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如月 | パリ滞在記を擱筆


本日、小サイトの「徘徊録」コーナーにパリ滞在記:その6をアップ致しました↓。
http://www.furugosho.com/nomadologie/2004-1-Paris6.htm
これにて今回の私のパリ滞在記は一応擱筆です。滞在記は全部で1~6まであり、
大半は私のたわいもない雑感ですが、これを機に、パリ市立アル・サン・ピエール
美術館の人形展はどんな感じなのか、四谷シモンはそこで何をしてきたのか等々、
お読み頂ければ幸いです。



投稿者: 如月    日時: 2004年02月13日 22:50 | 固定ページリンク




KAWAIHIDEYUKI | 名古屋に転勤になりました

ご無沙汰しております。

2月2日付の辞令で、名古屋に飛びました。
先週からは、赤坂から400Kmほど遠いところにおります。

できる限り出張を作って、お邪魔しますので、
またよろしくお願いします。

スプリングバンクもまだ終わりそうもないし。



投稿者: KAWAIHIDEYUKI    日時: 2004年02月14日 11:19 | 固定ページリンク




如月 | 「幻獣標本博物記」

銀座の青木画廊(中央区銀座3-5-16島田ビル2F、http://www.aokigallery.jp)で、とてもおもしろい展覧会がはじまりました。 題して「幻獣標本博物記」です。 幻獣とはなにか、幻獣の標本とはなにかとても気になりましたので、本日青木画 廊を訪問し、これらの獣を採集し、標本にされた江本創(はじめ)さんとお会い してきました。 伺ったところによると、江本さんは旧ソ連のアレクサンドル・ヒロポンスキー博 士らのもとで珍しい生物の採集・標本作製を学んだとのことで、ヒロポンスキー 博士の手記の断片や博士と一緒に採集した珍獣の標本(その一部は青木画廊で 展示)を、このたび「幻獣標本博物記」(パロル舎)から上梓され、その記念に 展覧会を開催されたとのことです。 江本氏のサイト↓に氏が採集した珍しい生物の標本が掲載されていますから、ぜ ひアクセスを! http://sow.ggnet.co.jp/ そして、実際の標本を青木画廊でぜひご覧下さい。展覧会は28日(土)まで開 催です。



投稿者: 如月    日時: 2004年02月17日 00:43 | 固定ページリンク




薫子 | KAWAIさまへ

あらら、名古屋にお引っ越しですか。
名古屋といえば思い出すのは、新幹線名古屋駅前の予備校のビルと、味噌煮込みうどん。
うどんを一口食べて、これはまだ茹であがっていないではないか、店の人に言った方がよいだろうか、と暫し悩んだものです。
そちらにはスコッチ文化研究所の名古屋支部があります。Malt club(http://www.malt-club.com/)という、こゆ~いサイトを御覧くださいまし。テイスティング会などいろいろと活動なさっているようです。
名古屋のお酒事情、バー情報など、赤坂にお越しの折りは是非お聞かせください。
お待ちしています。



投稿者: 薫子    日時: 2004年02月17日 05:02 | 固定ページリンク




如月 | 新聞二題

東京都現代美術館で開催中の「球体関節人形展」についての記事が、2月17日 付の朝日新聞文化面に掲載されました。題して「まがまがしいエロス」。オープ ニングの際の四谷シモンの言葉も少し引用されています。 朝日新聞をとっていない方、地方在住の方には、共同通信をとおしてゲイビー・ ウッドの「生きている人形」(青土社)の書評がさまざまな地方紙に掲載されだ しています。 お手元の新聞、四谷シモン関連の記事がないか、みてみてください。



投稿者: 如月    日時: 2004年02月19日 00:27 | 固定ページリンク




如月 | 中井英夫に捧げる展覧会


desperaファン必携のミステリー「虚無への供物」刊行40年を記念して、「虚
無への供物」そしてその著者・中井英夫を愛するアーチストによるオマージュ作
品展「永遠の薔薇」が2月29日から開催されます。「虚無への供物」は、東京
オリンピック開幕を半年後に控え、日本中が祝典ムードでわきたっているなかで
刊行されたのですね。
会場は高輪の2カ所で、第一会場がギャラリー・オキュルス(港区高輪3-10
-7、TEL=03-3445-5088)、第二会場が古書啓祐堂(港区高輪
3-9-8、TEL=03-3473-3255)。2つの会場はすぐそばです
ので、まわるのは簡単です。
参加アーチストは次のとおり。
石塚公昭、梅木英治、喜国雅彦、今道子、佐中由紀枝、多賀新、竹本健治、建石
修志、司修、楢橋朝子、畑農照雄、板東壮一、藤田新策、本多正一、間村俊一、
森山大道、山下陽子、山本美智代、渡辺東。
顔ぶれからいって、おもしろい展覧会になりそうですね。
会期は2月29日~3月10日です。
   *   *   *
下方↓でご紹介した江本創さんの「幻獣標本博物記」(パロル舎)、本日(2
2日)の朝日新聞読書欄でさっそく取り上げられています。曰く、「魑魅魍魎の
存在を、実は感じているひとの心に働きかける超シュールなビジュアル文集」。
でも江本さんの実際の標本はもっと超シュールです。青木画廊でぜひご覧あれ!
(「幻獣標本博物記」の見本はdesperaに置いておきましたので、手にとって見
てください♪)



投稿者: 如月    日時: 2004年02月22日 10:19 | 固定ページリンク




如月 | マルゼルブの出版理念


木崎喜代治氏の著作「マルゼルブーーフランス18世紀の一貴族の肖像」(岩波
書店、1986年)にもとづき、小サイト内に「マルゼルブの出版理念」のペー
ジを新設致しました↓。
http://www.furugosho.com/precurseurs/malesherbes-idees.htm
マルゼルブの出版理念は、18世紀を知るための非常に優れた証言であると同時に、
今読んでも、メディア論として第一級のものですね。
木崎さんの著作を要約しながら、ある部分、これはインターネット・メディア論
にそのままおきかえられるな…などと考えておりました。
みなさんの感想もお聞かせくださいね。小掲示板でお待ちしております♪



投稿者: 如月    日時: 2004年02月27日 10:52 | 固定ページリンク




一考 | ですぺらモルト会16回

 2月28日(土)の夕7時から10時にかけて第16回目のですぺらモルト会を催します。会費は6000円、メニューは以下のごとし。
 1年分のボトルの取り置きは不可能ですので、2箇月分ずつ紹介させて頂きます。1年間で120の蒸留所のシングル・モルトを味わうことになります。
 年内の開催は毎月第4土曜日、従って次回は3月27日です、どうかよろしく。例によって、ウィスキーの解説はその日にお渡し致します。

ですぺらモルト会2月
@スプリング・バンク('93 クライズデール)キャンベルタウン
 ロングロウ(10年)※ キャンベルタウン
 カードゥ(12年)※ スペイサイド
@ベンリネス('81 ヴィンテージ・モルト)スペイサイド
 ロッホデュー(10年)※ スペイサイド
@ロングモーン('90 ウィスキー・ガロア)スペイサイド
 グレンゴイン(17年)※ ハイランド
@ブローラ('82 イアン・マクロード)ハイランド
@グレンタレット('86 ジェームズ・マッカーサー)ハイランド
@リトルミル('85 ゴードン&マクファイル)ローランド

ですぺらモルト会3月
 ポート・エレン('80 ゴードン&マクファイル)アイラ
@クラガンモア('89 ヴァン・ウィー)スペイサイド
 グレンリヴェット('75 イアン・マキロップ)スペイサイド
@ストラスアイラ('89 ダグラス・レイン)スペイサイド
 ノッカンドオ('87)※ スペイサイド
 グレングラッサ('74 ハート・ブラザーズ)ハイランド
@スペイサイド(8年)※ ハイランド
@フェッターケアン(12年)※ ハイランド
@ロイヤル・ブラックラ('94 ダグラス・マクギボン/カスク・ストレングス)ハイランド
@セント・マグデラン('80 ゴードン&マクファイル)ローランド

 @は去年とは異なる新規ボトルです。



投稿者: 一考    日時: 2004年02月28日 00:32 | 固定ページリンク




如月 | 読売新聞+紀伊国屋画廊


本日(4日)の読売新聞朝刊・週刊テレビ番組「Zip Zap」(東京&関東版)の
広告紙面に四谷シモンの作品「木枠で出来た少女3」(現在、東京都現代美術館
で開催の「球体関節人形展」に出展中)が超アップで登場します(撮影・沢渡
朔)。ぜひご覧下さい。
また、本日から新宿・紀伊国屋画廊(紀伊國屋書店本店4階)で第23回エコ
ール・ド・シモン展がはじまります。この展覧会に四谷シモンは新作「Le
Garcon」を出展します。入場無料ですので、新宿にお出かけの際はぜひお立ち寄
りください。



投稿者: 如月    日時: 2004年03月04日 00:59 | 固定ページリンク




如月 | 「イノセンス」+東京新聞

今日(6日)はいよいよ映画「イノセンス」公開ですね♪ さて四谷シモン、本日は東京新聞夕刊の「名流」面に見開きで登場します。 題して「前衛に根付く伝統の心、シモン人形は米の味ーーパリで、日本で、耽美 なエロス開花」。 どんな記事に仕上がっているか、ぜひお読み下さい。



投稿者: 如月    日時: 2004年03月06日 09:37 | 固定ページリンク




一考 | インプレッサ

 このところ小生の車の走行距離が19万5000キロを超え、いつタイミングベルトが切れてもおかしくない状態でした。数年前からクーラーは故障したまま、オイル下がりがひどくなって白煙の垂れ流し、千キロごとにオイルを追加しながらの綱渡りでした。従って遠出をひかえるようになり、みなさまにご迷惑をお掛け致しました。
 この度、江戸川区本一色3丁目にて朋廣自動車を営む吉川雅偉さんのご協力にてスバルのインプレッサを入手致しました。吉川さんの希望価格は37万円だったらしいのですが、信じられないような価格で譲渡してくださいました。本日、拙宅の庭へ到着、レスポンスのよさに驚いております。走行距離は58661キロ、ワンオーナーで修復歴なし、定期点検記録簿もあるフォレストグリーンの5ドアステーションワゴン。正確にはHXエディションS-1.8L-4WDのオートマチック車です。
 もっとも、2月は小生ちょいと忙しく、車検を取りに行く暇がなかったものですから、吉川さんに取り敢えずの車検をお願い致しました。あとは毎月一箇所ずつきちんと整備していこうと思っております。ショックアブソーバの柔らかいのも気になるところですが、先立つものがなく、あれやこれやと一年ほどの間、吉川さんを悩ませることになりそうです。
 いずれにせよ、これで群馬行きも可能になりそうです。もっとも、こちらは佐々木幹郎さんを悩ませるのが目的ですが。



投稿者: 一考    日時: 2004年03月06日 22:51 | 固定ページリンク




一考 | 皮膚感覚

 念願の横須賀功光さんについての一文を書き上げました。間村俊一さんが主宰する「たまや」第二号に掲載の予定。書きながら何度となく落涙、稿が進まなくて難儀致しました。畏友佐々木幹郎さんから特異な「皮膚感覚」を持った文章と言われ、悦に入っております。三島由紀夫ではありませんが、からだの中に魂があるとするならば、皮膚こそが魂の深淵。一体に私はひとさまから褒められるのが大好きで、佐々木さんのお言葉はいささかの優越感をもたらしました。それが劣等感の過補償であろうがなかろうが、そんなことは私の関知するところにあらず。なにはともあれ、久しぶりに掲示板への戦線復帰ということになります。どうかよろしくお願い致します。



投稿者: 一考    日時: 2004年03月06日 22:52 | 固定ページリンク




外山時男 | 一考さま 桜井さま

 一考さま 
 もう三月になってしまいました。ですぺらなかなかゆけなくてすみません。
 「数年前からクーラーは故障したまま、オイル下がりがひどくなって白煙の垂れ流し、千キロごとにオイルを追加しながらの綱渡りでした。したがって遠出はひかえるようになり」には吹き出してしまいました。まるで荒川河川敷の住人へのインタビュー答えみたいではないですか。
 でもインプレッサお買いになったとのこと。スバルいいですね。やはりエンジンはボクサーなのでしょうか。昔FF1に乗ってました。ボロボロいうあの独特の排気音はなつかしいです。

 桜井さま
 いろいろご迷惑かけてしまいもうしわけありません。ほんとうに世の中は幻想に満ちていてシュルレアリスムです。

ですぺらのウィスキーに会いたいです。 



投稿者: 外山時男    日時: 2004年03月10日 02:49 | 固定ページリンク




一考 | 知と粘膜

 菊地さんへ
 「皮膚感覚」にさほど想いを込めたわけではなく、粘膜質な文章を著してみたかったというにとどまります。ひとの口唇は哺乳動物にあってもとりわけ複雑なものですが、唇で赤く見える部分、すなわち俗にいうくちびるに興味があるのです。紅唇 朱唇 丹唇 花唇 花吻などといわれますが、言語を発するときに重要な役目をはたす、その役割分担におもしろみを感じるのです。
 唇らしきものは魚にだってあるのですが、ほとんどは皮膚もしくは甲殻であって、角化現象のすくないピグミーチンパンジーやマウンテンゴリラは約五十種ほどの鳴き声で意志を伝えあうと聞き及びます。ひとのくちびるはボノボと比してさらに角化現象がすくなく、複雑な言語を獲得するに至りました。脣竭きて則ち歯寒く、魯酒薄くして邯鄲囲まるというではありませんか、脣亡歯寒は友の習い、さればこそ横須賀功光さんに託けて粘膜質な文章を著そうと思ったのです。
 ご子息の安理さんからは「横須賀はですぺらで言葉による最後のクリエイトを試みた」と告げられました。「言葉によるクリエイト」を残照というのはいささかきつい物言いかもしれません。しかし、大部な仕事をすでに残された横須賀さんが死を携えての「試み」、それも最初から病名を私に告知してはじめられた言葉のゲームだったのです。
 人生の残照、すなわち沈んだあとに残される夕焼けに「えろきゅん」ならぬ「むねきゅん」を私は感じます。そして残照はふたつの属性をもっているように思うのです。片方には残傷や残心が潜み、片方には慙羞、慙色、慙沮などが栖みついているのではないでしょうか。言葉の遊びをしているのではありません。ただ実績を抛りだした敗者の残滓のさまに私はこころを動かされるのです。

 横須賀さんが自分自身のために撮り続けた作品をあなたと二人で見に行きました。あの一連の遺作を目の当たりにして、私は深い悲しみと嗚咽に見舞われました。そこにはイタリアン・ヴォーグや資生堂での商業写真にみられる才気走った構図や華やかなひかりの階調をまとった稠密な作柄はなにもなく、ぬえのような虚無が跋扈する荒漠たる風景が拡がっていたのです。時代に蹂躙され、組織に打擲され、才能を簒奪され、個に立ち帰ったとき、横須賀さんは撮るべき対象と為す術を見失ってしまったようです。作品はそのあたりの消息を端的に物語っています。かつての圧倒的な才能のまえに平伏していた闇の部分が大きく鎌首をもたげ、本来なら花と咲くべき横須賀さんの搏動は、宿酔と血痰、そして汚物にまみれたものとなりました。しかるに、虚名が通り過ぎることによって、横須賀さんはひとが暫定的な存在であったことを再認識するのです。早熟だったひとが必ず払わねばならないタックスのようなものなのでしょうが、そこから先の領域にしか私は興味を抱きません。
 私はきっといい季節に横須賀さんと出逢えたと思うのです。もうすこし前であれば、間違いなく喧嘩別れに終わっていたでしょう。考えるってなに、思惟するってなに、立ち徘徊るってなに、横須賀さんとの論議の底流には常に不確実性が、懐疑が漂っていました。死を目前にした彼ゆえの孤絶された残照、定まらない揺蕩う残照がそこに息づいていたのです。才能や実績、矜持や自信、帰属や立場といった、なにかしらの存在理由を喪失した者は名状しがたい恐怖のようなものに襲われます。白血病と作品、自ら排泄し自ら発した自恃そのものに裏切られ、撤回を余儀なくされた横須賀さんの呻吟と哭慟、かつ消えかつ結びし日々を泡沫とさだめ、宙ぶらりんを選択するしかなかった横須賀さんの姿勢に私は心底からの共感と情愛を感じていたのです。
 それゆえ、単なるオマージュを著したのでは横須賀さんから「わかっちゃないね」と叱られます。昨年末、間村さんから原稿依頼を受けたときから書く内容は決まっていました。知と粘膜の弁証とでもいうほかない、究極のテーマを投げかけたのは横須賀さん。僅か十五枚を著すに丸二箇月を要しました。さらに一年間、このテーマに添って書き継いで行きたいと思っているのです。



投稿者: 一考    日時: 2004年03月10日 22:54 | 固定ページリンク




一考 | ボクサー万歳

 外山時男 さんへ
 昨年末のコンドームの「ココロして装着されよ」には爆笑、返事も書かずに失礼致しました。
 お互い商売優先ですので、なかなか機会が御座いませんが、気長に行きましょう。
 ところで、拙宅は荒川河川敷の根際、ほんとに目の前で御座います。たまにひなたぼっこに行くのですよ。日曜日は釣り客でいっぱいです。店のメニューに鮒のあらいや鯉の味噌煮でも加えますか。
 インプレッサの代金はすべて込みこみで5万円でした。中古のホイールと夏タイヤ9分山のセットが11500円と送費1680円、中古のスタッドレスタイヤ6分山が2100円と送費2700円、タイヤの換装と破棄代が4000円、車検が109000円、月曜日に車庫証明が2600円、火曜日の名義変更の書類代が530円、同じくナンバープレート代が1480円、締めて185590円の散財で御座いました。原資は某作家の書簡を売却して得た20万円だったのですが、うまく収まりました。
 私は古いBMWのオートバイに乗っていますので、二輪、四輪ともにボクサーになりました。ボロボロ、オンボロロン、ぼろぼろと、襤褸を着て走っております。でも、これで10年、20万キロまでは大丈夫、とりあえず安堵致しております。



投稿者: 一考    日時: 2004年03月11日 00:08 | 固定ページリンク




LIVE KIDSスタッフ | 見に来てください!!!


突然のメールで失礼いたします。
私たちは京都市を中心に青少年の様々な支援活動をおこなっている(財)京都市ユースサービス協会で活動しているボランティアスタッフです。 昨年10月より『LIVE KIDS』というアマチュアを対象とした音楽とダンスのフェスティバルの企画・運営をしています。
今回、是非このフェスティバルへ多くの方にご来場いただければと思い,WEB上でのプロモーション活動として,突然ではありますがメール,掲示板等へご案内を差し上げています。
このフェスティバルは今年で14回目を迎え、2004年3月13日(土)17:30~20:00
(DANCE部門)、14日(日)13:00~18:00(MUSIC部門)の2日間にわたって、アマチュアバンド&ダンスイベントとして京都会館第2ホールで開催します。
入場無料ですので、御家族・御友人等もご一緒にお気軽にご来場ください。
皆さんのご来場をお待ちしています。

◆お問い合わせは・・・◆
(財)京都市ユースサービス協会「ライブキッズ運営事務局」  担当職員:小嶋・松野
●〒604-8147 京都市中京区東洞院六角下ル御射山町262
            京都市中京青少年活動センター内
        (水曜日を除く平日10:00~21:00/休・祝日10:00~18:00)
●TEL 075-213-3681 *FAX 075-231-1231
●E-MAIL    k.y.serv@kyoto.email.ne.jp
●URL    http://www.ys-kyoto.org
●携帯はこちら http://www.ys-kyoto.org/lk



投稿者: LIVE KIDSスタッフ    日時: 2004年03月11日 13:38 | 固定ページリンク




外山時男 | ノビル

 一考さま

 河川敷でひなたぼっこをなさるとのこと。ならばフナの洗いの付け合せにノビルはいかがでしょうか。そのまま味噌をつけて齧るかヌタにするか。
 田舎の黒土の畦道に生えてるのよりは小ぶりに決まってますが、荒川にもきっとあります。
 目黒の我が家の坂下に小さな鉄工場があって、そこによく古いBMWのサイドカーがとまっています。いつだったかはボクサーじゃないやつ(R26?)がおりました。奥から鉄を切ったり溶接したりする音が聞こえてきますが、あれは絶対本業の音ではなく、サイドカーのフレームをいじっている音だとつねづね勝手に想像し楽しんでおります。
 ノビルはソバの薬味としてもけっこうです。ちょっと晒せば蜜柑の皮のみじん切りなどとともに田舎ソバとはよく合います。
 いわゆる二八の江戸ソバには一種のイデア風のものがあるみたいで、その点不自由です。田舎ソバにはなんら縛りなし。
 つながろうがつながらなろうが関係ありません。たぐれなくても日向臭くても、たとえてんとう虫の羽根が混じっていてもOKの世界はなかなかチャーミングであります。
 ラ・ジョコンダの微笑みが江戸ソバなら、その背景の曲がりくねった川や橋が田舎ソバ。まあそんなデマ飛ばしながら商売してるってワケでござんす。



投稿者: 外山時男    日時: 2004年03月17日 14:06 | 固定ページリンク




一考 | ほほえみ

 今回の横須賀さんへの文章について、佐々木幹郎さんから病名と亡くなられた日付は入れた方がよろしかろうと云われ、白血病であったことを書き加えました。そして昨夜、高遠弘美さんから「横須賀さんのほほえみ」は特筆大書すべきテーマであろうとの貴重な示唆を受けました。
 いろんなことを思い浮かべます。一昨年は横須賀さんとふたりしてよく笑い転げました。「駟馬も追うあたわず」を逆手にとって、取り返しのつかない箇所をたがいに穿っての咲笑い、嬉笑にも怒罵にも相感じる日々がつづきました。あるときは堪えかねてくっくっと、またあるときは輾然と、夜が明けるまで笑いさざめく声が途切れはしなかったのです。俳諧の軽みのようなきわやかな笑み、風が吹き通るさわやぎのような微笑みのなかに横須賀さんの意気の俊爽を私は見届けたのです。それこそが夢中にあっても決して放心することのなかった横須賀さんの詩精神そのものでした。
 ダイヤルを回す能動的かつ意識的な行為のなかに人生があるのではなく、回されたダイヤルが戻ってゆく緩慢な時差のなかにこそ、人のいとなみがある。これでよかったのだろうか、電話を掛けてよかったのだろうか、これからなにを相手に伝えるのだろうか、伝えるべきなにかがあるのだろうか、やはりやめておこうか。横須賀さんにとってほほえみは繰り返される人生の途中停車、「生きるってもどかしいものですね」との言葉こそが、戯けであり、飄逸であり、うつうつと最高を行く横須賀さんの表現でした。
 十二月に入ってからは「一週間ですぺらへ来なければ死んだと思ってください」との言葉が重ねられるようになりました。一瞬の沈黙を肴にウィスキーを呷りました。次に出てくる言葉を共有しようとして、互いの呼吸をはかり、脈拍を確かめ、からだを寄せ合い、見つめ合いました。精神の収縮を一緒にできないかと、じれったさのなかで酔いがにぶい悲鳴をあげます。鏡を前にしゃがみ込む憂い、言葉がうしなわれ、相似形のように時が凍てつくこともありました。

 あれから一年を経て、ですぺらのなかに、いまなお横須賀さんの存在を感じるのです。如月さんに撮っていただいた肖像写真を大事に飾っています。みなさん有難うございました。



投稿者: 一考    日時: 2004年03月19日 00:57 | 固定ページリンク




一考 | ですぺらモルト会17回

 3月27日(土)の夕7時から10時にかけて第17回目のですぺらモルト会を催します。会費は6000円、メニューは以下のごとし。
 1年分のボトルの取り置きは不可能ですので、2箇月分ずつ紹介させて頂きます。1年間で120の蒸留所のシングル・モルトを味わうことになります。
 年内の開催は毎月第4土曜日、従って次回は4月24日です、どうかよろしく。例によって、ウィスキーの解説はその日にお渡し致します。

ですぺらモルト会3月
 ポート・エレン('80 ゴードン&マクファイル)アイラ
@クラガンモア('89 ヴァン・ウィー)スペイサイド
 グレンリヴェット('75 イアン・マキロップ)スペイサイド
@ストラスアイラ('89 ダグラス・レイン)スペイサイド
 ノッカンドオ('87)※ スペイサイド
 グレングラッサ('74 ハート・ブラザーズ)ハイランド
@スペイサイド(8年)※ ハイランド
@フェッターケアン(12年)※ ハイランド
@ロイヤル・ブラックラ('94 ダグラス・マクギボン/カスク・ストレングス)ハイランド
@セント・マグデラン('80 ゴードン&マクファイル)ローランド

ですぺらモルト会4月
@スキャパ('89 シグナトリー)アイランズ 
 ブナハーブン('90 ダグラス・マクギボン)アイラ 
 キャパドニック('74 イアン・マクロード)スペイサイド
@グレンアラヒ('89 ケイデンヘッド)スペイサイド 
 グレン・マレイ('89 シグナトリー)スペイサイド
 コンヴァルモア('77 ケイデンヘッド)スペイサイド
@ストラスミル('88 ダグラス・レイン)スペイサイド
 グレンドロナック('88 ケイデンヘッド)ハイランド
 ディーンストーン(12年)※ ハイランド
@ティーニニック(10年 ユナイテッド・ディスティラーズ)※ハイランド

 @は去年とは異なる新規ボトルです。



投稿者: 一考    日時: 2004年03月19日 22:46 | 固定ページリンク




如月 | 人形についての複数の相補性


このところあちこちで人形展が続いていますが、先日、銀座の松屋で開かれてい
る「ドールファンタジア」展を見てきました。東京都現代美術館の「球体関節人
形展」と比較すると、表と裏、光と陰のような構成になっており、おもしろいで
すね。ただしこれはどちらがすぐれているかというようなことではなくて、どち
らも他方なしには存続できないような関係にあるということだと思います。つ
まり、ドールファンタジアの光は球体関節人形展の闇を呼び込み、球体関節人形
展の闇はドールファンタジアの光を希求するということです。
では人形展にはこの2つのコンセプトしかありえないかというと、パリのアル・
サン・ピエール美術館の展覧会はこうした相互依存の関係性から一歩抜け出した
ところで成立しており、示唆的ですね。

さて本日、最近の人形展を特集した2つの雑誌が同時に刊行されました。「月刊
美術」と「ドール・フォーラム・ジャパン」です。これがまた、さまざまな人形
展を異なる視点から相補的に再構成しており、一連の展覧会に興味のある方に
は、双方が必携でしょう。

実はかくいう如月も、世俗の名前で両方の雑誌にアル・サン・ピエール美術館の
展覧会のレポートを寄稿しており、ご用とお急ぎでない方は、大きめの書店や図
書館などでご確認ください。2つのレポート、ほぼ同じ字数でこれまた相補的に
書いたつもりではいるものの、その書き分けがうまくいっているかは、定かであ
りません。ご高評を乞うゆえんです。



投稿者: 如月    日時: 2004年03月20日 12:53 | 固定ページリンク




高遠弘美 | ほほえみ、拝読

一考様
先夜は余計なことをべらべらとたいへん失礼いたしました。
今回の「ほほえみ」の書き込み、拝読。私も一考さんの筆の力で、横須賀さんのあのほほゑみを眼前に思ひだし、不覚にも涙しました。これは取つておかれるべきお言葉でせう。ほほゑみについて、かくも的確に述べられたものを私はほとんど識りませんでした。感謝申し上げます。



投稿者: 高遠弘美    日時: 2004年03月21日 08:53 | 固定ページリンク




一考 | 島崎博さんのことなど

 内藤三津子さんと話していて思い出したのだが、島崎博さんが「幻影城」を拵えたのは内藤さんの協力の賜物であった。それまでは、島崎さんは文京区白山一丁目の吉本ビルで風林書房という大衆文学と雑誌専門の古書店を営んでいらした。後年、沖積社から「黒死舘殺人事件」の復刻版が出版されたが、あの原本は私の蔵書を譲りしもの、元を正せば島崎さんから購入した書冊であった。島崎さんは「幻影城」の編集人になる前に「麒麟」(1972年7月創刊)や「大衆文学論叢」(1974年10月創刊)で編輯の予行演習はしていたものの、本格的な雑誌の編輯は彼にとってもはじめての経験で、内藤さんが実務をかなり手伝った、いや、むしろ島崎さんを誑かして出版社を起こさせたと、これは島崎さんからお聞きした消息でもある。
 ところで、島崎さんとはじめてお会いしたのがいつだったのかは覚えていない。ただ、紹介者が日暮里の鶉屋書店の飯田さんであり、「麒麟」の創刊に立ち会っているので、おそらく1972年だと思われる。ちなみに、この年には島崎さんと三島瑤子との共編で「定本三島由紀夫書誌」が刊行されている。「幻影城」には断続的にコーベブックスおよび南柯書局の宣伝が掲げられているが、これは後日のはなしである。
 さて、ここで紹介したいのは八木昇さんが編輯した「麒麟」と島崎さんが編輯・発行人を務めた「大衆文学論叢」である。「麒麟」創刊号には「妄言(編集後記に代えて)」と題する一文が添えられている。いささか長くなるが、往事の愛書家の心意気が如実に著されているのでぜひお読みいただきたい、筆者は八木さんである。

 やっと『麒麟』第一号が出来上がりました。東京神田の古書店早出組の定連で、大衆文芸関係に興味をもっている拾人の強者(つわもの)? が、類は友を呼ぶのたとえ通り、いつの間にか知り合いとなり、自然に一つのグループが形成されました。
 名付けて「麒麟の会」――命名者は島崎博です。「みんな畸人(きじん)で唯我独尊、書物道では人にぬきんでていると自称し、麒麟(きりん)の如し、と思っているんだから、語呂も合うし面白いじゃないか」という、何だか妙な理由で提唱し、みんなの暗黙の了解のうちに決まったという次第です。
 「麒麟の会」は淵源を辿ると、遠藤憲昭と井上敬二郎の出合いから始まります。挿絵収集の遠藤と、時代小説収集の井上とは、昭和初年の剣戟映画に共通の話題が生じ、交際が開始、やがて少年物の秋山正美が加わり、別に共存していた探偵物の島崎博と大衆物一般の八木昇の二人が合流し、グループとしての形が出来てきました。そして島崎を介して胡堂物の種市登が加わり、遠藤を介して少年物の藤田清美が、八木を介して花柳物の中嶋光一が、それぞれ参加、春浪物の佐々木信敏、異色物の岩本史郎が加入するに及んで、今日の「麒麟の会」が誕生し親睦の機関誌『麒麟』が出来たわけです。
 この拾人は大衆文芸書収集の点ではエキスパートを自認し、それぞれ火花を散らす激戦を演じています。いささか呉越同舟の感なきにしもあらずの「麒麟の会」ですが、書物を追ってのこけぶりは一面天真爛漫、この世の太平楽でもあります。



投稿者: 一考    日時: 2004年03月23日 00:56 | 固定ページリンク




一考 | ところで著作権は・・・

 moondialさんへ
 夥しい量のCDを恐縮です。あなたの家でお聴きしたなかで、私が訊ねたのがバッハの「ヴァイオリンソナタとパルティータ」だけだったとはお寒いかぎりですね。実はむかし、田村隆一さんが身を震わせて聴いていらした、それがフランス組曲だったかブランデンブルグ協奏曲だったかは忘れてしまったのですが、首を振りふり、髪の毛を掻きむしり、全身をわななかせ、涙を流し、洟をすすりあげ、最後には失神状態にまで立ち至る、とにかくあまりもの迫力に度肝を抜かれてしまったのです。その後には相澤啓三さんがいらっしゃいます。名は控えるように云われていますので書けませんが三ヶ日のクラシックマニアとも深いお付き合いをさせていただきました。それやこれやで、いつかしら私は音楽のはなしは避けるようになったのです。かなわないことは教わるのが一番、私のような半可通がお付き合いできるのは自転車か金魚か製本技術、もしくは古本か酒のはなしぐらいなものですよ。ですぺらにあっても、写真、映画、音楽、芝居、舞踊のはなしは聞こえないふりをしています。
 短い人生でかかわりを持てる対象はごく限られます。恋愛同様、なにかを選ぶのは他を蔑ろにすることであって、そこには偶然性への寄り掛かり、言い換えれば強い差別意識が働きます。その意識についてはここでは書きませんが、区分けを無意識に繰り返してしまう自らの至らなさ、かたわな部分、ゆがめられた領域に興味を抱くのです。だって、私は五人もの女性に逃げられたのですから、その理由は知りたくもありませんが、私の悪意ぐらいはもう少し自分自身が知っていてもいいのではないかと思うのです。ルーツとかアイデンティティという言葉が嫌いですが、その理由は相互依存の先にある偏見や先入観の中にしか個はないと思うからです。

 今回ご送付に預かりし膨大なCD、その選択眼と賭けられし元手、すなわちあなたの歪な趣味、邪な精神をうかがい識ることが、私にとって最高の快楽であり、明日を生きる糧そのものになるのです。心して聴かせていただきます。どうもありがとうございました。



投稿者: 一考    日時: 2004年03月23日 03:25 | 固定ページリンク




一考 | アナロジー

 高遠弘美さんへ
 お読みいただき感謝、身に余るお言葉に満腔から謝意を表したく思います。
 横須賀さんの追悼文を書きはじめてから、いよよ美文調なるものから遠ざかってゆくような気がするのです。思いをいかに著すかではなく、いかなる文章が思いをすなわち呼吸をたくすに相応しいのか。著されたものはそれなりの論理的整合性を持つのですが、ひとの思いには整合性がありません。行ったり来たりの繰り返しで、思いはゆがみ、よどみ、微睡みます。そのたわみ、ねじれ、とどこおりのようなものを、なんとかして原型を保ったまま言いあらわせないかと。これは既に修辞の問題ではなく、おそらくメタファーやアナロジーの問題だと思われます。先夜、お話し致しました言葉の輝き、そのかがやきがアナロジーそのものかと、かかる宵を過ごせましたことに深謝。
 先日、宇野邦一さんから「ジャン・ジュネ」(以文社)が届けられました。巻頭の「エクリチュールと内在平面」には「確かにそれは〈書くこと〉にかかわるのだが、書かれた言葉の間にさらにもぐり込み、記録や伝達や指示や意味や表象に半身をひたしながら、そこから逸脱する気配や振動のほうにもう半身をひたしている。エクリチュールという言葉は、同時にエクリチュールが意味するすべてのものの影や分身さえも意味する」と著されています。
 さまざまな意味を持ち、しかもいずれにも帰着しない定義しがたいもの。プルーストのエクリチュールについておはなしを伺えるのはあなたを除いて他にはいないのです。今後ともどうかよろしくお願いいたします。



投稿者: 一考    日時: 2004年03月23日 03:35 | 固定ページリンク




ユリーカ | Give me a Que


私達は、ゲーム盤上を磁石で這い回る駒のように、追いつ、追われつ
しながら、欲望が完遂してしまう事=ゲーム・セット!の回避に毎日
を賭ける生身の人形です。

そして、宇宙が「こうである」と考えられている以上に「そうである」
ように、そこに絶対神が存在しないように、この場所には勝者も敗者
も居ません。

もし、許されるものならば、虚ろなままに忘れがちな、夢幻の煌めき
に似た戯れの瞬間だけが、私達の唯一の行動原理であらんことを。

蛇足ながら見誤って欲しくないのは、私のコトバに賢しらな「意味」
はありません。かと言って、コトバ遊びでもありません。
ただ、「イメージ」は躊躇いません。

「アレ」は元もと何でもなかった筈なのに、「ソレ」と指し示された
途端、彼等の内面で瓦解し変容してしまいます。
だからこそ「このまま」から「そのまま」への緩やかな移行は、困難
を極める永遠の無感動状態=常態快楽=涅槃かも知れませんネ。

「あれ」とは、決して曖昧なものではありません。
寧ろ「あれ」への変調運動こそが唯一の現実生活なのです。
そして、「あれ」から「それ」が現前する瞬間こそが、「曖昧さを嫌う
天使」の出番です。お解りですね?

………ACTION QUE!!



投稿者: ユリーカ    日時: 2004年03月23日 17:09 | 固定ページリンク




mirror | 「三宅流映像個展」のお知らせ

(はじめまして。失礼致します、お知らせさせて頂きます。)


この度3月27日~4月2日の1週間、「三宅流映像個展」がアップリンクファクトリーにて開催されます。新作「白日」をメインとしたプログラムが組まれ、トークやパフォーマンス等の関連イベントも予定しております。詳細はアップリンクのホームページを見て頂くか、直接お問い合わせ下さい。
アップリンクファクトリー;http://www.uplink.co.jp/ 〒150-0041東京都渋谷区神南1-8-17横山ビル5F
TEL: 03-5489-0750 FAX: 03-5489-0754

3月27日から4月2日までアップリンク・ファクトリーにて公開する『白日』は、フランスの現代思想家/小説家のモーリス・ブランショの散文小説『白日の狂気』に衝撃を受けた作家三宅流がブランショの思想を受け継ぐ形で作り上げた作品です。27分間の完全なる沈黙劇のこの作品は映像そのものの持つ力、言語化され得ない映像特有の表現を意識の深淵において感じる事の出来る作品です。
タルコフスキー、ソクーロフと言った映像作家、埴谷雄高、ブランショ、等の思想家、文筆家に三宅は影響を受けたと話しますが、彼の映像における表現はそのような至高者たちに匹敵すると言っても過言ではないでしょう。

主なイベントスケジュール (いずれも19:45~の上映回後)
3/27(土)対談
ゲスト:石田尚志 (映像作家)
※石田尚志監督作品参考上映有り
3/28(日)対談+朗読
ゲスト:石田瑞穂 (詩人)、高貝弘也 (詩人)、生野毅 (評論家/俳人) ほか
3/31(水)能舞「白日の印象」
津村禮次郎 (観世流能楽師) ×猿山修 (音楽)
4/2 (金)演劇「フィルム」
安藤朋子 (出演)×藤田康城 (演出)×猿山修 (音楽)
※対談は両日とも三宅流監督参加



投稿者: mirror    日時: 2004年03月25日 00:39 | 固定ページリンク




如月 | ベルメール・コンフェランスのご案内

国内のいろいろな人形展が閉幕したのを機に、現在の日本での<ベルメール現 象>とは別に、原点に戻ってベルメールとはどういうアーチストなのかを語り合 うベルメール・コンフェランス(ベルメールを語る会)を開催します。 コンフェランスといっても、実質的には、とりあえずベルメール研究者が一堂に 会して、親睦を深めながら互いの研究情報等をざっくばらんに交換しあう呑み会 になる予定で、3月30日(火)午後7時、despera集合です。 会費は1人¥3,000~¥4,000程度を予定しています。 ベルメールについて真剣に語りたい、考えたいという方はどなたでも参加できま すが、人数把握のため、事前にメール等で如月またはdesperaまでご連絡いただ ければ幸いです。 主な参加予定者は、宮川尚理さん(慶應大学助教授)、Blaue Katzeさん(「ハ ンス・ベルメール:日本への紹介と影響」サイト↓運営者)など。 http://bluecat.web.infoseek.co.jp/bellmer/index.html また、四谷シモンも少し顔を出す予定です。



投稿者: 如月    日時: 2004年03月26日 10:24 | 固定ページリンク




如月 | パリ「人形」展のレポート仏語版

「ドール・フォーラム・ジャパン」40号掲載のアル・サン・ピエール美術館の「人形」展レポートの仏訳ページを↓に新設しました。 http://www.simon-yotsuya.net/information/sp-poupee-dfj.htm また同じく、「月刊美術」4月号(特集:人形を愛でる)掲載のアル・サン・ピエール美術館「人形」展レポート仏訳ページを↓に新設しました。 http://www.simon-yotsuya.net/information/sp-poupee-ram.htm 本来であれば、どちらも日本語でお読み頂きたいところですが、版権の問題もありますので、仏訳でご紹介させていただくようになったこと、ご了解ください。 ちなみに、ガリマール社のサイトのなかにカタログ紹介ページ(こちらもフランス語)ができましたので、カタログをビジュアル的に知りたい方はこちらへどうぞ↓。 http://www.gallimard.fr/catalog/html/event/index/index_poupees.html カタログは、アマゾンや大手書店をとおしてどなたでも取り寄せることが可能です。



投稿者: 如月    日時: 2004年03月26日 13:44 | 固定ページリンク




moondial | 次は湯葉豆腐でも送りましょう

 田村隆一さんが失神されるほど感動されたと云う事なら、多分バッハなら「マタイ受難曲」あたりでしょう、或いは特別に思い入れ深い曲でもあったのでしょうかね。相澤啓三さんのオペラに関するご本は随分と以前から是非読んでみたいとは思っておりましたが、老眼で無理をして活字を追うのは相当疲れるものですから未だに果たせずにおります。クラシックは如月さんもお詳しいそうですね、公道でいきなりオペラ・アリアを唄われるとか...、しかも夜の女王のアリアまで...、唄えるものなら私も試みたいものですね。そちらでは、周りには芸達者な方が多いので日々実に楽しい事でしょうね。

 私の「選択眼と賭けられし元手」にはそんな大層な趣味や精神は存しておりませんよ。「歪な趣味、邪な精神」は失礼ながら一考さんのが格別に面白いので、自己分析されてそれらをこちらで表現される方が遥かに有益かと存じますよ。

 素敵な新車で叉神戸にも遊びに帰ってきてくださいね。



投稿者: moondial    日時: 2004年03月26日 19:03 | 固定ページリンク




如月 | マブリもモーツァルトも18世紀


マブリ「市民の権利・義務について」(第三の手紙・その2)を以下↓にアップ
致しました。
http://www.furugosho.com/vertige/kenri-gimu3b.htm
この部分では、ぱら戦争以降のイギリスの内乱や革命、オランダ独立戦争などを
例に、対外戦争と国内戦争(=革命・内乱・叛乱)が比較され、暴政に抵抗して
引き起こされる内戦はけして悪ではないと、かなり過激な原理が主張されます。
18世紀当時、これらの戦争がどのように見られ、評価されていたかを考えるう
えでも興味深いと思います。また1789年にこの著作が出版されたとき、フラ
ンス人がどんな思いでこれを読んだかなどを合わせて考えると、とてもおもしろ
いですね♪
マブリの政治的主張は、基本的に歴史学に裏打ちされているのですが、これを弟
のコンディヤック(1714年-80年)の思想と対比しながら考えることも可
能だと思います。
この兄弟は二人ともすごいと思いますが、マブリは歴史・政治・法律、コンディ
ヤックは認識論・論理学・言語学と互いの研究分野が重ならないようにうまく棲
み分けているのですね。ですから、マブリに不足していることをコンディヤック
で補うことができます。

さて、第三の手紙をアップしてから、天気がいいので、ヴェランダの鉢植えを少
し手入れしました。それで鉢が増えましたので、春咲きグラジオラス(アヤメ
科、南アフリカ原産)、トリトニア(アヤメ科、南アフリカ原産)、ユーコニア
(ヒガンバナ科、南米原産)、黄金オニユリ(ユリ科、日本原産)、舞鶴草(ユ
リ科、日本原産)などをもって明石町へ。そこで、いつもCDをコピーしてくだ
さるということで、moondialさんのお話しも少しでましたよ♪
ちなみに最近の私は夜の女王のアリアはあまり歌いません。さすがにあの超高音
がきついですね。フィオルディリージやドンナ・エルヴィーラに甘んじておりま
す(笑)。



投稿者: 如月    日時: 2004年03月28日 22:19 | 固定ページリンク




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