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魚屋へゆくとブリブリブリとの歌が毎日掛かっている。しばらく前までは「お魚天國 」が掛けられていた。
好きだとイワシてサヨリちゃん タイしたもんだよスズキくん
イカした君達見習って 僕もカレイに変身するよ
サンマ ホタテ ニシン キス エビ タコ
マグロ イクラ アマゴ シマアジ
魚 魚 魚 魚を食べると 頭 頭 頭 頭が良くなる
魚 魚 魚 魚を食べると 体 体 体 体にいいのさ
さあさ みんなで魚を食べよう 魚は僕らを 待っている
新しい歌はわたしにはプリプリプリに聞こえる。シシド・カフカが歌うグリコプリッツのCMソングである。彼女はドラマーだけあって、リズム感に闌けている。
そのプリプリプリを聞きながら、今日はカサゴを買った。オコゼやカサゴはわたしの好物である。ただし、ミシマオコゼはリズム感に欠ける。三島女郎衆が醜悪でみだらなところからつけられた名であろう。オコゼとは名ばかり、身に張りも華もなく、コリコリ感はほとんどない。関東の魚屋でよく見かけるが、元来産額も低く、練製品の原料くらいの用途しかなかった。
グラセプターカプセル1㎎ 1日1回朝食後4錠
グラセプターカプセル0.5㎎ 1日1回朝食後1錠
セルセプトカプセル250㎎ 1日2回朝・夕食後各3錠
メドロール錠2㎎(ステロイド剤) 1日1回朝食後1錠
以上が免疫抑制剤
アテレック錠10 1日1回夕食後1錠
オルメテック錠20㎎ 1日1回朝食後1錠
オルメテック錠10㎎ 1日1回夕食後1錠
アルドメット錠250㎎ 1日2回朝・夕食後各1錠
以上が降圧剤
ユリノーム50㎎(尿酸排泄) 1日1回朝食後1錠
クレストール錠5㎎(コレステロール抑制) 1日1回朝食後1錠
パリエット錠10㎎(胃酸抑制剤、潰瘍改善) 1日1回夕食後1錠
バクタ配合錠(感染予防) 月水禽のみ朝食後1錠
降圧剤は症状によって増減するが、免疫抑制剤その他は死ぬ日まで飲み続けなければならない。薬を中断したり、飲み忘れたりするとそれは死を意味する。
前項で著したごとく、健康保険適応で月に253800円、もし保険がなければ処方料等は別にして、純粋に薬価だけで月に846000円になる。この費用を薬局が一旦負担しなければならない、小さいところだと到底無理である。いずれにせよ、わたしが生き延びるに必須の費用である。
日々服用している免疫抑制剤は保険対応で1箇月の保険点数は25380点(1点10円で計算、253800円)である。他にも移植後患者指導管理料300点、特定薬剤治療管理料470点、内服・頓服調剤料9点、外来処方料29点、調剤技術基本料8点などが附帯する。個々の値は分からない。おそらくステロイド剤が高いのでないかと思っていたが、調べるとセルセプトカプセル250の10錠シートが9786円、1日6錠だから約6000円である。もっとも、抗がん剤で1カプセル150万円と云うのがあった。
前項で書いた薬局から電話があって、免疫抑制剤はいままで扱ったことがなく、かつあまりにも高いのに驚いた、と。ついてはより大きな薬局がよろしかろうと、みさと健和病院指定の薬局を紹介された。たかの薬局と称し、以前交通事故で胸骨を骨折した折に世話になっている。処方箋を扱う薬局ならどこでも同じと思っていたのが甘かったようである。
いずれにせよ、戸田ではなく三郷で見つけたいと思っている。戸田や浦和なら免疫抑制剤を扱う薬局を知っているのだが、おそらく三郷ではあるまい、口説くしかないだろう。
追記
それにしても、年間の薬代は300万円を軽く超える。生涯この費用が続くわけだが、それに止まらない、さらに自由診療の薬価が加わる、恐るべし。
ここまで書いてから関さんに相談する。やはり小さな薬局だと仕入れに無理がかかるようである。免疫抑制剤の仕入れにロスが出るかどうか、最小ロットを調べていただくことになった。そうでなければ、薬局に迷惑をかけることになる。
読まれる方がいらっしゃるので、書いておかなければならない。リツキサンの効果が顕れるのは一箇月目から二箇月目にかけてである。本日午前の血液検査でのクレアチニンは1.96、クレアチニン値だけだとまったく好転していない。ただし、尿ALB/cre補正値が24.84と若干下がっている。
尿中アルブミン指数は糖尿病性腎症の早期発見に利用されるが、健常者だと8.00、腎移植者だと30.00が基準とされる。要するに、アルブミン指数 が下がってきたのは後を追ってクレアチニンも下がるだろう、ということである。その場合、現在9240の白血球数が下限値(3800)まで下がる、よって途中で二回ほど注射(点滴静注)が必要になる。リツキサン静注の結果が明瞭になるのは1月末になる。
院内処方だった薬が外部調達に変わる。免疫抑制剤が入手可能かどうか、更生医療への理解があるかどうか、処方箋を持参して薬が間に合わないではどうにもならない、近々引っ越すこと等々、薬局との事前協議が必要である。可能な場合はその薬局を市役所で登録、書類を病院へ提出しなければならない。とりあえず、町内の薬局で考えていただくことになった。
「深川文化史の研究」に、つかみ寿司と深川丼(深川めし)に関する記述があった。共にアサリ料理だが、このつかみ寿司は正確には掴み漬(つかみづけ)と云うらしい。華屋與兵衛に関する書物で、アサリを握った深川の掴み漬(つかみづけ)の記述に出遇ったことがある。
アサリは通常、軍艦巻きである。しかし、昔は握っていたようである。ここで云う昔は実にいい加減な表現である。そもそも江戸前(江戸前自体が後から生れた言葉)の握り寿司は今のそれの三倍はあった。昨今の1貫25グラムと云うのは大正から昭和に這入ってからのことである。1貫の握りを二つ三つに切って出す理由はそこにある。
さて、深川の掴み漬はアサリを握り、秘伝のタレをかける、よほど固く握らないとばらばらに解れてしまう。ところが、これと似た握り寿司を三橋敏雄さんに馳走になったことがある、八王子である。八王子から電車でまっすぐ下れば茅ヶ崎、三橋さんによると魚は小田原すなわち相模湾からやって来る。近海物のマグロのカマ焼きが八王子で流行ったのも同じ理由による、と。確かに八王子の寿司は旨い、内陸にしては随分と魚が活かっている。
江戸流つかみ寿司と同じ名称のつかみ寿司が大阪にある。こちらは「握る」のではなく「つかむ」ぐらいの力加減でシャリを成型する。従って、江戸前や八王子のそれとは似て非なるものである。ほろほろと崩れそうになる飯をしっかり握るところに深川のつかみ寿司の技術の真骨頂があるのだが、大阪のそれは単なる手抜きとしかわたしには思われぬ。最悪の握り寿司の一種である。ちなみに、深川の流れを汲む寿司屋も大阪の寿司屋も屋号は同じ吉野である。
今回はリツキサンだが、健康保険の効かない薬を点滴静注するために一日だけの入院をする。要するに自由診療である、この場合、看護師の血圧や検温、入院費や食費をはじめとする一切の費用が健康保険の適応外となる。
治療はそれで止まらない。後は健康保険による治療となる。従って一旦退院し、次の日再入院となる。もしも続けて入院すると永遠に自由診療扱いとなって健康保険は効かない。この場合一番困るのは、入退院を繰り返すことを一般の患者は理解しない、ということである。
医師は云う、渡辺さんのような理解ある患者さんなら良いのだが、普通は理解どころか食って掛かられる。どうして意味もなく入退院を繰り返さなければならないのかと。また、胃瘻や人工呼吸器など、入退院の繰り返しが物理的に出来ないような重篤な患者さんもいらっしゃる。そこで医師は考える。患者の生命を大事に思うなら、混合診療との法令違反もあり、と。
さて、皆さんは現在の健康保険法をどう思うのだろうか。健康保険法に基づいて混合診療を認めず、すべてを自由診療として保険診療の7〜8倍の値を請求し、免役療法や高度医療を金持ちだけに許される特殊な治療として、医学の差別化を計るのを良しとするのだろうか。
そうした医学の狭間で治療を受けられず、死んでゆく濾膿性リンパ腫や全身性エリテマトーデスの患者をあなたは無表情で見送ることができるのか。
何度も書いているが、ポリグロビンという薬は健康保険に対応していない。よって、200万円を軽く超える高値であるにもかかわらず、全額患者負担である。この薬を勧められはするものの、過去二度断わっている。そして三度目、考える振りをしながらも、こころは決まっている。
先日、櫻井さんと話したが、かつて知己が癌で死んだ。アメリカ製の抗癌剤を打つと身体が随分樂になるとその友は云っていた。一回の点滴静注が50万円、彼は何度も打っていたが、やがてその延命策に疑問を抱くようになる。彼は発症してからは、いつもワインのミニボトル(小瓶の半分)を嗜んでいた。「一考よ、これが飲まれなくなってきたよ、そろそろお仕舞いだね」そう云って彼は静かに杯を置いた。
リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)を患うと各種免疫療法(リンパ球療法)を受けるしかなく、一千万や二千万の金はあっという間になくなる。一部、わたしが服用する薬と同じである。
わたしはリンパ腫ではないので、うまく行かなければ人工透析に戻るだけである。透析治療をはじめたときに、最大持って6年(70歳)と医師は云っていた。それでよいと思う、あと4年、ステロイドのパルス療法とリツキサンを繰り返し、それまで凌ぐつもりである。
キジハタは島根が有名な根魚、キロもので3000円以上する。値から云えばオコゼや金目鯛と同じぐらいの高級魚である。もっとも関西地方、特に瀬戸内一帯ではキジハタのことをアコウと呼ぶ、わたしにはその地方名が馴染みである。なお、関東地方でアコウ(赤魚)と呼ばれる魚はアコウダイという別の種である。しかも、関東でアコウダイと云えば、通常カサゴ科の目抜けを指す。この辺り、大変ややこしい。ちなみに、全国のホテルのレストランやフランス料理の店ではメヌケを「あこうだい」と呼称し、高級魚とする。関西人にとってはこれも詐欺商法である。もっとも、いずれも味は良いので構わないが。
スーパーで赤魚として売られてるのはアラスカメヌケ、これは内幸町の超有名フレンチ店の模倣である。せいぜい40センチ程度にしか育たない代物で、アコウダイとは比較にならない安価な魚。こうした食材偽装は全国に蔓延している。
拙宅の近所のスーパーで本物のキジハタが売っていた。切り身での販売ならいくら高くても喜んで買うのだが、このように大きい魚をひとりでは処理しきれない。刺身、煮付け、うしおと夢想し、結局一夜干の鰈を買った、残念である。
魚の数え方は大きく分けて匹と尾だが、匹は生きている状態、尾は水揚げされた状態を指す。この尾のなかには本や枚も含まれる。ただし、わたしは生きていれば例え商品としての魚であっても匹と数える。それほどに、活魚かどうかは重要な問題である。東京では活魚は諦めていたが、ここ松戸では千葉で採れた活魚が潤沢に手に入る。
寒ブリとブリとが売っていた。どこぞのホテルならどれもこれも寒ブリに化けるのだろうなと思いつつ、安価なブリの短冊を買った。寒ブリは寒中にとれるブリではない、日本海を南下する親ブリを寒ブリと呼ぶ。産卵にそなえて餌を飽食しよく太り、脂がのっていて非常に美味、80センチ以上がブリだが、1メートルを超えるものが特ににうまい。
いつぞや当掲示板で屋号は書かずに、椿山荘の料理を糞味噌に書いた。案の定、食材偽装で物議を醸している。今回は蟹ではなく大山地鶏焼きと表示しながら地鶏ではない鶏を使っていたようである。他にも、有機野菜のスティックと表示しながら大半が有機野菜でなかったようである。この地鶏に関してはさまざまな焼き鳥屋と悶着を起こしてきた。大概の焼き鳥屋はひね鶏を地鶏と称して売っている。
当掲示板の2008年05月03日の「陳鶏」で食材偽装もしくは詐欺商法について書いている。ひねどり(陳鶏もしくは老鶏と書く)については「陳鶏は卵用鶏(レイヤー)のなれの果てである。陳る、要するに老生した鳥であるが故に脂肪は少なく身は堅い。鳥インフルエンザを畏れてケージに閉じ込められた地鶏を喰うのなら、いっそ陳鶏を陳鶏として楽しめばよい」と。
検索したところ、 ひね鶏セット(もも肉・むね肉各一枚 )が3000円で売られている。10キロで4000円が相場である。ひね鶏にもブランドがあるようである。開いた口が塞がらないとはこのことか。
今日は小さな甲イカを買った。先日の白イカのような甘味は少ないが、身のこりこり感はこちらがまさる。久しぶりの甲イカゆえ、美味しく頂戴した。イカだけでは淋しいので、エビも贖う。アルゼンチン産の赤エビと北海道産の赤エビがあって、アルゼンチンのは18センチぐらいで1匹50円、北海道のそれは20センチほどで1匹80円。共に刺身用だが、この80円は現地で買うより格段に安い。医師ではなく栄養士が刺身の禁食を命じた、大きなお世話である。それが理由でこのところ魚づいている。
女子医のホームページには拒絶反応の起こり方として「腎臓が移植されると、免疫の見張り役のマクロファージがこれを見つけ、異物の侵入を免疫の司令官であるTリンパ球(ヘルパーTリンパ球)に知らせる。その情報を得たヘルパーTリンパ球は、異物を破壊する力を持つ他のTリンパ球(細胞障害性Tリンパ球)を動員して移植腎に侵入し、攻撃します(急性拒絶反応)。ヘルパーTリンパ球はまたBリンパ球に抗体を作るように促す。抗体は移植腎の血管にとりついてこれを壊す(慢性拒絶反応)。こうして移植された腎臓は破壊される」と記されている。
このリンパ球の働きは前項で述べたように、濾膿性リンパ腫であろうが、全身性エリテマトーデスであろうが、移植の際の拒絶反応であろうが同じである。ところが、特効薬のリツキサンは濾膿性リンパ腫のみ健康保険対応で、その他の治療では保険対応外すなわち自由診療となる。自由診療になれば、リツキサンに限らず、その他の薬剤から入院費、食事代までことごとくが保険に対応せず、全額を支払うことになる。わたしは一種一級の身障者なので重度心身障害者医療費受給者証や標準負担額減額認定証(入院の際の食費などが安くなる)を所持している。しかし、自由診療だとそれらすべての証書が無効になる。
それにしても、濾膿性リンパ腫のみが保険対応とは、日本医師会の恣意的なと云うよりも政治的な俗臭が芬芬としてくる。かつて腎友会を選挙票田と見て擦り寄ってきた医師会と自民党、そのお陰で当時月100万円と云われた人工透析治療が更生医療対応になったのも事実だが。
昨今、徳洲会の選挙違反が喧噪されているが、徳洲会を政治権力でもって徹底的に追い込んだのはどこの医師会だったのか。徳田虎雄は1993年の再選時にいったん自由民主党に入党するも、徳洲会と対立する日本医師会の反発でわずか3日で同党を追われている。また、24時間年中無休の病院など死活問題だと地元の医師たちは日本医師会と一緒になって病院建設計画に反対してきた。
先日、NHKのクローズアップ現代「揺れる巨大医療グループ 徳洲会・不正選挙の実態」で「徳洲会は医師の本分を忘れている」と宣っていたが、鹿児島県の離島、種子島、屋久島、奄美大島、喜界島、加計呂麻島、徳之島、沖永良部島、与論島、加えるに沖縄県の宮古島、石垣島、伊良部島に病院やクリニックを設立したのはどこの病院なのか。徳洲会以外のいずこの病院が離島などの僻地医療、夜間、救急医療などに尽瘁したと云うのか。
徳洲会は選挙動員した医師看護師にきちんとその分の日当を支払っている。もちろん、それが選挙違反なのだが。自民党や日本医師会の金権選挙では運動員をただ働きで奴隷のようにこき使っている。「生命だけは平等だ」との高邁な理念のもと、救急や不採算医療に邁進してきた徳洲会を選挙違反で摘発する、それ自体が政治的陰謀とわたしは信じている。
些かひどい目にあった。行きも帰りもスムーズにはいかなかった。戸田公園駅から戸田中央総合病院まで三回の休憩を取った。外来で荷物を預けたのはよいが、その場でしゃがみ込んでしまった。事務員がまだなにか用事ですかと訊ねるが、申し訳ない動かれないのです、と。
入院病棟は医師も看護師も顔見知りばかり。取敢えず、座薬を打って点滴をはじめる。リツキサンはとにかく副作用が強い、特に高熱に魘されるので座薬が必須なのである。テルモ糖注250mlにリツキサン(100mg/10ml)が。他に大塚生食注100mlにリンデロン注4mlとネオファーゲン20ml。さらにソルデム輸液200mlにプリンペラン注射液2ml以上がテルフュージョン輸液ポンプを経て注入される。この20万円の僅かな量の点滴に昼の12時から深夜の1時15分まで掛かった。
担当医は前回と同じく、神澤さんと石郷岡さん。今回は神澤さんと随分と話し込んだ。内容は書かれないが、今のわたしにとって最もありがたい医師である。
帰りも行きと同じく、順調にはいかない。赤羽まではなんとか辿り着いたが、その後は一駅ごと、東十条、王子、上中里、田端と各駅で下車、休憩所で休み休みの道行きとなった。田端で京浜東北線から山の手線へ乗り換え、西日暮里、日暮里へと進む。そう云えば日暮里に休憩所はなかったと思い起こす。日暮里では何時もホームに座り込んでいたなあ、と。しかし、日暮里まで行くと後は大丈夫、昼の常磐線はがらがらである。松戸まで落ち着いて座れる。
松戸でスーパーへ寄る。関東ではハナダイ(花鯛)だが、わたしはレンコダイで覚えている。調べるとレンコダイは広島県倉橋島での呼称らしい。旨そうなので20センチほどのを一匹購入。序でに酒を買う。富久娘がこのところ物議を醸しているので秋田の酒を買った。秋田と云えば喜久水の縄文能代が贔屓だが、今回は北鹿の大吟醸にした。最近頑張っているようである。案の定、端正な酒である。
台湾のパーツメーカーWellgoのQRD(Quick Release Device)シリーズのペダルは輪行の際は非常に便利である。ワンタッチで外れるし、何より盗難防止にも最適である。しかし、ウェルゴのペダルには問題も多い。
通常のペダルの場合、スピンドルの先に切られたネジでわん(bearing cup)の当たりの調整を取る。そしてスピンドルのネジには溝が穿られていて、玉押しと止めネジの間のワッシャーを固定する。ところがウェルゴのスピンドルには溝がない、もしくはワッシャーが這入っていない(例えばC27Gやb017など)、一度解体すると特殊な工具がなければ組み付けができない。購入者がグリスアップすることを端から考えていない、要するに使い捨てということになる。もっともスピンドルを自分で工作できるなら問題はないのだが。
つい先頃、M111とのペダルを入手したが、こちらはシールドベアリングである。シールドベアリングを用いたペダルとしてはサンツアーのシュパーブプロ(三ヶ島製作所)が過去最高のペダルだが、そのサンツアーをサカエが買収、サカエを台湾メーカーが買収した。そうした曰く付きのシールドベアリングだが、ウェルゴのシールドベアリングは頗る滑らかである。ちなみに、三ヶ島はミカシマ、またペダルでなくペタルと呼称する(サンツアーに関しては別稿を立てる)。
M111(同一のペダルがGIZAからPDL09600として発売されている)は返しが付いていない両面ノーマルペダル、よってトーストラップは付けられない。わたしはビンディング(バインディング・ペダル )は用いないので、トーストラップがないとアンクリングができない。もっとも、最近はポタリング(和製英語)が関の山だが。アンクリングにこだわる方にはビンディングペダルQRD-R096BとフラットペダルQRD-M079のセットもある。
QRDの取付けだが、ネットを検索すると上記写真のように脱着ユニットのロック解除レバーがクランクの内側へ来るようにセットしている。これは逆ではないかと思う。ロック解除レバーがクランクの内側にあれば、靴で踏んづけることになる。それでは靴底がボロボロになる。当然、クランクの外側へ逃がすべきでないだろうか。これはFreeGoの着脱式のペダルのアダプターであろうが、MicroStepのそれであろうが同じである。どうあってもロック解除レバーが気になると思われる方はアダプターをQRD2へ変更すればよい。三ヶ島のEzyとEzy Superiorの間には互換性がないが、QRDとQRD2は互換性がある。直径がやや大きいのが気になるが。
QRDについて触れたので三ヶ島のEzyについても一言。謳い文句に「ペダルの国際ブランド、三ヶ島製作所のオリジナル着脱方式Ezyシリーズ」とあるが、構造はエアコンプレッサーのカプラーそのままである。三ヶ島はその方式を利用しただけで、特段のアイデアを生み出したわけではない。それよりも、三ヶ島のベアリングの玉当たりの強さが気になる、結構ゴリゴリしている。使っているうちに熟れてくると云いたいのだろうが、わたしは常に調整し直している。ただし、最高級品のカスタムヌーボ、RX-1、ロイヤルヌーボなどのシールドベアリングは別口、頗るスムースな転がりである。特にロイヤルヌーボはクランクから根元ベアリング、先端ベアリングのピッチがカスタムヌーボーより外側に配置しており、比較するとよりマイルドな乗り心地になっている。 これは、かつてのサンツアーのシュパーブペダルと同じピッチの再現である。
追記
最近、A-ESTをはじめ、3社からチタン合金のスピンドルを持つシールドベアリングのペダルが販売されている。それらはスピンドルを固定してペダルを回すと10数回回転している。これは行き過ぎである、なにごとにも程度がある。況んや、トーストラップもトークリップも装着できないペダルにこれほどの回転が必要なのだろうか。
病院の駐車場は病院の真ん前にある、その短い距離が歩かれなくて愕く。
クレアチニンが1.97、手の施しようがない。即日の入院を命じられるも、二日ほど遅らせてもらう。13日に取敢えず一泊、リツキサンの投与を行う。濾膿性リンパ腫や全身性エリテマトーデス(SLE)の特効薬だが、自由診療で20万円ほど掛かる。日本ではB細胞リンパ腫にのみ保険適応されてい、他の治療に用いる場合は自由診療となる。臓器移植の際の拒絶反応治療、腎炎など治療が困難であった自己免疫疾患の一部への効果を狙ってのことである。
去年の10月にクレアチニンが跳ね上がった時もリツキサンの投与を行っている。その際は長期入院で、他にもさまざまな治療を受けていたため混合診療となったが、今回はリツキサンのためだけの入院なので、入院費も実費であって保険適応にならない。
膀胱に炎症あり、とやらでフロモックス錠を朝昼晩各100ミリグラムを服用。血圧が下がらないのでアルドメット錠を750ミリグラムに増量。先週はソルメルコート(ステロイド)の大量投与(パルスと云うらしい)が続いた。女子医のカンファレンスで指摘されたのだが、やはり200万円の薬ポリグロビンが必要なのか。
市役所の障害福祉課から医療費の支給があった。今月は24650円、更生医療が含まれているが、毎月このようなものである。当然、支給されるのは国民健康保険対応の医療費だけである。3割負担なので大体、月に8万円から10万円の医療費をわたしは使っている。これ以外に健康保険外すなわち自由診療分が必要になる。こちらは1回が30万円ほど、ただし毎月というわけではない。
現状ではこの金額で済んでいるが、自由診療を受けるとすべての診療が健康保険の対象外になる。要するに毎月8万円から10万円、さらに更生医療が無効になるので15万円が加算され、月額25万円ほどになる。それに自由診療分である。平均すると月額40万円の医療費が必要になる。
以上は、混合診療がどうあっても必要な理由である。何度も書いているが、混合診療を認めると医療費が上がるという意見が一部にある。そうした理不尽な意見と闘い続けている。そして闘っているのは患者だけではない。
骨髄移植から腎移植に到るまで臓器移植に拒絶反応は付きものである。免疫抑制剤抜きでの移植手術は考えられない、と云うよりも、免疫抑制剤の開発があればこその移植手術である。医師は重篤な患者を生かすために移植手術を施す。そして免疫抑制剤の約半数は健康保険が効かない。移植を手掛ける医師もしくは免疫治療を行う医師はそれを承知で混合診療を行う、でなければ患者が死んでしまうからである。
混合診療がなくなると、現在行われている臓器移植の大方は不可能になる。大金持ちだけしか移植手術を受けられなくなる。そうした医療差別があってはならないとわたしは思う。
料理人をはじめたころ、父と毎朝市場へ買い出しに出掛けた。わたしは天婦羅が得意で、季節に応じて山菜またはきのこを重宝した。山菜もきのこも車海老とよく合った。ブラックタイガー(牛海老)は輸入がはじまったばかりで、バナメイエビが出回るのはずっと後のことである。
そもそも山菜ときのこは季節が違う。ところが、違うはずの食材が、今では一緒に食べられる。何気ない風を粧っているが、食品加工技術や流通の発達によってとんでもない食材がスーパーでデペイズマンに並んでいる。これを利用しない手はなかろう。
鶏肉と油揚げ(生揚げ)、そこへ山菜ときのこを入れると結構な丼になる。卵とじ良し餡かけ良しである。
山口産の白烏賊が二杯499円で売っていた。刺身用の鯣烏賊と同じ値段である。腎不全にはよろしくない食べ物だが、ビールよりはまし、少量ならかまわない。ところで、イカの数え方は状態によって異なる。生きている時は匹だが、水揚げされると杯、干すと枚である。
刺身も良いが、白烏賊のげそは焼くに限る。旧ですぺらを、「かさね」を思い出す。去年の末、かさねがミシュランガイドに掲げられた。そのお祝いにも行っていない。
ブラックタイガー、バナメイエビ、シロエビなど、冷凍エビのサイズは1ポンド(453.6g)当りのエビの匹数で表示される。例えば16/20とか31/40と称し、1ポンドあたり16〜20匹もしくは31〜40匹となる。一尾の重さは16/20が22〜29グラム、31/40が11〜15グラムとなる。
1961年エビの輸入自由化が始まった。その前年は625トンだった輸入量は一挙に4,000トンを超える。自由化と共に、堰を切ったかの如く63年1万トンを突破、65年には2万トンを超え、67年には4万トンを超える倍々ゲームが展開された。そして1973年には10万トンを突破しアメリカを抜き、世界一のエビ輸入国になった。その後1994年には30万トンを超え我々の食べるエビの99%は輸入品となった。
他方、福原桜筋中村美容院の跡地に割烹「赤坂」が開店したのが1963年12月、その前年から隣のハイボールセンター百万弗で働いていたわたしは開店と同時に赤坂へ移った。エビの輸入ははじまっていたが、赤坂ではクルマエビを使っていた。
このところ海老がずいぶんと話題になっている。ブラックタイガーをクルマエビと詐称したと云うのである。活けのブラックタイガーを十代の頃食したことがあるが、滅多に食べられない希少品で、まず流通していない。
そもそも冷凍のブラックタイガーは安価なためエビフライ用に輸入された。給料が一万円の頃に鰻の蒲焼きは一万円、エビフライは2000円ほどしていた。そのエビフライがブラックタイガーだと一挙に300円にまで下がった。当時のはなしである。
赤坂は活けふぐの店である。河豚にせよ、鰻にせよ、エビフライにせよ、高級品で庶民が食するようなものでなかった。要するに、自由化でもって食べられるようになった。
味だが、鮨屋におけるエビの躍り食いのごとく刺身でない限り見分けはつかない。もっとも冷凍品を生で食べられないが。レッドキャビアととびっこ(ゴールデンキャビア)を識別できないような客がホテルのレストランへ行くこと自体おかしいのでないだろうか。
阪急阪神ホテルズの社長は最初の記者会見ではおよそ詫びとは縁のない戦闘的な目つきで記者を睥睨していたが、二度目のそれは人が変わったような低姿勢、目をしょぼつかせ、まるで人生ではじめて味わった挫折に打ち拉がれている様子だった。
追記
活車海老1尾20グラムぐらいのが400円、10尾使えばそれだけで4000円になる。中華料理店が冷凍輸入エビを用いるのは当り前。況して濃厚な中華味に芝エビや車エビの必要はまったくない。
奥平の奥方の自転車のペダルキャップが脱落している。ペダルは極東のプロエース、国産ではもっとも傑れたペダルである。もっとも、極東はいまではサイクルパーツは作っていない。FET極東は元々は自動車関係の輸入商社、1985年頃から自転車の世界に参入し、DE-ROSA、Eddy-Mercx、CINELLIなどのロードレーサー、カンパニョーロやチネッリ、レジナ、カステリなどのヨーロッパ一流ブランドの部品やウェアーなどを取り扱うようになった。その後、2002年頃自転車の世界から撤退、自動車関連パーツに戻った。
クランクとBBのスギノ(カンパとBBのテーパーが合う、国産唯一のクランクである)、ハブの三信、ペダルの極東はわたしの世代にあっては自転車の業界を代表するパーツである。
ペダルキャップは明石なら電話一本で発注できるのだが、ここは埼玉、そこで最近売り出しの大型店舗へ行く。置いていないのは承知、註文するつもりである。「ペダルキャップを註文したいのですが」「ペダルキャップってなんですか」こちらではダストキャップと云うのかしらと思って、「ダストキャップですが」「ダストキャップってなんですか、クランクキャップのことですか」このあたりで話は諦めた。自転車の組み立ては国家試験を受けなければならない。ここの大型店舗はもぐりの業者である。
自転車とは云え、人が命を預ける乗り物である。法的規制がないのを良いことにして、自転車の最終組み立てを素人が手掛けている。これも人件費節約なのか。
極東と三ヶ島ではペダルキャップのネジの直径が異なる、わずかに極東が大きいのである。台湾のパーツメーカーVELOやALEXやwellgoなども合いそうにない。ヤフオクで調べてみると、とんでもない高値である。そこでwellgoのペダルを買った。左右セットで250g、MTB用のハイブリッドペダルである。
リンパ球サブセットとFlow PRAの検査は女子医で行われる。血液検査と点滴静注は一緒にできるのだが、わたしの場合は採血室と処置室(点滴、注射、吸入などを専門とする)なので、毎日複数の穿刺が行われる。
腎不全によって血管の硬化が目立つ、その硬化によって高血圧となり、注射針は素直に刺さってくれない。腕は無理なので手首もしくは甲の血管を用いる。一方、処置室の看護師は穿刺のプロである。一度刺した以上は、例え血管が採られなくても簡単には抜かない。ぐりぐりと血管を探して針を動かすことになる。
今回は二日連続で血管を抜いてしまった。刺した瞬間にそのことは分かるのだが、わたしは黙っている。いずれ探し当てるかもしれないからである。穿刺の成功を「血を引く」と云うが、なかなか血が引かれない。やがて看護師は申し訳なさそうに、遣り直しますねと云う。通常、一人の看護師は1回の穿刺で終わる。失敗した場合、2回目は他の看護師に変わる。ところが、同じ看護師が続けると云う、根性がある。こういう看護師がわたしは好きである。何度失敗してもかまわないから頑張れよ、と思う。
わたしの手首は内出血で痣だらけになった。しかし、毎度のことなので、気にはならない。人工透析の穿刺を思えば、こんなものは痛みに這入らない。
それにしても、ひどい処置室だった。腎不全、糖尿、石灰化、火傷による皮膚移植等々、血管を採りにくい患者ばかりがつづく。こんな日の看護師は可哀想だなあと同情する。
追記
血液検査は項目によって2000円から数十万円まで、検査結果が出るまで一日から一箇月までいろいろである。
以下は関さんに。日本におけるCTの導入は東京女子医科大学病院に設置されたのがはじまり。単純CTに対して造影CTがあり、わたしが受けた特殊な造影CT撮影法としてダイナミックCTがある。CTと云ってもX線CT検査に止まらない。ポジトロン断層法(PET)や単一光子放射断層撮影(SPECT)等が含まれる。X線CTとMRIはなんども受けたが、消化管疾患が中心となったので、わたしの場合はMRIよりもCTが有用となった。MRIにはさまざまな核磁気共鳴画像法があって、撮影時間から造影剤までいろいろ。血液検査同様、値も2000円から数十万円まである。
引っ越しに具えて食料品を減らしてきたが、改めて買い出しに行かなければならない。三郷市を商圏にもつ市場に松戸南部市場がある。関連棟、水産棟、青果棟、花卉棟の四部門からなり、青果部を除いて一般の入場、買物が可能。ただし、ほとんどの店舗が午前中のみの営業となっている。毎週行われる鮪の解体ショーと日向鶏が人気。素晴らしく安価かつ品数が揃った市場である。神戸の湊川市場と似ていなくもない。
松戸南部市場にも結構な鮨屋や食堂がある。今日は石川の鯵刺身を購入、こちらは千葉の近海物ばかりで、日本海産の鯵は珍しい。それはそれとして、出来合いで食するのは寿司ぐらいなものである、もっともわたしが食べる寿司は8個399円である。先日、関さんと幹郎さんが自転車を取りにこられた。その御礼にと行きつけの回転寿司へ出掛けた。1660円の高級寿司だが、イクラや数の子は当然食べられない。ウニも駄目なのだが、積丹半島のなぎさ食堂を偲ぶよすがとして頂戴した。なぎさ食堂は当掲示板「ホテル地の果」で紹介している。
腎臓を移植したにもかかわらず社会復帰はならず、病院詰め。15箇月で7回入退院を繰り返し入院日数は90日を超える。それが理由で今年は北海道へ行かれなかった。ひょっとすれば、来年は幹郎さんと行くことになるやもしれず。
その幹郎さん来訪、ドアを開けてまず顔が白くなった、ですぺらの頃は真っ黒な顔だったと。末期腎不全のせいである。同様に最近太ったと云われたが、こちらはリバウンドでなく大量のステロイド剤が原因である。何事によらず、免疫抑制剤の副作用が優先される。しかし、薄志弱行でなくって出来る色は天下にあるものでない、とも云う。
先々週の入院の結果が出た。生検の病理組織検査報告書は見せてはくれるが原則非公開である。無理を云ってコピーを頂戴したものの、診断医の許可を得ないと公表はかなわない。そしてわたしは女子医の診断医と面識がない、よって病理診断および病理所見は伏せる。要するに、組織学的に抗体関連型拒絶を呈しているようである。
担当医師松田さんからは年内の引っ越しは遠慮するように云われた。取敢えず、今日明日の二日間、拒否反応を抑えるためにステロイド剤の点滴静注を打つ。いつものステロイド剤である、何度このステロイド剤を打ったことか。薬の詳細も同じ理由で遠慮する。
通常、移植手術から三箇月経つと社会復帰できるようである。社会復帰とは相応に服用する薬の量も減る。ところが、わたしは既に一年三箇月を経たにもかかわらず、免疫抑制剤は止処なく増え、二箇月前のほぼ倍になった。クレアチニンは1.86、血圧は150、これらは腎機能の拒否反応が理由である。降圧剤はオルメテック30㎎、アテレック10を毎日服用していたが、さらに朝夕アルドメット250㎎を加える。
書くことは幾らでもあるのだろうが、いささか疲れた。朝七時に拙宅を出て、帰ったのは五時半、久しぶりに高速道路(外環)を使った。
追記
明日は点滴静注の前にリンパ球サブセットとFlow PRA(フローサイトメーターによるHLA抗体測定)の検査がある。ステロイド剤の結果説明は11月11日。
サイトメガロウィルスpp65抗原定性の保険点数は426点、一口で血液検査と云ってもピンからキリまである。
一昨夜、久しぶりに意識を喪失した。食器洗いをしながら調理をしていたのだが、少々量が多く、危ないなあと思いつつ一気呵成に洗っていた。途中で腰が痛くなったのは分かっていたが、毎度のことと気にしなかった。吹き出る汗にも気付いていたが、このところの気候の温暖さが理由とこちらも気にしなかった。それにしても、蒸し暑いなと独りごちながら、頑張っていた。その内、この汗が冷や汗なのに気付いた。しかし、時既に遅かった。ガスを止め、水を止めるのが精一杯、崩れるようにその場に倒れ込み、それきりになった。
目覚めたときは全身びしょぬれ、タオルで顔と頸を拭って惘れ返った。どうしてもう少し手前で気付かなかったのか、と。時間にして30分ほどと思う。昏倒でなく、謂わばプチ失神である。プチと書いたのは、このところ病院内で何度も失神した。毎回心臓マッサージがサービスで付くようだが、後から訊くと大体1時間強ほど気を失っているようである。本人は10分か15分と感じているのだが。
最中にどのような夢を見たのかは分からない。ただ、目覚めたときに無性に腹が減っていた。もっとも、空腹を感じはしても、食べられるものではない。それにしても、随分と健康的な失神でないだろうか。
拙宅の本箱が不用になった、必要な方のご連絡をいただければ幸いである。昨今流行りの合板なら反ったり割れたりするが、白ラワンの一枚板で頑丈なことこの上ない。板代だけでも一本7〜8万円はするが、当然、無料である。
昔、実家を出て、明石の一軒家を借りた折に拵えた。幅は90センチと100センチが22本あって、床から天井まで8段。収納を最優先に考えたので、奥行きは16.5センチ、格段の高さは最下段を除いてA5判に合わせている。
木造家屋とマンションでは高さがまるで違う。で、現在はマンションに住んでいる。従って、若干寸を詰めた。11月の引っ越しの折に棄てることになる。出来るだけ迅速なご連絡をお願いする。
本箱は一本、二本でも可能、好きなだけ引き取っていただければありがたい。
連絡先048−954ー7170(引っ越しと同時に電話番号も変わります)
moonさんから最近掲示板への書き込みがないねえと云われた。書き込みがないと云うことはその後の進展、好転がなにもないのである。体調はそのまま、血液検査にも変化が出ない。引っ越しも転院もストップがかかったまま、なにも出来ないのである。
今回の腎生検も転院するための根拠なり理由が見付からないかとの医師の厚意の表れであって、あちらさんも大変なのである。月曜日の入院の日、先に外来の窓口へ赴いて血液検査を申し込んだのだが、現状ではなにも変わらないと断わられてしまった。
もっとも、ヘモグロビン値だけは若干好転している。慢性の貧血と高血圧(常に140を超える)はどうにもならないが、平均値7だったヘモグロビンは9前後を行きつ戻りつしている。下血がなく、サイトメガロウィルスがおとなしくしているだけでも気は休まっている。
追記
降圧剤のオルメテックを30ミリ、一箇月以上服用しているがまったく血圧は下がらない。とは云え、服用量をさらに増やすわけにいかない、さてどうしようか。
腎生検で入院。いつもは2回の穿刺で済むのだが、今回は四回、最初の2回は針が曲がってしまった。曲がった理由は腎臓の表皮が硬くなったからである。穿刺針は16Gの極太である。
ちなみに、ネット検索してみると、腎生検の入院期間は平均6日、費用は3割負担で6、7万円ほどである。わたしの場合、今回が三度目の腎生検だが、毎回一泊、費用は前回が28000円、今回が29000円である。
今回はいつものように気分爽快とは行かなかった。術後二日目、要するに昨日は終日痛みが残った。いまだに止血テープを貼ったままである。
腎生検に用いる穿刺針は二重構造になっていて、内側の針は先端付近が1cmほど削って凹んでいる。この針がバネ仕掛けで腎臓に刺さった次の瞬間に外側の針が中の針を包むように進む。凹んだ部分の組織が切り取られて、細紐のようになった腎臓が採取される。穿刺針には1cm間隔で目盛りが描いてあり、エコーで計った腎臓の深さに合わせる。
引っ越し先の新しい病院(病院名は伏せる)では腎生検で動静脈瘻(腎臓のなかにある動脈と静脈がつながってしまうこと)を合併し患者が死亡している。情けない病院である。
針のサイズ 外径 色
14G 2.1mm pale green
15G 1.8mm blue grey
16G 1.6mm white(人工透析用)
17G 1.4mm レッドバイオレット
18G 1.2mm ピンク(輸血用)
19G 1.1mm クリーム
20G 0.9mm 黄
21G 0.8mm 深緑(筋肉内注射)
22G 0.7mm 黒 (採血・静注)
23G 0.6mm deep blue(皮下注射など)
24G 0.55mm medium purple
25G 0.5mm オレンジ(予防接種,麻酔・鎮静)
26G 0.45mm 茶色(ツベルクリンなど)
27G 0.4mm medium grey(皮内用)
28G 0.36mm 青緑
29G 0.33mm 赤
30G 0.3mm 黄 (インスリン用)
透析時の針の太さと血流の限度を考えると、
17Gでは、180ml/mまで
16Gでは、250ml/mまで
15Gでは、350ml/mまで
となっている。要するに、穿刺針は太いほど効率が良い。
http://blog.livedoor.jp/aki684210/archives/cat_50045887.html
前項の松山さんの件だが、生活保護を受けると医療費は無料になる。そのようになさっていると掲示板に書かれている。ただしこの無料はわたしが受けている更生医療同様、健康保険対応の治療に限られる。一部の免役療法や高度医療はおろか、無菌室の使用も不可能である。なぜなら無菌室は個室になるので保険に対応しない。
産婦人科、歯科、介護医療の三分野では混合診療が当り前だが、それ以外の科目にあっては法律で混合医療が禁止されている。患者の生命を重視して違反を承知で混合診療を試みる医師もいるが、ごく一部である。
余談だが、国民健康保険は、疾病、負傷、死亡等に関して療養の給付等の保険給付を与えることを主たる目的として設けられた社会保険制度である。ただし、国の管轄でなく、市町村および特別区が運営している。したがって、給付内容はそれぞれの地方自治体で異なる。詳しくは書かないが、埼玉県は国内でもっとも給付内容が手厚く、それと比して東京などはかなり冷遇される。国保の地域差については医師がもっとも詳しい。
血液検査の結果、ヘモグロビンは据置、クレアチニンが悪化、同じくアルブミンと尿酸値が悪化、セルセプトは検査中だがタクロリムスは下がりすぎ、それ故、免疫抑制剤を増やすことになった。この数箇月で薬の量はずんと増えた。
腎臓悪化の理由のひとつに体重の増加がある。65キロのドライウェイトが今年3月の入院時、55キロまで減った。それをさらに50キロにまで減らすように云われていたが、退院後リバウンドしてしまった。体重が増えればその分腎臓に負担がかかる。当然、血圧も高くなり、薬の量も増える。諸悪の根源である。
折角減った体重をなぜ元に戻したのかと叱られた。もう一度、50キロを目指して努力すべしと云われた。食事の絶対量は少ない、それ故、回数を減らすしかない。禁食には慣れているはずである。
今月30日の生検の結果だが、女子医でカンファランスの結果が出るのは10月28日だそうである。月曜日はほとんど病院なので、21日にでも判明すれば引っ越しだと思っている。
大腸癌が厄し穿孔、大腸の全摘手術。血栓が理由で左足が壊死し、切断。嚥下機能をなくし、胃瘻を施される。
当掲示板でも書いたが、点滴で得られるカロリーは「ハイカリックNC-L輸液(480カロリーのビタミン入り栄養剤)、イントラリボス(脂肪乳剤)」ぐらいなもの、最大でも800カロリーが限界と聞く。わたしの場合、二箇月に及ぶ入院だったが、最初の一箇月で体重は10キロ以上減った。聞くところによると、内科とリハビリが専門の三軒茶屋の病院へ転院、奇跡的な恢復で会話も可能とか・・・松山さんが現在置かれている状況である。
詳しくは以下のアドレスを。
http://matsuyamainukai.blog.fc2.com/
昨日午後、越谷の県税事務所へ出掛けた。恰度竜巻発生の時間で、かなりの負傷者が出るなと思ったが、案の定64名のけが人が生じ、内3名が重傷だったようである。ニュースでは竜巻と思しきものもしくは突風と表現されていたが、完全な竜巻である。ただし米国のごとく、大型のトレーラーが根刮ぎ巻き上げられるようなトルネードとは比しようもない。
病院の未払い金、自動車税、介護保険、健康保険等々、合わせて40万円の支払いを済ませた。さて、田原総一朗の妻は2人とも同じ乳ガンで亡くなっているが、彼が混合診療を認めろと言い続けている理由はそこにある。妻の診療費は保険診療で月10万円ほどだった、ところがある日、アメリカ製の抗癌剤を服用した途端にその10万円に保険が適応されなくなって100万円に跳ね上がった。もちろん自由診療分は別口である。
荻原博子が混合診療はよろしくないと異議を挿んでいたが、田原総一朗は非論理的なことを口にするなと一喝。思うに、病気に罹ったひとでなければ理解できない種類の消息なのであろうか。
写真は野崎錦正さんの作品、薩摩焼である。作品と一緒に「薩摩焼のしおり」が投げ込まれている。おそらく他の薩摩焼にも同じしおりが添付されているものと思う。
文中、薩摩焼には「白もん」と「黒もん」がある。その二種はそのまま用と美の両面を表現しているとされるが、用と美の意味はそういうものではないだろう。用と美と云うように、対立的概念として捉えるから話はおかしくなる。柳宗悦が唱えたのは「用の美」であって「用と美」ではない。民芸運動を起こした先人の文言を恣意的に改竄するなど以ての外である。
「白もん」とよばれる白い細かな罅り(貫入)の這入った陶磁、植物の宝石と云われる錦蘭(斑入りミヤマウズラ)の美麗な上絵はことのほか気に入っている。本品は蔓が右巻きゆえ野田藤だと思うが、折角の陶磁がつまらないしおりで台無しにされるのが忍びがたい。
アイドルとの言葉の誕生はもう少し前だが、一般に遣われるようになったのは70年代に這入ってからである。「スター誕生!」(1971年10月3日 - 1983年9月25日)で阿久悠と中村泰士がはじめて用いた、と中村泰士が後年述べている。それはさておき、昨日まで素人だった小中高の生徒にある日突然スポットが当てられるわけである。小中高生が目指す生業の一位にアイドルが君臨するのは已むを得ない。
往事、スターを目指した朱里エイコ、前野曜子、しばたはつみが思うほどに持て囃されなかったのは彼女たちの歌唱力が卓越していたからである。アイドルは根が素人であるがゆえ、適当に踊れて歌えて演じられれば良い。例えばモーニング娘は傑れたエンターテイナーだが、AKBは大島、板野を除いて素人集団である。その素人っぽさが、持て囃される唯一にして最大の理由である。
繰り返すが、疑似恋愛の対象にできる親近感こそがアイドルの真骨頂である、それ故アイドルに図抜けた才能は不用である。ハロー!プロジェクト(モーニング娘、Berryz工房、Buono!、℃-ute)とAKBグループはアイドル養成機関、それを除けばももいろクローバーZ(有安杏果のダンスは傑出している)、BABYMETAL、私立恵比寿中学、SUPER☆GiRLS、でんぱ組.inc、9nineぐらいなものであろうか。所属事務所の組織力が最終的にはものを云う。これまでアイドルに興味を持たなかったファン層を取り込むコンセプト‐アドが大切である。
わたしはアイドルよりもアングラ、安田南や山崎ハコが好みである。
追記
ダンス&ボーカルユニットのE-girls(Dream、Happiness、Flower)は外せない。ダンス技術の正確さと表現の美しさで他の追随を許さない。ちなみに、AKBグループではSDNが一頭地を抜いていたが敢えなく解散、歌やダンスの技術よりも若さが優先される。浮世風呂(ソープランド)で年増がいかにテクニックを駆使しようが10代の女性にはかなわない、それと同じである。
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