ですぺら
ですぺら掲示板2.0
2.0








中央自動車  | 一考    

 昔、自動車教習所ではない自動車練習所が明石市中朝霧丘1-19にあった。中央自動車と称し、わたしがさまざまな車の練習をしたところである。最初の普通免許と普通自動二輪は山形の新庄第一自動車学校で同時取得した。東京からの合宿免許でもっとも安いところだった。合宿所は喜至楼、瀬見温泉の旅館でイワナ、ヤマメ、サクラマス、アユなどの渓流釣りで有名なところである。とんでもなくレトロな宿で、合宿生は4人部屋、当たり前だが、風呂もトイレも共同、湯沸かしポットと有料の洗濯機以外なにもなかった。食事は明けても暮れてもカレーライスの繰り返し。もっとも、バイクの度重なる顛倒で両脚は腫れ上がり、寝る以外なにも出来なかったが。
 前述の明石の練習所だが、本職は自動車整備工場で、片手間で大型、普通、けん引、大特、大型自動二輪を時間貸しで運転できた。実技が免除にならないので値は安く、大型で40分2000円だったと記憶する。だいたい20単位ほど練習すれば大概の試験には受かった。場所は明石市立大蔵中学校の裏、徒歩2、3分で明石運転免許試験場である。利点は試験場と同じ車種をレンタルできたこと。
 試験場が傍にあれば、高い金を出して教習所へ通う必要はまったくない。日々眺めておれば3種類あるコースは覚えてしまうからである。明石の友人の多くは中央自動車を利用して大型もしくは大自二を飛び込みで取っていた。
 先日、その中央自動車へ行ったものの高木マンションになってい、練習コースと思しき辺りにも家が建っている。毎日自動車商会の川口さんに訊ねたところ、どうやら廃業したようである。半生の一コマがまた・・・このようにして諸事万端は記憶に鎖されてゆく。


投稿者: 一考      日時: 2014年06月12日 17:12 | 固定ページリンク




冬瓜  | 一考    

 2009年07月26日に「来客」と題する文章を書いた。この月16日に靱帯剥離骨折と腎機能の低下により川久保病院へ入院、10月にはときとうクリニックへ、同じく川久保病院へ再入院、21単位の輸血を受けている。「医学的には3度死んでいる」と山崎医師の云う3度はこの期間に集中している。
 「なだ万の弁当に鱧と冬瓜の煮付けを持って川津さんが来られた。冬瓜は確かカリウムの含有量が多く、慢性腎不全には不向きかと思ったが、これが実に美味い。冬瓜はかつて店のお通しにもよく使った、店では鱧の替わりに海老を用いたが。おそらく生涯で最後の冬瓜になると心して頂戴した」
 今日、冬瓜の煮付けを買ってきた。自分で造ればよいのだが、それでは量が多すぎる。ひとり住まいだと惣菜を買うに如くはない。ただし、なだ万のそれと比して味が濃い、白出汁の中へ入れて一煮立ちさせ、冷やせば美味しく頂戴できる。確かにカリウムは高いが、低残渣の野菜である。それにしても、腎移植に成功し、ふたたび冬瓜と見えることになろうとは。


投稿者: 一考      日時: 2014年06月11日 00:06 | 固定ページリンク




車と用途  | 一考    

 免許を取得してホンダXL250を購入。四輪の方は金がなかったので丸一年はペーパードライバーだった。やがてトヨタの初代カリブ1500を購入。3年後の1992年、品川さんに運転を教えていて事故、カリブは廃車になり、代わりにトヨタのチェイサー2000GTを弁償していただく。
 この間、94年にですぺら開店、99年に東京へ移転。11年間18万キロ乗り継いだチェイサーを廃車。2003年からインプレッサ、マスタング(追突されて廃車)、ボルボ850(追突して廃車)、ボルボS80等を乗り継ぐ。
 このうち、カリブ、インプレッサ、ボルボ850の購入価格は5万円、マスタングは木村さんから頂戴したもの。わたしにとって車は北海道へ行くための足。よってカリブ、インプレッサ、ボルボ850はバンタイプ、かつ前の二者は四駆。
 要するに足であって乗りたい車になんぞただの一度も乗っていない。と云うよりも車なんぞ走ればよいとしか思っていない。こだわりがあるのは自転車やオートバイの方かもしれない。北海道での長期にわたるキャンプ道具を積むために二輪にはさまざまな積載方法を試みた。CBX125にはBMWのキャリアを溶接し、二輪としては最大の積載量を持たせた。
 四輪と比して二輪の走行距離は圧倒している。XL以外にもホンダCX400、BMW-R100RS、BMW-K100RSと乗り継いだが、なんと云っても前記CBX125カスタムは12万キロを、ヤマハジョグ49ccは15万キロを乗り回した。二輪の12万キロは四輪の24万キロに相応する。

 このまま身体が落ち着けば、もう一度125ccの原付きバイクで北海道へ行きたいと思っている。夏であれば、10万円で1箇月以上過ごすことが可能である。原動機付き自転車だとフェリー代は半額で2000円ほどで済む。
 北海道で舗装されているのは幹線道路だけである。にもかかわらず、皆さんはこぞって大型バイクでやってくる。従って、海沿いと富良野、美瑛を走って終わりである。昔、セローという225ccのバイクがあった。林道を走るにはあの大きさが上限である。大型はおろか、中型で林道を走る猛者がいれば拍手喝采したくなる。それほどに、北海道の林道は狭隘かつ線形不良な砂利道ばかりである。たまにジムニーが間違えて這入ってくるが、底がつかえて動かれなくなっている。身動きできなくなったジムニーを助けるのはわれわれライダーの仕事である。

 「知らない街や自然を見聞きし、バイクで駈けめぐり、北海道の見知らぬ大地の匂いに噎せた日々を想い起こす。小水の魚となったいまも、雨とともに、風とともにあった幾多の野営場が頭のなかをよぎる。わたしはなんという贅沢を味わってきたのだろうかと。深夜の病院のラウンジで幹郎さんの真似をしてデミタス珈琲をゆっくり啜る。ささやかな自由、そしてささやかな苦味が激痛のように口のなかを刺す。なぜか涙が濫れだしてとまらない」とかつて掲示板へ書いた。古平町の「白鳥古丹」の碑の前で佇んだ折、免許を取得したことを、車に乗られることを感謝した。

 ああ麗しい距離(デスタンス)、
 つねに遠のいてゆく風景・・・・・

 悲しみの彼方、母への、
 捜り打つ夜半の最弱音(ピアニッシモ)。


投稿者: 一考      日時: 2014年06月09日 21:45 | 固定ページリンク




みどり屋  |   一考

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 175号線中古瀬南から社滝野線(567号)へ右折、松尾で372号線と合流する。今田町の北側、篠山の南側を掠めて、天引峠から湯の花を右折して、湯ノ花温泉方面へ這入る。松園荘保津川亭の先を右折するとみどり屋亀岡店がある。温泉町の民具、すなわち茶道具、煎茶器、漆器、掛軸等々が大量に置かれている。着物、和装小物を中心とした長岡店と共に、昔から世話になっているアンティークショップである。
 かつて装訂の資料にと多くのはぎれを購入したのを思い起こす。ところで、そのみどり屋がスタッフのブログをはじめている。題して「みどりや日記」、素敵に面白いと評しておこう。

 http://blog.recycle-midoriya.com/


投稿者:   一考  日時: 2014年06月07日 13:40 | 固定ページリンク




道場と江井ヶ嶋酒造  | 一考    

 地酒を口にしてこの酒に合う食べ物はとの質問が多い。わたしはそれを聞く度に不思議に思う。地酒ならば地の食べ物に決まっているだろうに。例えば、灘なら鱧の落とし、鱧皮酢、鯛の子の煮付け、玉筋魚の釘煮、わらびもち、穴子焼き、お好み焼き等々だが、わたしは明石焼きと江井ヶ嶋酒造の神鷹は似合いだと思っている。
 明石駅南側にあった飲み屋「酒道場」(今は北側へ移転)の隣には「お好み焼道場」があって、神鷹と明石焼きを同時に頂戴することができた。わたしは「お好み焼道場」の明石焼きが明石でもっとも安くかつ旨いと思っている。
 江井ヶ嶋酒造は昔、花園の藤本さんに連れられて行った。その折、ホワイトオークは飲んだが、シングルモルトあかしは飲んでいない。イチローズ・モルトよりよほど楽しみにしている。


投稿者: 一考      日時: 2014年06月05日 18:17 | 固定ページリンク




鯛の子の煮付け  |   一考

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 例によって、ある日の朝兼昼飯。鯛の子と白子の煮付け、肉じゃがの二品。肉じゃがとは申せ、牛肉は30グラムしか這入っていない。飯は変わらず120グラム。
 このところ、夕飯には鱧の湯引きもしくは落としががつづく。埼玉では生きの良い鱧が手に這入らないために諦めていたが、明石では200円から300円ぐらいで入手可能。鱧落ち以外にも鱧や穴子の骨せんべいは久しぶりである。


投稿者:   一考  日時: 2014年06月05日 18:07 | 固定ページリンク




立杭  |   一考

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 こちらは冷房の効く車のはなし。
 ボルボの調子がよくなったので、立杭(今田町)へ出掛けた。県道75号(小野藍本線)を選んだが、天神北で道に迷う。三田西ICから溝口、相野経由で逆方向から三本峠へ這入った。16年経てばこのようなものか。往き帰り走って何となく道の印象が戻った。次回は間違わずに行かれそうである。
 県道75号以外にも国道372号線、もしくは314号(大川瀬吉川線)から20号線との道もある。吉川経由はワインディングが楽しまれるが、ボルボで峠は無理である。
 国道372号線は京都府亀岡市から兵庫県姫路市に至る一般国道だが、わたしが離れている間に様変わりした。例えば、京都府亀岡市と兵庫県篠山市の県境になっている天引峠直下を貫通する天引トンネルが昔は存在せず、幅員狭小かつ急曲線な天引峠を越える山道だった。また、野村河高バイパスの旧道となる社町駅東方のクランク箇処が2005年にに拡幅、湯の花温泉界隈では幅員3mほどの狭隘かつ線形不良な離合困難箇所を多く抱えていた。
 もっとも変わったのは現日置バイパスで、篠山市辻から同市八上上に至る旧道は人家連担地区を通過する狭小な道路で、なかには人家の中庭を擦り抜けるような箇処すらあった。
 阪神・淡路大震災の際には国道2号や阪神高速道路、中国自動車道をはじめとした東西の交通が寸断されたことから、国道372号全線が東西の通過交通対策ルートに指定され、代替機能を担うこととなった。7本のバイパスによって拡幅整備され、旧道の面影はなくなった。

 今田町では清水千代市さんと旧交を温め、市野悟窯の市野哲次、市野英一、市野秀之、丹誠窯の大西誠一さんの作品を鑑賞した。千代市さんがギャラリーを設けて26年になるが、陶房にいらした佐藤さんは12年前に退職したそうである。一緒に備前の窯元を走り回ったのを思い出す。写真は大西さんの一輪挿し、白丹波窯変である。
 ところで気を遣わずに車を転がすとチェックランプは元に戻ってしまった。コンピューターのリセットはなんだったのだろう。騙し騙し乗るしか手はなさそうである。


投稿者:   一考  日時: 2014年06月03日 05:41 | 固定ページリンク




冷房のない車  | 一考    

 お説の通りです。車の歴史は熱対策の歴史で、これでも随分と発熱量は減ったと思われます。内燃機関(ガソリンエンジン)を用いた自動車の生みの親はダイムラーとベンツの両人でしょうが、フォード・T型からほぼ100年の歴史を経て、ガソリン自動車はなくなりつつあります。とは云え、中国や印度のような国々ではこれから原動機付きの車が増えてゆくのでしょう。
 考えてみれば、小学生の頃、自転車に乗るようになって一気にテリトリーが拡がりました。神戸から岡山、奈良、京都をはじめ、日本海側まで走り回りました。その後、二輪の免許を取得、北海道へ毎年のように行ったのですが、自転車や原動機付き自転車で北海道を旅する多くのひとと出会いました。
 広い意味での車と旅行とは切っても切れない関係にあると思います。わたしは小型のモーターバイクをとことこ走らせての旅が好きなのですが。


投稿者: 一考      日時: 2014年06月03日 05:39 | 固定ページリンク




1冷房車は暑い  | なんで    

 歩いている人間にとって、冷房しながら駐車している車は「発熱体」だ。これほど技術が進んだ車でも「排気ガス」は垂れ流し、「綺麗」になったとはいえ、『ガスはガス」自己責任の時代なら、車の外側も冷房とはいわないが、発熱をしない工夫をする責任があると思う。
車の増加率と「肺がん」の増加率が「平行線」とは隠れた事実だといわれているが、今はどうなっているのだろう。たばこには「一服して考える」という長所がある。喫茶店で「禁煙」をいうところは「喫茶店」の「喫」の字を外すべきである。


投稿者: なんで      日時: 2014年06月02日 09:59 | 固定ページリンク




車検2  | 一考    

 チェックランプが消えないのでディーラーへ持ち込んでコンピューターチェックをしてもらう。セントラルエレクトロニックモジュール(CEM)とステアリングホイールモジュール(SWM)との交信がうまく機能していない、との結果が出た。
 一覧表を頂戴したが、わたしには何のことやらさっぱり分からない。車本体とコンピューターとの交信が一部断線しているということ以外、なにも分からないのである。SWMを交換して直るといった単純なものでもなさそうである。SWMそのものが故障しているのでなく、電源が供給されていない、もしくはアースリード線が断線している、端子の接続不良などが考えられるが、その修理に6万円ほど掛かると云う。
 捨て置いても車としての機能に問題はないが、さまざまな故障症状が出る。クルーズコントロールがまったく機能しないこと、ステアリングホイールに付いている各種ボタン(マニュアルモードのシフトとCDの曲送り・曲戻し等々)が作動しない、ターンシグナルランプが作動しない、ウィンドシールドワイパーが最低スピードでしか動かないなどである。
 この内、前二者はわたしには必要がなく、後二者は深刻な影響をもたらす。わたしの車の場合、現れた症状は右折時のターンシグナルランプがたまに途切れることである。しかしレバーを押さえておけば普通に点滅する。ボルボのターンシグナルリレーの動作音は大きく設定されているので、途切れたときにすぐ分かる、頗る便利である。
 取り敢えず、コンピューターをリセット(これはディーラーにしかできない)し、チェックランプは消えた。走行に問題は生じないのでこのままでどうだろうかと、ディーラーのひとは云う。(リセットの方法がネット上でいろいろ紹介されているが、「バッテリーのマイナスリード線の接続を外す」をはじめとして有効なものはひとつもなかった)

 エンジンオイル、ミッションオイル共に問題なし。タイミングベルトも良好、過去の持ち主が十分な整備を施していたことが伺える。摩耗しているブレーキのディスクパッドとディスクローターを交換すれば、当分トラブルは生じないそうである。江別のスーパーライン北翔へマイレのパーツを注文した。
 毎日自動車商会がボルボにも詳しくて助かった。神戸ナンバーへ変わったため、市役所での手続きがはじまる。使わないだろうが、市営駐車場が3時間無料になる。それと保険の登録変更を急がなければ。

追記
 欧州車はパッドとローターの両方が磨耗しながらクルマを停めるという設計思想なので、日本車に比べてダストの量が多い。そこへ持ってきてボルボのホイールはフィンタイプのため掃除が大変である。そこでブレーキダストカバーを付けようと思う。ブレーキダストカバーの装着はディスクローターまで外さないと無理なので、良い機会である。


投稿者: 一考      日時: 2014年06月01日 10:27 | 固定ページリンク




車検  | 一考    

 埼玉で二度ユーザー車検を試みた。そして分かったのは、エンジンのチェックランプが点いていても車検は取れるということだった。車検は安く済ませようとするならいくらでも安くなる、何もしなければ良いのである。しかし、それでは車は滅茶苦茶である。整備を自分でできる人はともかく、出来ないならユーザー車検はやめた方がよい。整備費用は18000円だが、整備費用、代行料ともに、事務手続きの煩雑さとそれに要するな時間を考えれば安いものである。
 わたしの車の場合、重量税32800円、自賠責保険27840円、検査・登録申請500+1800円、住所変更、ナンバープレート取得、ミッションオイル27000円、技術料5000円と代行料である。本当はここにブレーキ関連、クーラーベルト、パワーステベルト、タイミングベルト、ウォーターポンプ等が加算される。このうち、タイミングベルトの交換はディーラーなら150000円、民間の整備工場なら100000円以内、今回の車検の予算は200000円である。よって、タイミングベルトは次回へ見送る。
 ブレーキはディスクパッドのフロント15600円、リア13100円、ディスクローターのフロント35200円、リア29600円の合計93500円(工賃別)。
 前項のイグニッションコイルで書いたマイレ(MEYLE)のパーツだと、パッドのフロント7020円、リア8100円、ディスクローターのフロント14000円、リア11665円の合計40785円(消費税、送料、工賃別)で済む。
 パッドがあと10000キロ、ローターが20000キロほど持つ。計算上は次回の車検まで大丈夫だが、どうしようかと迷っている。

 代車はスズキのワゴンRワイド、1000ccインタークーラーターボ(100馬力)だが、ボルボより強力なターボである。昔の国産ターボはドッカンパワーと綽名されていたが、その言葉に恥じない性能である。これなら1000cc以上の排気量は不要である。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月30日 10:54 | 固定ページリンク




すみの酒店  | 一考    

 神大病院の帰り、長田区花山のすみの酒店へ行く。先代がいらして互いに愕く。明石へ戻るに至った事情を簡略に述べる。わたしが20歳代、2号線沿いの湊川大橋西詰に店があったころからの付き合いである。
 岩倉酒造場の芋焼酎限定原酒「妻」と磯自慢本醸造5年生貯蔵酒(2050円)を購入。16年前の上京時、大量の磯自慢を購入したが、それ以来久しぶりの磯自慢である。

 江戸時代の焼酎は米焼酎、侵略した琉球王朝(奄美、沖縄)の琉球酒には奄美の黒糖焼酎も含まれてい、こちらはとんでもない高級酒だった。中南米生まれの甘藷が琉球経由でわが国へ伝来するのは1705年のこと。芋焼酎の歴史は米のそれと比して新しい。
 岩倉幸雄さんはインタビューで語る。「昭和20年以前、戦前は、どこも焼酎といえば米焼酎だったんです。小作に貸している田んぼからの上納米で造るから米焼酎。それが、戦後の食糧難で米がなくなって、仕方なく芋を原料にするようになったんです・・・だから、芋焼酎の歴史はまだ浅い。技術的にも、完成度が低くて、それだから「芋は臭い」とか言われてきたんですよ」。
 一段落したようだが、このところの焼酎ブームにあやかって、飲みやすさを前面に打ち出した焼酎、樽で貯蔵したウイスキー擬きの焼酎(古来、焼酎は蘭引きといって樫樽で熟成された)など、さまざまな香味の焼酎が楽しまれるようになった。快なる哉。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月29日 23:38 | 固定ページリンク




ノットホール (Knot hole)  |   一考

 西明石のバー、ノットホール (Knot hole)ヘ挨拶に出掛ける。西明石でですぺらをはじめた20年前は世話になった。モルトウィスキーを置く店は今では増えたが、当時はですぺら以外ではノットホールしかなかった。
 往時は Knot hole であってノットホールではなかった。確かめるとマスターはネット上でいつの間にかノットホールにされてしまった、どうでも良いので捨て置いている、と。確かに、名前や屋号の誤表記は気分の良いものでないが、どうでも良いに違いない。
 営業時間が20時からと遅いので、ですぺらが終わってから明け方までよく飲みに行った。料理は挽肉のピザとガーリックトーストぐらいだが、それで結構。飲みに行くところであって、食べ処ではない。
 先日は自家用車(自転車)で出掛けたが、マスターの立岩さんと昔話になった。かつて愛子さんと共にオービスで捕まって三箇月間の免許停止を命じられた。「一般道で30km以上、高速道路であれば40km以上の速度超過」(ちなみに80キロオーバー)で最高金額の10万円の罰金だった。その三箇月の間、自転車通勤で押し通したが、乗るのはロードレーサー、泥酔運転に適した自転車でない。西明石から明石間を10数回顚倒を繰り返しながらの帰宅である。こういう時は両脚がべったり地面に付くママチャリが恋しくなる。
 立岩さんによると愛子さんがいなくなったあと、別の愛子さんがですぺらへ来たらしい。二代目愛子さんはわたしの影響でラガヴーリンを愛飲。その後結婚し、ノットホールの近くに住むという。失礼ながら、わたしには二代目愛子さんの記憶がない。
 亡くなられた太田さんが懐かしいと立岩さん。ですぺら創立時のはなしができる、わたしにとっては得がたい店である。


投稿者:   一考  日時: 2014年05月28日 16:43 | 固定ページリンク




駐車3  | 一考    

 パーキングメーターは駐車枠で指定した場所、方法に限り、短時間の駐車を認めるというもの。パーキングメーターの料金は駐車料金ではなく、機器等の維持管理のための手数料として徴収される。なお、パーキングメーターが設置されている場所は概ね駐車禁止の標識が設けられていて、当然駐車禁止。
 法律を決めるのは立法府、日本の場合は国会がそれに当たる。警察は国会が決めた法律を遵守するために働く機関、謂わば国家権力の僕。わたしは我が儘で身勝手なご都合主義者なので、自らの存在理由を国家権力に委ねるような生き方を是としませんが、なければ困るのも事実です。
 2006年6月1日から、駐車違反の取締り方法がまったく変わり、取締りの民間委託や駐車監視員の実地など、効率化が計られた。第3次小泉内閣時の議員立法だが、不愉快かつ鬱陶しい法律である。
 国会で決めた法律が例え理不尽であれ、現状にそぐわないものであれ、警察はそれに従わなければなりません。文句を云うなら立法府の国会議員に云うべきであって、取り締まる警察に苦言を呈するのは御門違いかと思うのですが。

 警察官による検問や道路交通法に基づく交通取締は行政警察活動ですが、覚醒剤の所持を確認して現行犯逮捕すれば、その時点から司法警察活動へ移行する。後者の司法警察活動にはグレーな部分が多く存在する。憲法で「戦力の不保持」が明記されているにもかかわらず、政府見解によれば、自衛隊は憲法第9条第2項にいう「戦力」にはあたらない組織とされている。要は解釈によってどうにでもなるようなグレーゾーンを拵えるのが国会議員の延いては国家の仕事だそうです。
 ちなみに、2000年に議員立法されたストーカー規制法(2013年改正)によって、予備拘束が出来るようになったが、これなどは運用を間違えると戦前の治安維持法になりかねない危険性を孕んでいる。

追記
 パーキングメーターでの時間延長は駐禁になります。最近は重点項目らしく、2分以内にレッカー移動だそうです。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月27日 14:39 | 固定ページリンク




駐車2  | 一考    

 駐車に関しては、車の右側の車道の幅員が3.5メートル以上の余地が必要。路側帯に乗り上げる場合は、路側帯の余地が0.75メートル以上必要。路側帯に乗り上げようが乗り上げまいが、車道の幅員が3.5メートル以上の余地がなければ駐車違反になる。いずれにせよ、駐車禁止場所及び駐停車禁止場所は禁止です。
 前回の書き込みは神戸の北野町での駐禁が念頭にありました。同地に友人が住んでいるのですが、北野町界隈は全面駐車禁止、かつ重点地域に指定されています。駐車監視員によって頻繁に摘発されているのですが、違法駐車は後を絶たない。ちなみに、歩道に0.75メートル以上の余地がないと車椅子が通行できなくなる。車を運転するひとは車中心のものの考え方しかできないようです。

 http://www.police.pref.hyogo.jp/seikatu/guideline/pdf_data/ikuta.pdf


投稿者: 一考      日時: 2014年05月27日 14:28 | 固定ページリンク




道路は警察の私有地か?  | なんで    

 小生の働いていた店の前は大阪でも有名な通りで、警察管理の「パーキングメーター」があり、料金支払えば「駐車」許された。並んでいるお店へ来る取引の車には、大変な迷惑だった。「料金」さえ支払えば、「車が消える」わけでもなし、これが許されるのなら本来、この道路は「駐車禁止」にしなくてもよいとなる。民間駐車場に入れて「キッチリ所要時間」支払うより、これに1回分払って放置しておく方が「警官」守られて「得」と言っていた某氏の例もある。


投稿者: なんで      日時: 2014年05月24日 19:43 | 固定ページリンク




駐車  | 一考    

 身障者が所定の標章を掲出した場合、道路標識等により表示されている時間内(概ね60分)ならパーキングメーターは無料になる。身障者固有の標章を頂戴したところで、前述以外の特典はなにもない。身障者だからと云って駐車禁止の適用除外にはならない。
 先日、駐車について話していて、歩道に乗り上げての駐車は許される、はみ出しが車の半分未満なら違反にならない、何センチ乗り上げれば構わなくて、何センチなら違反になると、分かったような話を聞かされた。そのような下らないことでの議論は御免被る。それでなくとも、道路交通法上で、歩道に駐車することは許されていない。また、乗り上げるためには歩道走行(自動車走行帯外走行)をしなければならず、通行区分帯違反にも問われる。
 話の相手が免許取り立てとなれば、どちらで買ってきた運転免許証かと嫌みのひとつもいってみたくなる。少なくとも道路交通法84条で定められた免許証ではあるまい。

 捕まる捕まらないは他人の勝手である。金持ちはどんどん捕まって罰金を払えばよい。わたしのような貧乏人は捕まるわけに行かない。1995年に三箇月間の免許停止になったが、それ以降違反は駐車違反の一件のみ。ゴールド免許の制定はその前年だったと思うが、一貫してゴールド免許を保持している。
 警察官や巡視員だと甘いが、駐車監視員に掛かると即時違法駐車扱いとなる。公道上、私道上、公有地、私有地、いずれの場合でも無断駐車は日本国の法律では道路交通法、または、刑法の住居侵入罪または業務妨害罪、または、自動車の保管場所の確保等に関する法律の構成要件に該当する犯罪行為となる。私道は捕まらないと云った都市伝説が罷り通っている。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月24日 13:47 | 固定ページリンク




鱧皮  |   一考

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 ある日の食事、鱧皮酢と薇の煮付けと120グラムの飯。まるで酒の肴ではないかと云われそうだが、わたしの食事はこのようなものである。引越してから、焼豚以外の畜産肉は食べなくなった。


投稿者:   一考  日時: 2014年05月23日 11:16 | 固定ページリンク




神大病院  | 一考    

 薬がなくなるので神大病院へ出掛ける。移植外来は火曜と水曜日、わたしは水曜日の組のようである。更生医療は間に合わないが、6月30日まで有効の重度障害者医療費受給者証が15日付けで発行された。取り敢えず、こちらで間に合わせろとのことらしい。
 手続きにこんなに時間が掛かるとは思わず、1箇月ぶんの薬しか処方してもらっていない。分かっていれば、戸田で2箇月分処方していただいたのだが。

 担当医は小川、竹田のお二方、前回と同じである。今回は体調よろしくクレアチニンは1.8、この1年間でもっとも下がっている。これ以上は下がらないことを説明。前回はやはり脱水だったようですね、と医師の一言。血液検査104項目はすべて良好。戸田から送られた生理検査を参照に、精密検査の要はなくなった。
 福祉医療担当のなかのさんの世話になった。更生医療が有効になるまで支払いは停止、再三にわたって感謝を述べる。そのかわり、駐車場の割引がなくなっってしまったのは残念。
 院内処方の28日分の薬を抱えて帰宅、ニューモシスチス肺炎の発症抑制を目的にバクタ配合錠を服用していたが中止になった。腎機能への副作用を考えてのことと思われる。薬に若干の変更があるのはやむを得ない。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月22日 14:36 | 固定ページリンク




明石界隈の焼豚  | 一考    

 芋屋金時(神戸市西区水谷3丁目13-11)100g/500円
 きくや食品(明石市大蔵谷奥16-5 バザール明舞)100g/450円
 よしかわ(明石市大久保町駅前1丁目9-12)100g/380円
 山陽亭(兵庫県明石市桜町11-18)モモ100g/340円 肩ロース100g/360円
 谷崎精肉店(明石市野々上1丁目13-17)100g/300円
 神戸うすなが牧場岩岡店(神戸市西区岩岡町古郷2437-2)100g/275円

 最後のうすなが牧場は16年前、ヒラキの向かいにあった肉屋でなかったかと思う。こちらの焼豚をわたしは食べていない。(29日に出掛けたが、ヒラキの向かいにあった肉屋とは別物、焼豚は10点満点中5点の出来)
 芋屋金時の看板には「芋と焼豚の専門店」とあるが、他にソフトクリームも置いている。焼豚のたれは香港のペニンシュラのレストランの味と同じだそうで、鹿児島の南州農場直送のかごしま黒豚を用いている。値が張るのは致し方ない。
 きくや食品は明石を代表する焼豚。こちらも値が高いが、明石のブランドゆえ致し方なし。
 谷崎精肉店の焼豚はわたしのお気に入り。こちらではじめて住んだのは枝吉、わたしが三十歳の時である。往時は車の免許証を持たず、自転車で西明石駅を往復していた。その帰路、良く行った。
 焼豚は焼くまえに砂糖水を多量に注射する。その甘さだけで、焼きも浅く、深い香味を持たない焼豚もある。そうした癖のない焼豚もわたしは好きで、第二神明大久保インターのイズミヤ西神戸店にあった小さな焼豚専門店がそれで、亡くなられた太田さんが戸田へ送ってくださった焼豚はそちらのものである。同様の焼豚がイオン西神戸店で売られている。100g300円である。
 焼豚については概略のみで結構、これ以上深く知ろうとは思わない。ただ、東京の煮豚の濃厚な味と醤油臭さをわたしは好きになられない。

追記
 イズミヤ西神戸店にあった小さな焼豚専門店はなくなっていたが、その代わり、手造りのあぶり焼豚が売っていた。バラ100g/284円、こちらは10点満点中6点の出来。
 同じくバラの焼豚がパントリー 明石で売られている。100g/380円、焼豚はバラに限る。こちらは10点満点中8点の出来。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月20日 14:40 | 固定ページリンク




警告ランプ  | 一考    

 トランスミッションとの警告ランプが点いている理由が分かった。ミッションオイルの交換である。通常、どのような車でも、車検時すなわち2年毎に交換しなければならないが、わたしのボルボは何時交換したのか分からない。前の持ち主はユーザー車検だったので、おそらく交換していないと思う。譲っていただいた時は警告ランプは点いていなかったので、大丈夫だろうと楽観している。
 ミッションオイルの劣化がひどいと新しいオイルに取り換えることによってミッションブローが起こる。その場合、トルクコンバータや油圧ポンプなどを含んだミッションアセンブリ(ASSY)全体の交換が必要になる。そうなれば当然廃車である。
 調子の良い車に乗ろうとすれば、車検時にどれだけ金をかけるかに掛かっている。車は消耗パーツで構成されている、されば次にどこがおかしくなるかの予測はつく。国産車だと無理がきくが、外車はそうはいかない。どこまで先行投資が出来るかである。
 わたしはDレンジしか使わないが、マニュアルライクな運転(自動変速機構を無視しMTと同様に L→2→D3→D4 とシフトアップする、マニュアルモードがある場合それを使う)をすれば、ATFの交換サイクルを早めないといけない。車検から次の車検まで持たないようである。
 乗っているといろんなことを知る。ボルボの座り心地は確かに良いが、修理を考えるとやはりトヨタ車に勝るものはない。機会があれば、トヨタ車に乗り替えようと思う。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月18日 17:46 | 固定ページリンク




風評  | 一考    

 「美味しんぼ」が鼻血騒動でかまびすしい。テレビのコメンテーターはこぞって非難している。曰く、専門家でもないくせに、原発について発言するなら他の手段があるだろうに、漫画でこのような社会的な発言は止めるべき、風評被害の最たるもの、反日漫画家等々、差別に満ちた物言いばかりである。特にテレビ朝日のワイド!スクランブルのそれは目を覆うべき代物だった。
 大阪市長が周到な取材によるにもかかわらず、と揶揄した上で「美味しんぼ」の今回の騒動を非難していたが、わたしは雁屋哲氏が「しっかりとすくい取った真実をありのままに書く」作家だとは思っていない。かつてボウモアの香味が変わったのはサントリーが蒸留所を買収してからだ、との風評を信じ、出鱈目を書いて訂正ひとつしなかったのを知っている。要は雁屋哲氏の著す内容が必ずしも事実ではないことを踏まえた上で、今回の騒動を捉えたい。

 第1原発取材後に主人公らが鼻血を出した原因を双葉町の井戸川克隆前町長が「被ばくしたからですよ」と断定する場面、福島大行政政策学類の荒木田岳准教授が「除染しても人が住めるようにするなんてできない」と述べている場面はともに事実である。今回の騒動に対して井戸川克隆前町長は被曝自体を風評被害としてしまうところにこそ、問題があると看破する。
 鼻血が出るのか出ないのか、低線量汚染がもたらす影響は判然としない。ならば、議論を巻き起こす契機にすればよいのであって、風評を助長させるとの福島県知事の弁は上述の被曝自体を風評被害にしてしまう危険性を内包している。そもそも、風評を作り出しているのは政府、環境省、自治体、そしてマスコミでなかったか。
 云うまでもなく、風評被害とは根拠のない噂のために受ける被害であって、福島で農業や漁業に携わる人々が受けているのは「風評による被害」ではなく、「放射能による被害」である。政府はなにもかもを風評被害として片付けようとし、国民もそれに倣っているが、「風評による被害」と「放射能による被害」は本来厳密に峻別しなければならない。
 自民党の圧勝にはじまって、都知事選、集団的自衛権、原発再稼働と、国民多数の支持を得、世の中は核武装へ向かって一直線に進みつつある。「天皇陛下万歳」を三唱し、手に手を取って滅びる日はそう遠くはない。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月16日 20:56 | 固定ページリンク




逝去  | 一考    

 松山俊太郎さんが、11日の朝亡くなられた。享年83歳。通夜は18日午後6時、葬儀は19日午前10時30分から。ともに代々幡斎場(渋谷区西原2の42の1)。ご冥福をお祈り申し上げます。

 弔意を表し、しばらく掲示板はお休み。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月12日 06:43 | 固定ページリンク




初山別村みさき台キャンプ場  |   一考

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 加茂錦のしぼりくち微濾過酒を買ってきた。新潟の酒は濾過しすぎた酒が多い、そのなかにあって微濾過というところが気に入った。品質保持のため、遮光性の高い紐付きクラフト米袋を包装に用いている。三郷でもさまざまな酒を購入、周さんと酌み交わしたが、近頃の酒は旨くなった。
 東京にはないハモカワ、焼き穴子、焼き豚(東京は煮豚)を楽しんでいる。近隣のスーパーマーケットはどことも魚屋が這入ってい、昼網の魚をその場で下ろしてもらえる。もっとも、魚ぐらい自分で下ろせば良いのだが。
 富山のシロエビ(正確にはシラエビ)と北海道増毛の鮭とばが売っていたので購入。白エビは富山湾の漁師のあいだでは「ヒラタエビ」とも呼ばれる。駿河湾の桜海老同様、殻ごと頂戴する。殻にはキチン質との繊維が多く含まれ、糖質、コレステロール、塩分などを体外に排出する。糖尿病、高脂血症の予防に適し、骨粗鬆症に効果があるのは云うまでもない。
 増毛はカジカの子の醤油漬けや鮭とば黒コショウで知られる。カジカの子は「とびこ」もしくは「とびっこ」と似た食品。とびこにはシシャモの卵を使用した「ししゃもっこ」「まさご(真砂子)」とも呼ぶ代用品がある。
 
 魚卵は食べられなくなったが、昔は良く食べた。積丹から稚内へ北上の途次、石狩、増毛、留萌、小平、苫前、羽幌、初山別、遠別を経て天塩へ至る。いつも増毛か留萌で肴を仕入れ、初山別のみさき台キャンプ場でアイラモルトを飲むのを常とした。
 天塩で国道232号線は道道106号線と分かれる。106号線には風力発電の風車(昔はなかった)が並ぶほかは人家、電信柱、ガードレール、看板、北国固有の矢羽根などの人工物がほとんどなく、右側は地平線までサロベツ原生花園、左側は日本海の向こうに利尻富士を望むことができる。
 オロロンラインの名は羽幌沖の天売島に住むオロロン(ウミガラスの別名)にちなむ。ただし、現在では絶滅危惧ⅠA類に指定されている。天売島の売りは険しい断崖とそこに舞い飛ぶ海鳥の群れ、シーカヤックからの眺めは絶景。天売島のキタムラサキウニはバフンウニなど目ではない。食べた人にしか分からない絶妙の香味である。つぶのウニ和え、北海道でガヤと呼ばれるエゾメバルも絶品。
 初山別の天文台について掲示板で書いたことがあるが、その天文台、キャンプ場、岬の湯がある岬台公園が道の駅になったようである。

 http://www.youtube.com/watch?v=rFg5ve9z1NM

追記
みさき台キャンプ場の写真は以下からの無断借用、誠に申し訳ない。

 http://www42.tok2.com/home/monjirou2/2-saihokutannomisakiomezasite.html


投稿者:   一考  日時: 2014年05月11日 08:39 | 固定ページリンク




笑い種  | 一考    

 税金泥坊で詳しく書いたのは、国民健康保険は全国均一条件と誤解なさっている方が多いからである。健康保険の運用は地方自治体なので、全国様々である。前項で書いたように、無料から54600円まで、目眩くような落差が生じる。
 わたしは日本医師会が云うところの健康保険の効用なるものを額面通りには信じていない。ひとこと云っておきたいのは、裕福な自治体の制度が必ずしも手厚いとは限らないことである。東京や神戸の例がそれにあたる。先端医療都市として、神戸市は福祉の街づくりを謳い文句にしているが、それを信じる者はいまい。
 さらに大書したいことがある。福祉医療にまったく理解のない神戸市だが、しおりには医療の目的を持っての転入を禁ずと書かれている。日本国民は住みたいところへ住む権利を有している。神戸市は日本国憲法をなんと心得ているのか。首長から役人に至るまで、ことごとくが改憲派だとでも云うのかしら。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月10日 17:49 | 固定ページリンク




福祉医療つづき  | 一考    

 更生医療並びに重度心身障害者医療費受給者証の発行に時間が掛かり、5月の医療費は自費負担となる。病院薬局双方で30万円ほどになるが、ひとまず支払わなければならない。このケースの場合、高額医療費で指定された自己負担限度額は54600円になる。それ以外は後日返ってくるが、手痛い出費である。ちなみに、埼玉だと一切合切無料である。
 4月30日に引越したため、4月分の保険料も神戸への支払いになる。いくら請求されるのか暗澹たる思いである。
 戸田中央では更生医療が有効になるまでの間は病院側が気をきかせて後払いが効いた。2箇月分を溜め、併せて3箇月分7500円を支払うといった塩梅。埼玉ならではの、戸田中央ならではの、もしくは親しい事務員ならではの、人間味に溢れた便宜であり手厚いもてなしだった。
 前項で「埼玉県では行政、病院が一丸となって患者に負担がかからないように努めている」と書いたが、改めて埼玉県に感謝したい。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月10日 17:46 | 固定ページリンク




税金泥坊  | 一考    

 車のナンバープレート及び車庫証明以外の役所の手続きがあらかた終わった。あらかたと書いたのは、三郷市の25年度26年度の所得証明がそれぞれ2通必要なそうな、1通は障害福祉課(更正医療の手続きに必要)、1通は市民課介護医療係(重度障害者医療費受給者証の手続きに必要)。ちなみに、同じ市民課の国民健康保険は三郷市へ所得証明を直接問うと云う。同じ役所であるにもかかわらず3通りの対応とはこれ如何に。役人根性はよく分かっているつもりだが、腹立たしく思う。
 西区の区役所に更正医療及び重度身障者医療に詳しい方がひとりいらして、随分と助かった。ただし、窓口を7箇所も回された。三郷市へ引越したときは僅かに2箇所、その理由は隣の窓口の業務は暇であっても一切手伝わないとの神戸市役所の悪しき慣習による。
 医療に詳しい方がひとりと書いたが、三郷の市役所には5人はいらした。人口比は10倍以上なのだが。そのお一人は障害者、車椅子での応対だった。埼玉と神戸の違いについて話し込んだが、互いにその余りもの違いに驚く。今後、親しくなられそうな方である。

 埼玉では更生医療を受けている重度身障者の医療費は、更正医療費を含めて一切無料になる。思うにこれは大変な特典である。どうやら埼玉県以外にはそのような特典は存在しない。東京も扱いの酷いところと聞いていたが、神戸はさらに酷かった。同じ病院の他の科に掛かれば、更生医療の対象外で有料となる。戸田中央では内科であれ皮膚科であれ泌尿器科を通しての治療となったが、かかる便宜は神戸にはない。要するに、埼玉県では行政、病院が一丸となって患者に負担がかからないように努めている。細かいはなしだが、整腸剤や感冒薬も泌尿器科医の処方で頂戴していたが、そのようなことも神戸では不可能である。

 車椅子の彼によれば、現時点では混合診療は認められていないので、自由診療は迂闊に受けられないとか。遡って健康保険が適応されなくなり、とんでもない請求書(数百万円)が行きますよとの注意を受けた。わたしは定期的にリツキサン(自由診療)を打つ必要があるので、なにかしらの方法(例えば埼玉県へ出掛ける)を考えなければならない。
 通院は病院薬局共に1回600円、月2回まで。入院は1回一箇月2400円、他の病院は悉く1回600円、2回まで。なお、一箇月6000円の障害者手当は出ず、ガソリン券も存在しない。概算だが埼玉と神戸を比べると、年間にして20万円ほど(駐車場代は別)の出費増となる。収入のない方はどう工面されているのだろうか。福祉医療に関しては全国で最低の水準である。
 それにしても、この程度のことを専門外として車椅子の御仁に押しつけ、学ぼうともしない神戸の役人の為体、税金泥坊とは如斯。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月09日 09:39 | 固定ページリンク




Uターン禁止  | 一考    

 トラブルは顕在化する前にいくつもの兆候を持つ。気づけば良し、気づかねば後悔する。気づいたところで、なにもせずに放置すれば同じこと。大概は退っ引きならなくなって初めて事態の深刻さに気づく。わたしが透析に至ったときの消息も似たようなものだった。
 病の場合は担保なり抵当が自分の身体なので自分の枠を超えることはない。しかし、男女の場合にあっては顕在化したときはお仕舞いのケースが多い。恋愛の根底にある強い性的興奮は青年期特有のもので、そのようなものをいつまでも引き摺っているわけでない。恋愛ほど容赦のない対人関係はない。時と共に恋着、追慕、懸想と思っていたものが細かく切り刻まれてゆく。
 家庭の本質は他の侵入や介在を許さない占有者の空間、謂わば縄張りそのものにある。従って、互いのテリトリーを異としはじめたところから既に破綻がはじまっている。ひとつの領域に複数の占有者の空間などあり得ない。夫婦間であれ、親子間であれ、自らの領域を持とうと思った瞬間、家庭は崩壊し、個々は独立した領域を持たなければならなくなる。そうでなければ、テリトリーをめぐって攻撃と防御の行動が生ずることになる。分かり易く云えば戦争である。
 例え、薬物依存であれアルコール依存であれ、または腎不全であったにせよ、それを攻撃や防御の行動の理由にはできない。事情の如何を問わず、家庭内暴力(言葉の暴力を含めて)は許されるものでない。それらは個内部の問題であって、テリトリーの問題ではないからである。
 ごく僅かずつ、時を掛けて歪められて行ったテリトリーの修復は難しい。その歪みは男性の傲慢さに比例する。そして男性は女性ほど寛大でもないし明晰でもない。何時も書いていることだが、男には男の、女には女の明晰さがあって、それらは相容れない。間違いなく云えることは、土壇場に陥ったとき、男の振る舞いは未練がましくなる。わたしも未練がましく、透析に這入り腎移植へと至った。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月08日 17:47 | 固定ページリンク




それなりけり  | 一考    

 わたしの文章は前略、中略、後略と取り付く島もないが、肉声はそれなりに鏤められていると勝手に思っている。もう少し言葉を補足して分かりやすくすべきと思いはするが、書き始めるとどうでも良くなってくる。当掲示板はわたしの日めくりカレンダーのようなもので、独り善がりな記号が多く、端から理解を抵んでいるのかもしれない。また、誰のために書いているのか、何のために書いているのか、その辺りの消息も敢えて暈かしている。それがさらに文意を掴みにくくしている。
 当掲示板を海馬の涎と名付けた時期があったが、その譬喩の骨子はいまも変わっていない。人にはよこしまで公平でないところがあって、わたしなども揶揄嘲弄を好しとするタイプである。しかし、ひとをからかえば不興を買う。よって揶揄の対象はわたし自身に限られる。もしも他人への皮肉と受け取られる方がいらっしゃれば、それは筆が滑ったまでのこと、本意にあらず。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月08日 17:36 | 固定ページリンク




涓人  | 一考    

 昔、移郷との刑罰があった。殺人罪で死罪に処せられるはずの者を恩赦によって強制的に他郷へ移住させることである。わたしは移郷らしきものを繰り返してきたが、それは強いられたものでなく、他郷そのものもまったくの偶然である。三郷も住みたくて住んだ街ではない。住んでみて、都内最大の水元公園やみさと公園に惚れたのである。そして当地の障害福祉医療の手厚さにも。旅は北海道、栖には三郷が最高と思うようになった。
 関西へは、どうあっても一度帰らなければならない理由があった。ひとと会う用なのだが、それはすぐに済む。済めばいままで住んでもっとも気に入った街である三郷市南端の鷹野もしくは高州へ戻りたい。
 帰ったとたんに三郷はなかろうと思うが、神戸や明石は好きになられない。京都や大阪を好きになられないのと同じ理由である。あまりにも多くの友を失ったからである。辻さんが水元公園を一見、中国によくある公園との感想を洩らしていたが、あの佳さを彼と共有できたことを嬉しく思う。ちょうどこの時期、公園では金魚の孵化が盛んである。
 わたしは自ら育てた金魚の写真を1枚も持っていない。持つ必要がないので持っていないのだが、黄金色の金魚の表彰だけは残っている。このようなちょっとしたオブジェが拙宅には多い。性欲のようなもので、所有の概念のひとつの顕れである。話序でに書いておくが、性欲は本能ではない、より広義な所有に属する心的形象である。
 理由は書かないが、わたしは勃起能力をなくした、しかるに性欲はなくしていない。恰度、涓人のようなものでないだろうか。去勢されたが、環境は後宮にある。言い換えれば、妄想のみの世界と云えようか。これも一種の移郷に違いない。


投稿者: 一考      日時: 2014年05月07日 16:28 | 固定ページリンク




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