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一考 | ボトラー情報8

 イタリアの新しいボトラー、ハイスピリッツ・コレクション社から「ザ・スコティッシュ・カラーリスト」の第一弾が頒布されました。スコットランドの画家四名によって描かれた風景画をラベルに用いています。絵柄をお見せできないのが残念ですが、蒸留所の絵ではなく、各地方の風景もしくは建物の絵です。新規のボトラーであり、その内容から推し量るに樽の提供はダンカン・テイラー社だと思われます。
 ハイランド・パーク 1966 35年 41.1度
 ブナハーブン 1966 35年 43.2度
 ポート・エレン 1978 22年 60.4度
 ボウモア 1966 35年 43.7度
 ラフロイグ 1989 12年 52.5度
 ストラスアイラ 1967 34年 46.0度
 スプリングバンク 1967 34年 40.9度
 グレン・グラント 1970 31年 55.4度
 バルミニック 1972 30年 50.1度
 クライヌリッシュ 1989 12年 57.2度
 ベン・ネヴィス 1967 35年 49.8度
 ローズバンク 1981 20年 62.3度



投稿者: 一考    日時: 2003年02月16日 16:35 | 固定ページリンク




りき | すいません。

>一考さん、薫子さん
21日の件、仕事の都合で、幹事なのに、
大遅刻になりそうです。
19:30ころ連れをお店のほうに行かせます。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
21時ころにはゆけるかと思います。



投稿者: りき    日時: 2003年02月16日 21:49 | 固定ページリンク




にしした | こういち 国際映画祭 レポート


こんにちは!

第19回モスクワ国際児童青少年映画祭の審査委員長、扇 千恵さんによるレポートが到着しました。第1回目は、最優秀作品をめぐって議論が白熱する審査の様子をお伝えします。

→ 第19回モスクワ国際児童青少年映画祭レポート「鉄の女」と呼ばれた審査委員長
http://web.ffn.ne.jp/~russia-eigasha/arc/fest/child/19th/index.htm

そしてもうひとつ、酔いどれスタッフによる同行記。抱腹絶倒の珍道中や国際映画祭の舞台裏を日記形式で連載中です。

→ ほぼ毎日酔いどれ映画祭日記 
http://web.ffn.ne.jp/~russia-eigasha/yama/child/index.htm

是非、読んでみてください。宜しくお願いいたします。



投稿者: にしした    日時: 2003年02月17日 21:28 | 固定ページリンク




し~ちゃん | 『えろきゅん』本日発売です!


いつもありがとうございます 役者で歌人の川上史津子です
新作『えろきゅん』の宣伝をさせて下さいませ
2/24には「週刊現代」にインタビュー掲載予定です
以下の宣伝文でPR中でございます ご協力下さいませ!

昨年は、処女歌集『恋する肉体 koisuru karada』を
お引き立て頂きありがとうございました。
2002年5月に飛鳥新社より上梓致しましたこの歌集は、おかげさまで
10月に重版がかかり、只今7000部に届く勢いです。
私が確認できたものでは、9月と11月にはインターネット書店アマゾンの
文芸・歌集部門において、1位を何週間かに渡り記録。また、週刊誌、文芸誌等
多数のインタビュー、グラビアでもご紹介頂きました。

さて、川上は此の度、散文に初挑戦致しました。講談社より2/20発売。
タイトルは『えろきゅん』!定価1300円(税別)です。

『えろきゅん』に登場する女子は、皆、必死で恋愛しています。そして、
とりわけ?H?は私も含めた女子にとって最大の問題なのです。
恋をすると、色んなところが?きゅん?となって、嬉しかったり痛かったり……。
でも、恋してないと死んじゃうのだ、女子達(わたしたち)は!
そんな気持ちを込めて、私にとって二冊目となる『えろきゅん』を書きました。
三十一本の短篇小説に、一首づつ、
三十一文字(みそひともじ)の短歌を添えて、
三十一歳の女子(笑)川上史津子が、皆様へお贈りします。

今回、特に女性に読んでもらいたいと願っております。
ご紹介頂けそうな女性誌、女性向のサイト等御座いましたら、
お教え頂ければ幸いです。

ご連絡お待ち申し上げます。宜しくお願い致します。



投稿者: し~ちゃん    日時: 2003年02月20日 01:30 | 固定ページリンク




阿佐ヶ谷 | すみません

用事ができてしまい、本日のモルト会へは参加できそうにありません。
また時間のあるときに伺います。
次回は79年のラガブーリンのペドロヒメネスを是非。



投稿者: 阿佐ヶ谷    日時: 2003年02月22日 18:04 | 固定ページリンク




松友 | 英国ドールハウス展とルネ・ラリック展

僭越ながら此方を御覧戴いている御向きは既に御含み置き願えている事と存じますが。
以下フライアー他より部分抜粋、敬称略御容赦。

○日本初公開"Maple Street"ドールズハウス&ミニチュアミュージアム所蔵
1/12の世界でみる夢 英国ドールハウス展
会期:2003年03月06日(木)~18日(火)
場所:大丸ミュージアム・東京[大丸東京店12階]
時間:会期中無休、入場時間10:00~19:30(20:00閉場)、最終日は16:00まで(16:30閉場)。
料金:入場料(税込み):一般¥800.-、大高生¥600.-、中学生以下無料。尚、前売り並びに団体割引有。
参考:著名なコレクターの所蔵品を受け継ぐヨーロッパ有数のミュージアムの品、約60点を展示する由。
大丸ミュージアムのサイトでもフライアー他詳細が見れます。先頭に半角小文字の"h"を加えて御使用御願い申し上げます。
ttp://www.daimaru.co.jp/museum/existing/tokyo/index.html

○ガラス芸術 アール・デコの華 ルネ・ラリック展
会期:2003年03月27日(木)~04月08日(火)
場所:大丸ミュージアム・東京[大丸東京店12階]
時間:会期中無休、入場時間10:00~19:30(20:00閉場)、最終日は17:00まで(17:30閉場)。
料金:入場料(税込み):一般¥800.-、大高生¥600.-、中学生以下無料。尚、前売り並びに団体割引有。
参考:今回は勿論香水瓶等も含め例えばテーブルセンターや花瓶等やや大型の作品を取り揃え、総数240点余を予定の由、期待大です。

以上、勝手にお知らせでした。

遅まきながら:先の御会では御役に立てませんで大変御無礼申し上げました。要、修行ですm(_ _)m



投稿者: 松友    日時: 2003年03月01日 00:47 | 固定ページリンク




一考 | お手伝い

 ひろさんへ
 主演は大久保鷹さんと種村季弘さんですが、唐さんをはじめ、状況劇場、唐組、新宿梁山泊の役者さんたち20名が集まります。私は酒肴の用意を致さねばならないのでお手伝い頂ければありがたいのですが、いかがなものでしょうか。親しい仲間ばかりなのと久しぶりの参集ですので話がはずむと思われます。
 それとは別の日に、22日がですぺら恒例のモルト会ですから、おそらく3月21日と23日に上映会を催すつもりです。そちらは詳細が決まりしだい掲示板でお知らせ致します。



投稿者: 一考    日時: 2003年03月05日 21:24 | 固定ページリンク




比呂 | お手伝い参上致します

比呂です。

 当日、道具箱片手にお手伝いに参ります。
これでも昔は8mm映写機とフジZC-1000を担いでいた輩にて、
多少は覚えも御座います故、ご迷惑はかけなかろうと存じます。

 委細は今週改めてお伺いをいたしますので、その際に。



投稿者: 比呂    日時: 2003年03月06日 12:50 | 固定ページリンク




一考 | モルト会5

 3月22日の夕6時から9時にかけて第5回目のですぺらモルト会を催します。会費は6000円、メニューは以下のごとし。
 1年分のボトルの取り置きは不可能ですので、2箇月分ずつ紹介させて頂きます。1年間で120の蒸留所のシングル・モルトを味わうことになります。
 年内の開催は毎月第4土曜日、従って次回は4月26日です、どうかよろしく。例によって、ウィスキーの解説はその日にお渡し致します。
 この一年のあいだにインデペンデント・ボトラーがずいぶん増えました。新しい紹介文を拵えています。次回のモルト会でお渡しできればよろしいのですが。

3月
  ポート・エレン('80 ゴードン&マクファイル)
  クラガンモア('90 マクデヴィッド)
  グレンリヴェット('75 マキロップ)
  ストラスアイラ('90 マクギボン)
  ノッカンドオ(12年)※
  グレングラッサ('83 ゴードン&マクファイル)
  ロッホデュー(10年)※
  フェッターケアン('92 マッカーサー)
  ロイヤル・ブラックラ('94 マクギボン)
  セント・マグデラン('81 ゴードン&マクファイル)
4月
  スキャパ('85 イアン・マクロード)
  ブナハーブン('90 マクギボン)
  キャパドニック('74 イアン・マクロード)
  グレンアラヒ('89 ケイデンヘッド)
  グレン・マレイ('89 シグナトリー)
  コンヴァルモア('77 ケイデンヘッド)
  ストラスミル('91 ゴードン&マクファイル)
  テナニャック('82 ゴードン&マクファイル)
  グレンドロナック('88 ケイデンヘッド)
  グレン・モール(15年 ゴードン&マクファイル) 



投稿者: 一考    日時: 2003年03月07日 20:09 | 固定ページリンク




管理人 | サイトの引っ越し


管理人達の会社設立に伴い、新たにドメインを取得しました。
で、会社のサーバーに牛込櫻会館は引っ越しというか、間借りします。
現在移行作業中です。一部不具合があるかもしれませんが、寛恕願います。
掲示板も引っ越しできそうなのですが、もちょっと先にします。

引っ越し先は
http://www.aisasystem.co.jp/~sakurai/



投稿者: 管理人    日時: 2003年03月15日 17:29 | 固定ページリンク




一考 | 窪田般彌さんを偲ぶ会

 新聞紙上に掲載されました「窪田般彌先生を偲ぶ会」の詳細です。
 日時 2003年4月11日金曜日午後5時半より8時半まで
 場所 リーガロイヤルホテル東京 ロイヤルホール
    (新宿区戸塚町1-104-19 TEL03-5285-1121 新目白通りに面し、都電荒川線早稲田からすぐ)
 会費 1万円
 3月末日までに出席の連絡が必要です。連絡先は以下のごとし。

 窪田般彌先生を偲ぶ会
 新宿区戸山1-24-1早稲田大学文学部内 小林茂研究室 郵便番号126-8644
 



投稿者: 一考    日時: 2003年03月18日 20:56 | 固定ページリンク




一考 | プロジェクター

 松友さんへ
 ご返事遅くなり恐縮です。日曜日にバイクの電装と格闘致しました。デンソーのイリジウム・プラグとプラグコードを換装、バッテリーからプラグまでの接点をチェック、なんとかエンジンの始動に成功したものの因果関係は分からず仕舞い、BMWの電装ラインは細く、繁くトラブルが起きるのですが、私の能力ではどうにもなりません。いずれにせよ、久しぶりにバイクに跨れたのが嬉しく、最近みつけた外環沿いの高速コーナーを存分に楽しみました。

 プロジェクターの件ですが、シャープの XV-P3は94年式です。画素数は問題ないのですが、500ルクスは少し暗いように思われます。avacの秋葉原店でもみつけたのですが二の足を踏んでおります。古い型式ですので、ランプの使用時間が分からないのです。大久保鷹、種村季弘さん主演、佐伯直寛さん監督の「KINTOKI」の上映会を今月の21、23日に予定していたのですが、延期することに致しました。プロジェクターとスクリーンは気長に探すしかなさそうです。9日の日曜日にひろさんにお手伝い頂き、CASTとSTAFF20名対象の非公開試写会を催しました。種村さんが興奮なさっておられたのが愉快でした。
 このところ、加藤郁乎、宇野邦一、四谷シモンさんのバトル、また、久世光彦、白鳥友彦、須永朝彦、石井満隆、川上史津子さんが同席なさるなど、とんだハプニングが何度か御座いましたが、67年に銀座のガスホールで踊られた石井さんの「オジュネ抄」のテープが残されているのを知りました。土方さんのテープと共に、上映会を催さねばと思っております。



投稿者: 一考    日時: 2003年03月18日 20:58 | 固定ページリンク




一考 | 中谷忠雄写真展

 中谷忠雄写真展が3月18日から29日までスパンアートギャラリー(中央区銀座2-2-18 西欧ビル1F 03-5524-3060)で催されています。中谷さんの写真集「土方巽の舞踏世界」の出版記念を兼ねての催しです。同書には種村季弘さんが「死の劇場」と題する序文を著されています。会場で同書を購入されんことを願います。



投稿者: 一考    日時: 2003年03月18日 20:59 | 固定ページリンク




一考 | ボトル紹介16

 ジャパン・インポート・システムがゴードン&マクファイル社とタイアップ。二年ぶりに「スピリッツ・オブ・スコットランド」の一本としてアードベッグが頒布されました。
 カスク番号2011,'91/03,52.6度,リフィール・シェリー・ホグスヘッド,318本
 なお、同様のボトルはウイックからも入荷しています。そちらの詳細は以下のごとし。
 アードベッグ'91,'91/02,11年,55.6度(GM)スピリッツ・オブ・スコットランド
 アードベッグ'90,'90/02,56.4度(GM)スピリッツ・オブ・スコットランド
 アードベッグ'90,'90/01,11年,58.4度(GM)スピリッツ・オブ・スコットランド
 すべてのボトルがノーチルフィルター、ノーカラーリングです。ゴードン&マクファイル社の隠し球とでも称すべき逸品揃いです。人気商品ゆえインポーターに在庫はなく、見掛けたときは買い。

 ブラックアダー社の「スモーキング・アイラ」が入荷しました。それを機会にアイラ・モルトをメインに用いたヴァテッド・モルトと中味不詳のシングル・モルトを紹介致します。
 【スモーキング・アイラ '92(ブラックアダー)】
 10年もの、55.0度のヴァテッド・モルト。
 ラベルにはザ・ピュア・スピリット・オブ・レジェンドと表記されています。ラフロイグがメインのヴァテッド・モルトですが、相方にはおそらくカリラが用いられていると思われます。ピーティーかつスモーキーな味わいが売り。
 【ハウスモルト・アイラ '93(ウィルソン&モーガン)】
 8年もの、43度のシングル・モルト。
 本品はシングル・モルト。中味はラフロイグもしくはカリラと言われますが、店主の見立てはラフロイグ。
 キャラクターはメディシナルにしてスモーキー。ヴィンテージ・モルト社のフィンラガンやクーパーズ・チョイス社のアイリークとよく似たモルト・ウィスキーですが、若干の雑味があります。
 【エルーセラ(コンパス・ボックス)】
 46度。
 カリラとクライヌリッシュ、それぞれの個性を生かした究極のヴァテッド・ウィスキーです。
 【フィンラガン(ヴィンテージ・モルト)】
 40度。
 ボウモアとカリラの間の高地に在った伝説の砦がブランドの由来。ヴィンテージ・モルト社のリリースにして、他に10年ものカスク・ストレングス、12年もの40度、43度、60度のカスク・ストレングス、15年もの43度などがあります。
 ラベルにはアイラ・シングル・モルトと記載されています。中味は昔はカリラだったのですが、現在は判然としません。しかし、アイラ・モルトの特徴である潮や海藻の香りをしっかり具えています。
 【アイリーク '89(ハイランズ&アイランズ)】
 マン・フロム・アイラとのサブ・タイトルを持ち、通称はイラック。
 ハイランズ&アイランズ・スコッチ・ウィスキー・カンパニーのボトルにして、元々はドイツ向けの商品。当初はラガヴーリンを詰めていましたが、ラベルに描かれた蒸留所の絵柄から推し量るに、現在は40度のラフロイグと思われます。しかし、ブリニーなピート香にラガヴーリンのおもかげが色濃く、なお疑問は残ります。横須賀功光さんの愛飲するモルト・ウィスキーでした。



投稿者: 一考    日時: 2003年03月19日 00:18 | 固定ページリンク




一考 | ボトル紹介17

 マーレイーマクデヴィッド社から新しいコレクション「ミッション」が頒布されました。

 ハイランドパーク'79,23年,46度,アメリカン・オーク
 グレン・リヴェット'74,28年,46度,アメリカン・オーク
 クライヌリッシュ'72,29年,46度,リフィール・オーク
 ロイヤル・ブラックラ'75,27年,46度,リフィール・シェリー
 ダラス・ドゥー'79,23年,46度,アメリカン・オーク
 ラガヴーリン'79,23年,46度,アメリカン・オーク,600本

 以上の6種です。他にベリーブラーザーズ&ラッド社より久々のボトルが頒布されました。アイラ島のカリラとBBR初のデメララ・ラム(ヴェルサイユ)の二点です。ボトラーズもののラムで、はずれが無いことは皆様すでにご承知の通りです。

 カリラ'83,19年,46度
 ヴェルサイユ デメララ ラム'85,46度

 ですぺらのバックバーに新規6点のボトルが入荷致しました。他に7点が入荷しましたが、そちらはすべてモルト会のためのボトルです。あしからず。

 【ブナハーブン '90(ダグラス・マクギボン)】
 プロヴァナンスの一本。10年もの、43度。
 【クレイゲラヒ '89(ダグラス・レイン)】
 オールド・モルト・カスクの一本。12年もの、50.0度のプリファード・ストレングス。360本のシングル・カスク。
 【トーモア '90(ダグラス・マクギボン)】
 プロヴァナンスの一本。10年もの、43度。
 【グレン・ギリー '82(ダグラス・レイン)】
 オールド・モルト・カスクの一本。19年もの、50.0度のプリファード・ストレングス。288本のシングル・カスク。
 【グレンロッキー '75(ダグラス・レイン)】
 オールド・モルト・カスクの一本。26年もの、50.0度のプリファード・ストレングス。258本のシングル・カスク。
 【ダルモア '88(ダグラス・マクギボン)】
 プロヴァナンスの一本。11年もの、43度。



投稿者: 一考    日時: 2003年03月19日 00:20 | 固定ページリンク




一考 | もっとからだで恋を

 川上史津子さんの小説集「えろきゅん」が講談社から上梓されました。
 川上さんは舞台に立とうが、歌を書こうが、小説を著そうが、常にどこかに本音をちりばめています。ちりばめているというのは不正確かもしれません。なぜならそれは意図してちりばめられたのではないからです。

 歌集「恋する肉体 koisuru karada」飛鳥新社を上梓、直球勝負で性を詠い幅広い世代の支持を得る。自称「日本一のエロ短歌女優」

 と今回の本に記載されていますが、それはそうでしょう。貴女に癖玉は無理ですよ。だって、貴女はかくありたい、かくあらねばならないというようなディレッタンティズムやダンディズムを持ち合わせていないのだもの。構うべきなりふりがなく、のっけから解放されているのですよ、固定観念から。だからこその直球勝負なのです。知識という鎧を持たず、自らの精神に定型を、また自らの肉体に定形を持たず、とのスタンスを崩してしまえば役者はつとまりません。望まれるところの者になりおおせるのが役者の唯一のつとめなのですから。
 貴女には輝きがあります。根が純で、貴女の日々のすべてが旬なのです。既存のカタログに収まりきらない新しい文学を拵えていただければと願います。それがいかに珍妙なものであれ、不真面目なものであれ、よろしいではありませんか。そんなところからしか、明日へのステップは生まれないのですから。
 この歳になるまで、なにかありそうで何もないものばかり見せ付けられてきたような気がします。鬱屈した心情や佶屈な文章などはわたしたちの世代で終わらせるべきなのです。「浦の苫屋は朽ちやしぬらむ」の心意気が必要です。「エロティックで甘くて苦い三十一文字と恋物語」大結構、ついでにそこに「かろみ」もお忘れなく。
 みなさま、一考推薦の「えろきゅん」をお買いあそばせ。



投稿者: 一考    日時: 2003年03月19日 20:04 | 固定ページリンク




一考 | 佐々木幹郎さんとスランジバー

 詩人の佐々木幹郎さんが来店。佐々木さんは高橋睦郎さんと共にアイルランドとスコットランドへ旅行なさっているので、ウィスキーに詳しいとはお聴きしていましたが、さすが飲んべえ、よくご存じでした。シグナトリーのカリラ、プライヴェート・コレクションのカリラ、クーリーのロックス、ロイヤル・ロッホナガー12年、ノックドゥー21年、ハート・ブラザーズのラガヴーリン、最後にローハン・ソランと飲み継いで「ノーブル」を連発なさっていました。
 佐々木さんと話していて、アイリッシュ・ウィスキーとスコッチ・ウィスキーの違いが日本人には知られていない、どうも誤解があるのではないかということになりました。そこで一言。
 アメリカの禁酒法時代、アイルランドとスコットランドのキャンベルタウンではウィスキーが粗製濫造されました。それに懲りて禁酒法解禁後、アイルランドとキャンベルタウンのウィスキーはそっぽを向かれ、ほとんどの蒸留所が閉鎖もしくは倒産しました。四十以上あったキャンベルタウンの蒸留所で生き残ったのはスプリングバンクとグレンスコシアの二社。アイルランドに至ってはイギリス領北アイルランドのブッシュミルズと南部コーク州のミドルトンの二つの蒸留所のみになり、共にアイリッシュ・ディスティラ-ズ社の所有となりました。かてて加えて同社はフランスのペルノ・リカール社に買収され、アイルランド人によるアイルランド人のための蒸留所は壊滅したのです。ジョン・ジェムソン、ブッシュミルズ、ブラック・ブッシュ、パワーズ、パディー、タラモア・デュー、ダンフィーズなど、アイリッシュ・ブレンデッドに用いられるモルトはすべてその二つの蒸留所で醸されているのです。
 アイルランドでもっとも売れているタラモア・デューとジェムソンは業界に先駆けて1974年にコーン・ウィスキーをブレンド、「ノース・アメリカン・ブレンド」と称する軽くて滑らかなライト・ウィスキーを開発。大麦麦芽のみを原料とするスコッチとは異なり、カナディアンやジャパニーズ・ウィスキーと同じ穀物(雑穀)ウィスキーとして人気を博しました。アイリッシュがスコッチと異なる点は、ピートをまったく炊き込まず、原材料を大麦麦芽(モルト)に限らず、大麦、ライ麦、小麦、とうもろこしなども用いるところなのです。
 下って1987年、アイルランド共和国と北アイルランドの境界線に近く、ダンダルクのリヴァースタウンに独立系のクーリー蒸留所が創設されました。クーリーは伝統的な製法を踏襲、麦芽にピートを炊き込み、二回蒸留を施します。手法としてはほとんどスコッチと同じで、自己主張を持つモルトをつくりはじめました。1994年発売のブレンデッド・ウィスキー「ミラーズ・スペシャル・リザーヴ」の他、カネマラ、ティルコネル、ロックスなどのシングル・モルトを陸続とボトリング、2000年には樽出しのシングル・カスク「リムラック」を発売するに至ったのです。愛飲家が求める伝統的なアイリッシュ・ウィスキーは70年代半ばまでにボトリングされたものに限られ、いずれもが高値で取引されています。従って、アイリッシュ・ウィスキーの浮沈はクーリー蒸留所のこれからの活躍にすべてがかけられているのです。「スランジバー」と叫びたくなるようなアイリッシュ・ウィスキーの誕生に立ち会う日が近くやってきます。佐々木さんと私はそれを待ち望んでいるのです。 



投稿者: 一考    日時: 2003年03月20日 00:32 | 固定ページリンク




一考 | 縮緬山椒

 以前に紹介したのですがアンコールの要請あり、ちりめんざんしょの作り方をもう一度説明させていただきます。
 ちりめんは卸で2500円/?が適当です。まず、ちりめんをやや多めの油で十分に炒めます。次いで、同量の水と酒を浸るまで加え、灰汁を取ります。7~8分ほどで笊に取り、煮汁を切ります。煮汁を切ることでちりめんの塩抜きにもなります。そこへ同量の濃口醤油と砂糖を加えて煮詰めます。濃口醤油と砂糖の量はちりめんの量に比例しますので申しにくいのですが、10分ほど煮詰めてなくなるぐらいの量を目安にしてください。最後に有馬山椒を加えて出来上がり。
 じゃこ飯を主とするなら甘めに、酒の肴を主とするなら砂糖を減らして醤油を増やし、やや辛目に仕上げるのがコツと申せましょうか。
 「有馬山椒」は東京ですと「なり駒」のものが美味です。デパートになければ、ですぺらの一階の食料品店で神戸の「漬善」のものが売っています。180グラムの瓶入りで1450円ですが、一回に作るちりめんが400グラムなら、二回分に相当します。
 冷蔵庫ですと半年は大丈夫なので、突然の客人に重宝致します。家で京都の割烹の味を愉しんで下さい。ちなみに、同割の濃口醤油と砂糖に大量の糸鰹を加えますと、ちりめんに限らず、いかなる佃煮にも対応可能です、試して下さい。
 先日、須永朝彦さんに試食していただいたのですが、銀座のデパートで売っている京都のものよりもはるかに美味とのこと。また、出来合いのちりめんざんしょは値が高いのが難点です。お新香と佃煮は家で作るのが一番です。



投稿者: 一考    日時: 2003年03月20日 00:34 | 固定ページリンク




一考 | (無題)

 「アンコールの要請あり」をはじめ、毎度のことながらひどい悪文で恐縮です。内容には関係ないのでこのままにします。
 二日酔いですが、いまからウォーター・ポンプと燃料ポンプのチェックです。古い車はメンテナンスが大変です。



投稿者: 一考    日時: 2003年03月21日 14:56 | 固定ページリンク




山崎利彦 | 御馳走様でした

毎度の事になりましたが、モルトの会、楽しみにしていながら遅刻・欠席ばかりで申し訳御座居ません。昨夜は楽しまさせて頂きました。
ああ、でも下記の「縮緬山椒」、事前に知っておりましたら是非にも食したかったです。今度、それ目当てにイカせて頂きます。



投稿者: 山崎利彦    日時: 2003年03月23日 03:04 | 固定ページリンク




松友 | 「えろきゅん」な検索

 さても内燃機の調子が芳しくないようで御愁傷様で御座います。残念ながら拙メは未熟者にて全くお役に立てそうにありません。加えてプロジェクターに関しても御無礼を申し上げました。なかなか一考様の御目に叶う品を見つける事が出来ず恥じ入るばかりで御座います。
 それはそうとしてなのでございますが話替わりまして。

 ありゃま、と。
 ふとググルな検索をしましたら、「えろきゅん」がS○KAI―SHIの図書館に入荷している旨が出るでは御座いませんせんか。素人考えでは、これは読者層拡大を期待できる状態かと御推察申し上げますが、翻ってかような事象が結果として新刊書の衰退の一因とも喧伝される昨今、部数縮小の要因ととってしまわれかねないのがちょっと淋しいような、見解の別れる部分かとは存じます。
 拙メの地元の如き田舎には入っていないですもん、かような世情にては申し上げるまでも無く理解者の増えようはやや困難に感じますし、それとも応援者一人一人がエヴァンジェリストにでもならないといけないのでしょうかしらんとか、これも自負している旨の御方には結果的に難しい宿題かもしれないのではとか想像してみたりしまして、如何申し上げましたもので御座いましょうか。
 そういえば昨今の気候は"♯65・酔っ払いブギ(@うる星らつら・TVシリーズ)"では御座いませんが、一部の向きにはやや厳しいものあるようにお見受け申し上げます。とはいえ、せかっくの地球のエージェントさんの頁には追加しておいた方が宜しいのではないのかな~とか、多分アスキーアートの”しーちゃん”も心配しているのではと、(*゜ー゜):他類似多数。皆、梅モノで酩酊しているこの時期ですもの。

 さても拙メ小劇場に足を運ぼうかしらんと感じている昨今、やや筋が異なるかもしれませんが近々に「幻想演劇 永久アリス」なる集団の作に拝謁に上がろうかと存じております。あるいはバーチャル・アイドルのハリウッド的解釈「シモーヌ」が一日も早く観たいのでした。とはいうものの最近は「弟切草」「呪怨」の主演女優さんも引力大だったりして(爆、特に「戦国自衛隊」の○○○姿の薬師丸ひろ子さんに萌えた(いや、拙メは違うっっ)向きは「弟切草」は激御奨めやもしれず梅な酩酊にて意味不明いやさ本当に申し訳なく(大爆
 ~そうじゃなくて久里洋二、柳原良平、真鍋博のアニメーションを大画面で見れてちょっと嬉しい松友でした。



投稿者: 松友    日時: 2003年03月25日 02:20 | 固定ページリンク




二階堂奥歯 | 薫子さんに質問です

こんにちは。お久しぶりです。
薫子さんのメールアドレスって何でしか?
mac.comと一緒に変わったようなきがするのですが。
教えてください。



投稿者: 二階堂奥歯    日時: 2003年03月28日 19:22 | 固定ページリンク




薫子 | 奥歯さま

mac.comの方は有料になったのでやめてしまいました。
ヤフーでアドレスを取ったのですが、約一名の友人にしか
連絡していないという状態です。マメにメールを出したり
電話をしたりしないもので、すみません。
メールにてお知らせいたします。



投稿者: 薫子    日時: 2003年03月30日 04:36 | 固定ページリンク




阿佐ヶ谷 | ご無沙汰しております

阿佐ヶ谷です。ご無沙汰しております。 先日、富士醗酵の二級のウイスキー(一升瓶)を入手しました。 宜しければ今度お持ちしますのでお味見でも。



投稿者: 阿佐ヶ谷    日時: 2003年03月31日 14:40 | 固定ページリンク




高遠弘美 | 謹んでご報告いたします

ご無沙汰してをります。私事にわたるといへばさうなのですが、ご報告ひとつ。
足かけ五年かかつてゐた『珍説愚説辞典』の翻訳がさきほど終はりました。
この三月のちやうど後半、一日も休まず、外にも行かず、ひたすら机にむかつて終はつた次第です。途中からはLight Way Textで作業を進めてをりましたが、全部で一行42字で、32901行です。もっともこれは上げ底と申しますか、項目の間の空白行まで全部入れてゐますので、実際にはさうはありません。
版元の國書刊行會のI編集長にはほんたうにご迷惑をかけました。Iさんが伴走してくださらなかつたらとても仕上げることはできませんでした。心より御礼申し上げます。
とともに、この翻訳の完成を待ち望んでゐてくださつた方に謹んでお詫びとご報告を申し上げます。元國書のKさん、Sさん、お待たせしました。やつとできました。
最後、一気呵成にできたのには(どれくらゐしたかは、ここでは申しません)、もちろんIさんの心強いご支援があつたためですが、同時に「新潮45」に『珍説愚説辞典』のことを書かせてくださつた新潮社のWさん(たぶん五月発売号には載るのではと思ひます)、Wさんをご紹介くださつた学研のM編集長、Mさんとともにいつも激励してくださる一考さんと薫子さん、次の翻訳その他の仕事を辛抱強く待つてゐてくださつたS社のUさん、S社のIさん、S社のTさん、H社のKさんはじめ編集部の皆さまに対しても、心より御礼申し上げます。
また、今より10年以上前でせうか、『珍説愚説辞典』について「この翻訳が待たれる」と書いていらしたと、Iさんよりうかがつたお邪魔ビンラディンさんには、その炯眼に敬意を表しつつ、謹んでご報告いたします。じつに面白いしごとでした。時間は意想外にかかつてしまひましたけれども。
最後に、この仕事のために随分義理も缺きました。フランスはヴァランシエンヌにゐるS君、そのうちゆつくりメールを書きます。
それではけふはひさしぶりに休むことにして、この筆もここにてとどめます。



投稿者: 高遠弘美    日時: 2003年03月31日 16:15 | 固定ページリンク




二階堂奥歯 | まちかねておりました!

高遠様

『珍説愚説辞典』、ついに、ついに翻訳が終わったのですね。
年代も言語もまちまちの原文を翻訳するのは大変なお仕事だったことと存じます。
一刻もはやく手に入れ、そしてゆっくりと味わいながら読ませていただきたい本です。
お疲れさまでした。そしてありがとうございました。



投稿者: 二階堂奥歯    日時: 2003年03月31日 21:28 | 固定ページリンク




無名子 | 気の効いた台詞もなく

 ルールは存じていますが、今回はあえて匿名で書かせていただきます。奥歯さんの、すぐ下の書き込みを読んで、ほっとして、少し腹も立った、たくさんの人間のひとりとして。
 ほっとした理由は言うまでもなく、その書物を手にして読むまでの間は、生きる意志があると分かったからです。
 面識がないに等しい私などが、親しい方々を差し置いて、ごく私的なことに口を出すのはどうかと思います。が、日記を公開されているのだから、これもありでしょう。
 あまり心配させないでほしい。とにかく、生きてください。



投稿者: 無名子    日時: 2003年04月01日 01:55 | 固定ページリンク




一考 | 次回もよろしく

 山崎さんへ
 主治医のご登場に恐縮致しております。次回のモルト会は4月26日、先生のご都合がつくようだと嬉しいのですが。ところで、大学の方へ戻られるとか。当掲示板のSiestaさんはもっかモロッコへ出かけておりますが、先生の母校の生徒です。ご贔屓下さればありがたく思います。
 縮緬山椒は好いちりめんが手に入ればお届けします。気長にお待ち下さい。



投稿者: 一考    日時: 2003年04月01日 04:39 | 固定ページリンク




一考 | 残念ながら

 阿佐ヶ谷さんへ
 京晴さんのアーマーは昔からのファンですが、富士醗酵の二級のウイスキー(一升瓶)は残念ながら存じ上げません。富士醗酵といえば白ワインにすぐれたものがあり、またワインのインポーターとして知られていますよね。確かエルミタージュなども輸入していたように記憶するのですが。味見できれば幸いです。



投稿者: 一考    日時: 2003年04月01日 04:41 | 固定ページリンク




一考 | おめでとうございます

 高遠弘美さんへ
 『珍説愚説辞典』楽しみに致しておりました、おめでとうございます。あとはI編集長の仕事ですね。中味に相応しい装いになることを期待しています。「新潮45」に掲載される玉稿も楽しみです。だって、初稿しか読んでいないのですから。Mさんがとても気になさっています。共に酒を酌み交わしましょう。



投稿者: 一考    日時: 2003年04月01日 04:43 | 固定ページリンク




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