密造されていたのですかねえ。ご存じの方がいらっしゃれば教えていただけませんでしょうか。
CAMPAGNOLOさんへ
22日の櫻井さんの就職祝いの日に谷川渥さんがいらしたのですが、私にはお名前と貌とが結びつかず失礼を致しました。吟雪という荻窪駅前にあった行きつけの店で酒を飲み、郡司正勝さんのお宅へ連れ立ってお邪魔したらしいのですが、まったく記憶にないのです。恐らく酔い潰れていたのでしょう。
濱田信義さんから谷川さんのあとを引き継いで講演だか対談だかをしてくれと頼まれたのですが、ですぺらを休むわけにいかず、困っております。ところでウィスキー二百樽は何に使われるのですか。
久世光彦さんが先週の水曜日にですぺらへいらっしゃいました。矢川さんと当店で逢われたのが最後とか。それは二月九日、当店では三度目のレダの会の日でした。レダの会とは野溝七生子さんを偲ぶ会の名称です。「野溝七生子という人」でも触れられていますので詳しくは書きませんが、久世さんは忙しい中、三度とも参加なさっています。
如月さんの掲示板でやっきさんが書き込まれていますが、「BRIO」(光文社)8月号には久世さんの追悼文が掲載されています。
「矢川さんは晩年のアナイスについて、ほとんど語っていない。異様とも言える熱心さで〈アナイス・ニンの少女時代〉に目を凝らすのである。まるで自分の少女時代を解剖するような執拗さと、愛着とをもってアナイスとの同化を企(はか)っているのだ」
言うまでもなく、他人に託けて自らの情念を描くのが表現です。だとすれば、表現者に「他」と「自」もしくは「公」と「私」の区別は御座いません。生きるとは取りも直さず「私」の解体であり、捐棄であり、棄甲でしかないのです。それ故、表現者とは常に傷を負った存在です。その傷の深さ、裂け目の按配に「個」が「個」としての愛着を眷恋を感じるのです。かねてより、久世さんの文章の底辺には〈高等遊民〉や〈少女〉の血脈への憧憬が妖しげな旋律となって刻み込まれています。今回も文章の要の部分に「信用」との信仰告白がさり気なく鏤められています。鬩ぎ合いに終始せず、決して抱いてはならない信頼という名の麗しいディスタンスに囚われてしまった表現者をまた一人識りました。
久世さんがかいま見た希有な出逢い、醸し得た出逢いの絶景、言い換えれば個と虚無との逢瀬。その苦衷と遣る瀬なさに一献捧げたく思います。
チョコチョコのぞきに行く、
ちょっとだけ危ないサイトにこんなコーナーがございます。
よろしかったらごらんください。
http://www.feeverte.net/
素天堂さんへ
緑の妖精とやら覗きに行きました。やっぱり、あのようなサイトがあるんですね。アマゾンともしっかりリンクされていました。ご教示有難う御座います。
ウイスキー樽は何も考えずに買ってしまいました。その前に日本盛が樽酒用に使った四斗樽を四トン車二台分買い、それを転売してイタリアでの書物代としました。そのノリで買ってしまったのですが、ちょっと今回は持て余しています。でも上質のホワイトオークは非常に入手困難なので、なにかと道具や家具など作る折には重宝しています。一度床に敷き詰めようと考えたことがあるのですが、大工に断られました。理由は日本酒の樽は和紙と竹釘でつなぐのに対し、洋樽は太い金釘と笹のような植物の葉で組んであって、鉋をかけられないからです。濱田さんの所の講座に来られたら又会えるのにね。但し生徒は集まらないよ。谷川さんの時も二十人そこそこだったらしい。一考さんはどんな内容にするんでしょうか。僕も今、他で変な講座を頼まれて全六回なんですけど、生徒は八人にしてもらっています。少ない方が場合によっては楽ですが、講演で人が少ないのは寂しいね。谷川さんもですぺらに行ってたんですか。
今、輸入盤のCDがやたらに安いので、クラシックやジャズのCDをついつい買いすぎてしまいます。
たとえば、ショルティのワグナーセット(バイロイトで上演される「指輪」以外の6演目を21枚のセットにしたもの)が約1万7千円、ワグナーの「指輪」ではグスタフ・キューンやギュンター・ノイホルトの新録音でも、フルトヴェングラーのリマスター版でも、十数枚で4千~5千円程度。あるいは吉田秀和さんが数ヶ月前の朝日の音楽時評で触れておられたショスタコヴィッチの交響曲全集が3千円台といったアンバイでは、あに衝動買いせざるをべけんや、です。
そんな中で、ジャズのCDで珍品を発見。(残念ながらこれは廉価版ではない!)
「燃えよドラゴン」や「スパイ大作戦」のテーマ音楽で知られるラロ・シフリンが、昨年、”Return of the Marquis de Sade”というアルバムを吹き込んでいたのですな。 この邦訳タイトルは、やはり「マルキ・ド・サドの逆襲」でなければ、ちょっと洒落っ気不足というものでしょう。 ラロ・シフリンは、35年ぐらい前にヴァーヴから「マルキ・ド・サド」というアルバムを出しておりまして、わたしはその実物は聞いていないのですが、「バロック風の雰囲気をもった楽しいアルバム」として、マニアの間に語り継がれています。 これは、その昔のアルバムにちなんで作られた企画ということになると思いますが、雰囲気はオイゲン・キケロとジャック・ルーシェとMJQと上野耕路をちゃんぽんにしたような感じ。 特筆すべきは、収録曲のタイトルがたいへん洒落ていることで、「リラクシン・アット・シャラントン」(カマリロではないのだな)「恋人の仮面」「カム・マイ・ウェイ」(俺について来い……、か)「ヴェニスの夜」「侯爵御帰還」「ジュスティーヌ」「バッハからブルースへ」「アイネ・クライネ・ジャズ・ミュージック」「マドリガル」の9曲。 あえて難を申すならば、一考さん御推奨のホイスキー同様に口当たりが良すぎることでしょうか。(こう言えば、買う買わないの選択には十分な情報になると思います。)
とりあえず、珍品の御紹介まで
キャンプの件、別荘の持ち主と話ができました。
行き先は、佐久群南相木村というところでした。
別荘までの地図や別荘内の見取り図ももらいました。ご安心下さい。
もよりのインターが、中央高速道の須玉とのことでした。
待ち合わせ場所の変更が必要かと思います。
ちなみに中央高速道の入り口は、高井戸で、最初のSAは[談合坂]のようです。
くわしくは、明日(12日)か来週(15日の週)に一度店の方に伺いますので、確認をさせて下さい。
来る7月27日(土)、29日(月)に「栗田ひづる ひとり語り」をですぺらにて催します。詳細は以下の通りです。
日時 7月27日(土)、29日(月) (28日はお休みですのでお気をつけ下さい)
時刻 18:30開場、19:00開演
朗読 「古傷と太陽」津原泰水 作 (書き下ろし)
「私の居る場所」小池真理子 作 (「水無月の墓」新潮文庫より)
☆津原泰水 トークイベント
料金 ¥2000 (ワンドリンク付)
会場 ですぺら
港区赤坂3-18-10 サンエム赤坂3F
(一ツ木通り中程、1Fは牛丼の吉野屋)
TEL 03-3584-4566
お問い合わせ kurizuru@anet.ne.jp
栗田ひづるさんは、声優を生業とされている、とってもチャーミングな女性です。
津原さんの作品はこの朗読会のために書き下ろしされたもの。
トークイベントは一体どんな内容になるか、まったく分からないのですが、
きっとアツイ夜になることでしょう。(人いきれで冷房が効かないかも)
ですぺらで朗読会は初めてなので、音響の面など心配なこともありますが、
私自身とても楽しみにしているイベントです。
是非いらして下さいまし。
なお、イベントは21時ごろまでの予定で、その後は通常の営業になります。
内山さんへ
中央道の須玉は山梨県、信越道の佐久は長野県、目的地はちょうどその真ん中なのでしょうね。それにしても談合坂SAは最も混雑するところですね。待ち合わせ場所は他のSAを検討しましょう。
ついでに塩尻まで足を延ばせば旨い蕎麦屋がたくさんあります。長野の蕎麦屋は北と西が旨く、軽井沢方面の有名店は軒並み駄目です。ぜひ蕎麦の梯子を致しましょう。
5月と6月はサッカーの影響もあって売り上げは芳しくなく、好ましくない記録を更新致しました。「天の河いと川波は立たねども」の心境を亢進すべく、今月は僅かばかりの新規ボトルを購入致しました。
アイランズからは
【ハイランド・パーク '95(マクギボン)】
プロヴァナンスの一本。5年もの、62.0度のカスク・ストレングス。
【ハイランド・パーク '91(マクギボン)】
プロヴァナンスの一本。10年もの、43度。
【スキャパ '85(イアン・マクロード)】
チーフテンズの一本。バット樽の16年もの、43度。2樽、1626本のリミテッド・エディション。
アイラからは
【カリラ '90(シールダイグ)】
ウィリアム・マックスウェル社のリリースになるカリラ。10年もの、43度。シールダイグとは西ハイランドにある風光明媚な漁村。アルマニャックのボトルを用い、ギフト用として仏蘭西国内で販売されている。当ボトルとは異なる700?の17年ものも頒されている。
【カリラ '94(ヴァンウィー)】
アルティメットの一本。オーク・カスクの7年もの、43度のシングル・カスク。ノン・チル・フィルター、ナチュラル・カラー。アルティメットはオランダの名物ボトラーのヴァンウィー社のコレクション。同社のホームページ(http://www.awa.dk/whisky/windex.htm)はモルト・ウィスキーに関するものとしては最も完備している。
【カリラ '92(ブラッカダー)】
ロウ・カスクの一本。オーク・ホグスヘッドの10年もの、58.6度のカスク・ストレングス。限定328本のシングル・カスク。
スペイサイドからは
【オスロスク '95(マクギボン)】
プロヴァナンスの一本。5年もの、62.3度のカスク・ストレングス。ダグラス・マクギボンのセレクション。無着色にして低温濾過は施されていない。
【グレンロセス '90(マクギボン)】
プロヴァナンスの一本。シェリー・カスクの11年もの、43度。
【ストラスアイラ '90(マクギボン)】
プロヴァナンスの一本。10年もの、43度。
【ストラスアイラ '92(ブラッカダー)】
ロウ・カスクの一本。シェリー・ホグスヘッドの11年もの、61.3度のカスク・ストレングス。限定278本のシングル・カスク。
【ダルユーイン '80(アデルフィ)】
21年もの、56.1度のカスク・ストレングスにしてシングル・カスク。
【バルミニック '90(イアン・マクロード)】
チーフテンズの一本。ホグスヘッドの11年もの、43度。4樽、1800本のリミテッド・エディション。
【バルミニック '90(アデルフィ)】
11年もの、59.7度のカスク・ストレングスにしてシングル・カスク。
【マッカラン '73(マーレイ・マクデヴィッド)】
リフィール・シェリーの26年もの、46度のシングル・カスク。
ハイランドからは
【アバフェルディ '91(マクギボン)】
プロヴァナンスの一本。10年もの、43度。
【クライヌリッシュ '89(アデルフィ)】
12年もの、57.2度のカスク・ストレングスにしてシングル・カスク。他に88年蒸留の11年もの、84年蒸留の16年もの、72年蒸留の28年もの、74年蒸留の27年ものが頒されている。
【ノックドゥー '89(アデルフィ)】
12年もの、56.6度のカスク・ストレングスにしてシングル・カスク。
【ロイヤル・ブラックラ '94(マクギボン)】
プロヴァナンスの一本。5年もの、59.3度のカスク・ストレングス。
ローランドからは
【ローズバンク '92(アデルフィ)】
9年もの、61.8度のカスク・ストレングスにしてシングル・カスク。他に樽違いの61.0度のボトルあり。
以上で御座います。どうかよろしくお願い致します。
蕎麦屋の梯子とは妙案ですね! 明日か明後日には一度伺う予定です。
「ですぺら」にも委託させていただいている拙誌、ロード・ダンセイニ翻訳
紹介誌「PEGANA LOST」が第21回SFファンジン大賞 翻訳・紹介部門賞を授与
されました。
これで何かがすぐに変わるというものではありませんが、短く持ってこつこつ
当てろともいいますし、少しづつでもダンセイニのことが認知されていくのな
らば、これ以上のことはございません。
詳細は幻想的掲示板の方に書きましたので、ご参照いただけますれば幸甚
です。下記「URL」リンクをクリックしてくださいませ。
渡辺一考さんには委託を快く引き受けていただいたばかりか、販路等について
もご尽力いただきたいへん感謝いたしております。また、さまざまのご鞭撻
を賜りましたことにも改めて御礼申し上げます。
本来ならば直接お店に足を運んで、いつもより高いめのお酒を干して祝いたい
ところですが、ちょっと間がないので略儀にて。
過日は久々にすっかり戴いてしまいました。やはり新入荷のものはドキドキします。さても「酔ひ泣きするし 優りたるらし」などとの境地に至ってみたいものですが、当たり前の如く出来よう筈もありません。そんなこんなでも、頂戴してみればマクギボンのロイヤル・ブラックラは若さに満ち溢れつつも、応じた分別を備える心地よい一杯。バルミニックはイアン・マクロードとアデルフィのものを、並べて御相伴すれば一層面白く戴けるかしらん、など感じたりしました。
そういえば、並べて頂戴してみたいものといえば、暫し前に特食シリーズというのがありました。同シリーズには、「ゴジラ印の肉」「ガメラ印の肉」があったそうです。恐らくはこちらに御越しの御先生方諸氏にあられましては「アミルスタン羊印」は無いのか、「ナヌムモ印の調味料×二壜」はどうした、といった厳しい御指摘を賜ったりはしないかと不安ですが、そちらは御遠容赦お願い申し上げたく存じます。
付記:数あるネット上の、とある「SM診断」なるものに挑戦してみました。すると、明確な”癖”がある旨、提示されてしまいましたが、はたしてそうなのかしらん。まぁ「この「診断」はあくまでもお遊びです。」だそうですけれども。
「SM診断」↓
ttp://www.f3.dion.ne.jp/~ykurata/smi/sm1.htm
自己レス御容赦お願い申し上げます。
こちらに御見えの御先生諸氏は、当然、御含み置きと存じますが、暫し御許しお願い申し上げます。
ディープ・リンクすな、との御声があると思しき昨今ですが、さておき。
団藤保晴の「インターネットで読み解く!」 第121回「リンク切れ対策に特効薬があった」
ttp://dandoweb.com/backno/20020718.htm
恐らくは、より洗練された手段があるのでしょうけれども、もしや御参考になりましたら。尚、参考文献中にもありますように、本文中に紹介されているサイトを参照する折は、彼の地との時差を鑑みるのが宜しいようです。
付記:恐らくは多くの方々が関係無いと御推察申し上げますが、残り二週間を切りましたです。御無理をなさらず、体調は万全に。日本の夏は厳しゅうございます。その節は、宜しくお願い申し上げます。今年は夏・冬共三日間開催でございます由。
res.遅くなって申し譯御座いません。御著書、確かに落掌致しました。我侭をお聞き下さり、識語署名入りにして下さった事にも深く感謝致します。永久保存版に致します。お礼は何にしようかと考えても私には著作があるではなし、又VIN等選んでおきます。中眞さんは例によってちょっと誉め殺しの感あり。最近少々体調悪く、昨日は点滴とCT、明後日は精密検査を言い渡されております。貴兄も時節柄御自愛の程。この出会いを作って下さった一考さんにも多謝。
年末にラガヴーリン蒸留所から10年か12年ものカスク・ストレングスが、明年春先に25年ものディスティラーズ・ボトルが頒されるようです。ご存じの通り、現行の16年ものはリフィール・シェリーの樽を熟成に用いていますので、かつての12年もののようなパワフルな味わいが薄れていました。2000年にハート・ブラザーズ社からボトリングされたラガヴーリン(88年蒸留の12年ものカスク・ストレングス)は稀にみる好コンディションでしたが、今回のカスク・ストレングスも期待出来そうです。
同じく年末にカリラのディスティラーズ・ボトルが久しぶりに販売されるようです。オフィシャル・ボトルはユナイテッド・ディスティラーズ社の花と動物シリーズですが、それとは異なります。予定では12年か15年もの43度と55度位のカスク・ストレングスの2種類になりそうです。ラガヴーリン同様楽しみなボトルです。
8月頭にスコッチ・モルト・セールス社の新しいコレクション「ケルティック・クロス」のローハン・ソランが入荷します。ローハン・ソランとはラガヴーリン蒸留所が仕込み用水を取っている川の名、従って中味はラガヴーリン(90年蒸留の12年もの、46度のシングル・カスク)です。スコッチ・インデペンデント・ディスティラーズ社すなわちイアン・マクロード社の樽をスコッチ・モルト・セールス社がリリースしたものです。前回のディスティラリー・コレクションのラガヴーリン(91年蒸留の10年ものカスク・ストレングス)がすこぶる美味なモルト・ウィスキーだったので、早く味見がしたくてじりじり致しております。
ちなみに、同ケルティック・クロスの9月頒布は91年蒸留のカリラです。アイラ党には堪えられない年後半になります。それにしても、13種類ものラガヴーリンを蔵したバーはですぺらの他にはないと思うのですがねえ。
新入荷2の追加
【グレンファークラス '88(メーラー・ベッセ)】
蒸留所のボトリング。リリースは独逸人で仏蘭西ボルドーにてワイン商を営むメーラー・ベッセ社。フレッシュ・シェリー・バットの14年もの、46度。
他に88年蒸留のダーク・オロロソ・シェリーとマンザニラ・シェリー、81年と79年蒸留のポート・パイプ熟成のボトルの計5種が頒されています。一番人気はダーク・オロロソ・シェリーだそうですが、私の意見は異なります。輸入元はノアキャル。
【グレンロセス '87(ベリー・ブロス&ラッド)】
ベリー・ブラザーズ&ラッド社の手になる12年もの、43度。
本品は蒸留所元詰めのグレンロセスの定番。実に多くのヴィンテージが頒されています。72年以降は現在なお入手可能。本品は赤坂店開店以来、8本目です。すべてヴィンテージは異なりますが、やはり人気ものですね。
ですぺらにてケース単位で売れたモルト・ウィスキーは他にタリスカー、ハイランドパーク、アードベッグ、カリラ、ラガヴーリン、ラフロイグ、スプリングバンク、オスロスク、ストラスアイラ、マッカラン、グレンモーレンジの計12種です。
栗田ひづるさんの朗読会に42人もの御参加を頂きました、有難う御座います。
関係者を含め、52人の人いきれで冷房は効かず、噎せ返る一夜でした。ビールが売り切れましたので日曜日に補充、店内を掃除し、冷房をつけっぱなしにしておきました。今宵も盛会になりそうです。開場は18:30、開演は19:00です。
松友さんへ
日曜日、所沢でモルト関係者の寄り合いが御座いました。欠席するわけにもいかないので店の掃除が終わってから参加しました。帰宅は深夜の二時になりましたが、おかげで八月の二日か三日にはちょっと珍しいウィスキーが入りそうです。
帰宅後、ハネホンさんからメールが入っていましたが、貴方から教わったヘプコのリアキャリアは二本サスのR100にしか用いられないとのことでした。ビーマーからは返事がなく、あとダッツさんの返事待ちなのですが、どうやら諦めるしかなさそうですね。ヘプコ以外のメーカー、すなわちクラウザーとGIVIのステーをつけるとサイドケースが使えなくなります。
私が望むリアステーはサイドケースと抵触しないこととGIVIのトップケースのベースを取り付けられることの二点ですが、条件を満たすステーは誂えるしかないようです。いろいろ有難う御座いました。
一考様
まず、キャリアの件ではお役に立てませんで申し訳ございませんでした。特注はサイズを望むままにできるのが大きな利点ですから、ここは一つ妥協せずに行って下さいまし。単品モノであれば現物合わせが確実・簡略と思いますが、図面などが御入用でしたら採寸の上お手伝いさせて戴きます。それにしてもお店さんからの御返事が遠いというのはちょっと寂しい話ではあります。
さて、ウヰスキーは何が入るかドギドキしてしまいます。一考様をして”珍しい”とは、とても楽しみにしております。
では、では。
内山さんへ
20、21の両日は有難う御座いました。三年ぶりのキャンプでしたが、やはりよいものですね。残念ながら、蕎麦は期待はずれでした。アルプスサラダ街道の蕎麦屋は論外としても、「翁」程度の蕎麦なら都内でも食することが出来ます。
日曜日は八ヶ岳のキャンプ場で泊まりました。一人がデイキャンプで400円、泊まりだと800円になります。時間制限はなく、炊事場は一カ所にて屋外灯も一切なく、車は道端に置くという私好みのキャンプ場でした。
このところ薫子はインターネットにかじりついて近隣のキャンプ場を探しています。4日は埼玉か栃木の山奥へ出掛けることになりそうです。真夏は車を利用しますが、涼しくなればバイクツーリングに切り替えます。
それにしても、貴方の友人の手造りの別荘はすごいものです。鉋と鑿のコレクションにも脱帽。どうかよろしくお伝え下さい。
先週の金曜日に白鳥友彦さんと銀座で酒を飲みました。席上、偶然にジャズ・ピアニストのホキ徳田さんとお会いし、四時間ほど語り合いました。67年にヘンリー・ミラーと結婚、五人目の奥さんでした。ヘンリー・ミラーはジョイス、プルーストと共に20世紀を代表する作家です。そのお話を伺いたく、ホキ徳田さんを囲み「ヘンリー・ミラーを語る会」が催せたらと思っています。
パリでのボヘミアン生活を描き「何よりわいせつなのは無気力である」という主張を叩き付けた「北回帰線」と熱烈な恋愛描写で識られる「南回帰線」について語り明かせたら面白いと思います。ホキ徳田さんの弁によるとヘンリー・ミラーが付き合った八人の女性はすべて異国人だったとか。愛による自己の精神的な蘇生を図ったロスト・ジェネレーションに相応しい恋愛だったと推察出来ます。
韓国語に「ワッタガッタ」との言葉が御座います。韓国語と日本語を混ぜ合わせた言葉で「わったりがったり」を縮めたものです。意は「行ったり来たり」、ちなみに酒席における杯の往返、すなわち回し飲みを表現する際にも用います。言い換えれば「往来」「往還」「ゆきかえり」「行きつ戻りつ」となりましょうか。ただし、廻国または商用旅行の意が強く、日本語でいう「徘徊」や「立ち徘徊る」には馴染みません。いずれにせよ、文化の本義とは廻国。互いにゆききすることによって、異なる生活形成の様式と内容が混じり合い、育まれて行きます。
当店での晤語がヘンリー・ミラーの恋愛にも似て、識見、つまり思想や志の交流の場ともなれば、店主としてそれにまさる喜びはないのですが。
松友さんへ
「87式R100RS用リアキャリアはその下部をサイドケースのステーに装着するのか、それともテールカウルに孔を開けて装着するのかを知りたい」との問い合わせにドーケンさんから以下のメールが入りました。
「ドイツのH&B製は、トップケースホルダーはクラブバーをはずした螺子穴を使用し、穴あけ加工等は必要ありませんが、同社製のケース専用の取付ブラケットになります。またサイドケースのステーには結合させません。品番650-605-0101ブラック塗装¥22,200-又は650-605-0102クロムメッキ¥23,900-となりますが、申し訳ございません、現在在庫切らしており、次回入荷は9月末を予定しております。あとAIR代¥5,000-掛かってしまうのですが、航空便で取り寄せも承ります。こちらでしたら2週間ほどでお届けできております」
文中、クラブバーの意味が分かりません。おそらくセンタースタンドをかける時にバイクを引き上げるための持ち手、すなわちテールカウルの上部に装着されているアルミのブリッジ状のものではないかと思うのですが。もしもご存じならお教え下さい。
ちなみに「海外ツーリング情報」の掲示板でヘプコ&ベッカー社のステーはトップ用もサイド用も鉄製パイプ。またトップケースのステーがリアキャリアとして使えるようにデザインされていて、かなりお薦めとか。リアキャリアとしての体を成しているのであれば、そこにGIVIのトップケースの取付ブラケットを乗せることが可能になります。ドイツのホームページにもステーの形状は紹介されておらず、何も判らず注文するのは怖いものですね。
返事が届きましたですか、宜しゅう御座いました。御指摘の通りグラブバー(もしくはグラブレール)は後席乗員が体を安定させる為の「握り棒」を表します。同様にセンタースタンドを掛ける場合にも用います。一考様の車輛ですと、シート後ろに繋がっている樹脂製のカバー(テール・カバーとかシートカバーとか)の左右に付いている「握り」、アルミのブリッジ状の部品が該当すると思われます。この握りは上下で車体に取り付けられているはずですから、キャリアは左右二箇所づつ計四箇所で取り付けるのでしょう。テールカバーに穴あけ加工が要らないのは朗報ですが、これですと後席乗員用の握りは何処へいってしまうのかしらん、ということですね。確かに、新たな部品に同様の握りが付加されていないと、一考様の用途には向かないかもしれませんです。形状の取り回しによっては、握り部分を溶接・ボルト留めする方法もありますが、後加工含め素材は鉄の方が有利です。既に自転車でも御経験の通り、アルミは瞬間的な力が加わった時、及び変形したものを直そうとすると、割れるか若しくは折れ易く、車体からはみ出す部分に用いるのはあまりお勧めできません。アルミのレバーやステップ・ステーが折れ、割れてしまい、走行できなくなるというのはレース場ですら時折聞く話です。
それにしても実物の形状が判らないままの注文というのは、あまり芳しい話ではないように聞こえてしまいます。そういうものなのでしょうかしらん。例えばドイツの単車雑誌「モトラッド」にはバッグなどの広告がショップ含めある程度掲載されていた記憶があります。残念ながら手元には御座いませんので、気軽に見れる場所があれば良いのですけれど。
松友さんへ
貴方からのご返事が先に入っておりました。恐縮です。
「センタースタンドをかける時にバイクを引き上げるための持ち手」が蟹の形には見られないので、クラブバーとはグラブバーの間違いではないかと思います。ドーケンすなわちダッツさんからのメールをコピーペーストしましたので、これは明らかな誤植なのでしょう。
先日、蒲田のハネホンさんでシリンダーキーの修理方法を教わりました。実は私のR100RSは問題児でして、エンジンキーとハンドルロックキーとシートキーがすべて異なります。さらにパニアケースとシティーケースのキーも加わるので、ツーリングの時には多くの鍵を携帯していました。西明石のバイク屋さんがワンキーにチャレンジして下さったのですが見事に失敗。諦めかけていたのですが、簡単に処理できることを教わりました。すべてのキーがワンキーで間に合うようになりそうです。
一考さんのメールをはじめ、いつも面白く拝読してをります。
今日は詰まらぬ話題ふたつ。
暇に飽かせて近所を散歩してゐたら、神社の結婚式場があり、その説明があまりに可笑しかつたので、写してきました。
挙式、披露宴プラン。40名928000円。
さてその内訳は、
1.御儀式(挙式初穂料)
2.お控へ室
3.御披露宴会場費
4.お料理(和洋会場、和洋盛り込みいづれか選択)
5.お飲物(飲み放題)
6.手打ち蕎麦
7.シャンパンタワー・乾杯用(ワイン、冷酒)
8.メモリアルキャンドル
9.卓上キャンドル
10.生デコレーションケーキ
11.カラオケ
12.司会者
13.演出・効果料
14.メインテーブル装花
15.卓上装花
16.花束
17.ご招待状
18.席順表
19.席札
20.芳名帳(二冊)
21.お写真(5ポーズ、アルバム二冊)
22.記念品プレゼント
もうひとつ。
いつか戯れ歌でマラルメのことを茶化しましたが(おお、何たる冒涜!)、けふつれづれにある本を読んでゐたら、ショップといふジャーナリストが、やはりマラルメを「マル・アルメ」=「マラルメ」とかけて論難している文章(1876)にぶつかりました。 アクサン記号は省きますが、Mallarme ne desarme pas.
といふ一文には思はず、嘆声をあげました。お茶らかしのことばさへ、あまが下にあたらしきものなし。新しいものを探してばかりゐるひとたちが滑稽であはれです。いまさら何を求めることがあらうやと言ひたくなることも。
本日、↓URL
http://www.furugosho.com/vertige/nomadologie/index.htm
で、小サイトの新コンテンツ「徘徊録」オープン致しました。
これまで掲示板に書きこんだ書評、劇評等の一部をまとめたコーナーです。
新設したばかりのため、まだ手直ししなければいけない箇所や細かいミスも
いくつかありますが、お暇な折にでもアクセスしていただければ幸いです。
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