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御邪魔ビンラディン伊藤 | マルキ・ド・サドの逆襲?!

今、輸入盤のCDがやたらに安いので、クラシックやジャズのCDをついつい買いすぎてしまいます。
たとえば、ショルティのワグナーセット(バイロイトで上演される「指輪」以外の6演目を21枚のセットにしたもの)が約1万7千円、ワグナーの「指輪」ではグスタフ・キューンやギュンター・ノイホルトの新録音でも、フルトヴェングラーのリマスター版でも、十数枚で4千~5千円程度。あるいは吉田秀和さんが数ヶ月前の朝日の音楽時評で触れておられたショスタコヴィッチの交響曲全集が3千円台といったアンバイでは、あに衝動買いせざるをべけんや、です。
そんな中で、ジャズのCDで珍品を発見。(残念ながらこれは廉価版ではない!)
「燃えよドラゴン」や「スパイ大作戦」のテーマ音楽で知られるラロ・シフリンが、昨年、”Return of the Marquis de Sade”というアルバムを吹き込んでいたのですな。 この邦訳タイトルは、やはり「マルキ・ド・サドの逆襲」でなければ、ちょっと洒落っ気不足というものでしょう。 ラロ・シフリンは、35年ぐらい前にヴァーヴから「マルキ・ド・サド」というアルバムを出しておりまして、わたしはその実物は聞いていないのですが、「バロック風の雰囲気をもった楽しいアルバム」として、マニアの間に語り継がれています。 これは、その昔のアルバムにちなんで作られた企画ということになると思いますが、雰囲気はオイゲン・キケロとジャック・ルーシェとMJQと上野耕路をちゃんぽんにしたような感じ。 特筆すべきは、収録曲のタイトルがたいへん洒落ていることで、「リラクシン・アット・シャラントン」(カマリロではないのだな)「恋人の仮面」「カム・マイ・ウェイ」(俺について来い……、か)「ヴェニスの夜」「侯爵御帰還」「ジュスティーヌ」「バッハからブルースへ」「アイネ・クライネ・ジャズ・ミュージック」「マドリガル」の9曲。 あえて難を申すならば、一考さん御推奨のホイスキー同様に口当たりが良すぎることでしょうか。(こう言えば、買う買わないの選択には十分な情報になると思います。)
とりあえず、珍品の御紹介まで



投稿者: 御邪魔ビンラディン伊藤    日時: 2002年07月11日 02:08 | 固定ページリンク





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