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9月17日(金)午後7時より「凶鳥の黒影--中井英夫へ捧げるオマージュ」(河出書房新社刊、赤江瀑、有栖川有栖、 嶽本 野ばら他、本多正一監修)の出版記念パーティが、ですぺらにて催されます。高原英理さんの「ゴシックハート」出版のお祝いとの共催になります。会費は5000円。どなたさまもお気軽にご参加ください。
小サイトに院政期和歌の「賦字」というレトリックについてのページを新設しました↓。 http://www.furugosho.com/inseiki/fuji.htm 和歌、言語、レトリック等にご興味のある方にアクセスして頂ければ幸いです。 このページ、ホッケの「迷宮としての世界」なども意識しながら書きました。 あらためて、種村さん、矢川さんのご冥福をお祈り致します。
一考さま。
先日はありがたうございました。相澤さんの詩集一冊予約いたします。
Mさま、どうぞお力落としのなきやうに心よりお祈り申します。大兄の作られる御本はどれも貴重で、机辺から離したことはありません。
また、先夜は辞去寸前にて心焦り、きちんとお答へできなかつたことをお詫びするとともに、いささか詳しいことを申し上げます。
七世竹本住大夫師初のCDは『摂州合邦辻 合邦住家の段』です。住大夫師の師匠筋にあたられる越路大夫師や山城少掾師のCD全集にも入つてゐない、住大夫師のお得意とされる演目です。
「しんたる夜の道」で始まるこの話は、現代の感覚からすればそんな莫迦なと思ふやうな話ですが、これが住大夫師が語られると一変。何度も涙せずにはゐられない情の話になるのですから、藝の力といふものはげに恐ろしいものです。野澤錦糸師の三味線がまた素晴らしい。これは義太夫の最高の境地に達した方だけが語りうる難曲でせう。いまの文楽の最大の悲劇は、住大夫師のあとを継ぐまでの力をもつた演者が皆無だといふことです。これは言ひすぎだと思はれるかもしれません。文楽の素人の世迷ひ言と片づけられても構ひませんが、東京、京都、大阪、と住大夫師のご公演を追ひかけ聴いてゐるひとりとして、しかも斯界のしがらみにとらはれない者として申さざるを得ないことなのです。義太夫、浄瑠璃がお好きなら、せめてもお近くの公演は行かれることをお勧めしますし、このCDをお買ひもとめになることをつよくお勧めしたいと思ひます。このあとも陸続とCDが出ます(現在の予定ではあと10枚は最低出ます)。
アマゾンなどで手に入ると思ひますが、万一お手に入らない場合はご一報下されば手配致します。
高原英理さんの『ゴシックハート』、四谷シモンはとても気に入ったようで、エ コールドシモンの掲示板http://6012.teacup.com/simon/bbsにちょっとした感 想が書き込んであります。
小サイト「院政期社会の言語構造を探る」のコーナーのなかに、 「天台・浄土・禅ーー九条家をめぐる仏教諸派」 http://www.furugosho.com/inseiki/kanezane/bouddhisme.htm および、 「達磨歌」 http://www.furugosho.com/inseiki/kanezane/darumauta.htm のページを続けてアップ致しました。 良経論、十題百首論、六百番歌合論そして九条家失脚の経緯の叙述がのこっては おりますが、私の九条家文化論の骨格をなす基本的論考は、これでとりあえずす べてアップしたことになります。この機会に、上掲の二つのページだけでなく、 九条家論全体をお読み頂ければ幸いです。 ちなみに、私の九条家の文化・政治的位置づけは、朝廷対幕府(武家)という背 景を完全に異にする権門対立の枠組みのなかで朝廷側の一権門として九条家のあ り方を理解しようというものではなく、朝廷のなかに、院と摂関家の政治的文化 的対立を見、そうした摂関家文化を代表するものとして九条家文化をみていくと いうものです。
如月 さま
お教えありがとうございます。
さっそくのぞかせていただきました。
シモンさんのお気に入っていただけたのは
とても嬉しいことでした。
高原さんが喜んでいただけて、うれしいです♪ さて、先日から小掲示板で取りあげている『渾沌への視座ーー哲学としての華厳 仏教』(春秋社)の著者・山田史生さんですが、灯台もと暗し、『幻想文学』に 寄稿していたことがわかり、desperaをとおし、コピー入掌しました。山田さん が寄稿号とタイトルは、65号「幻想の文法ーー露伴『観画談』の場合」、66 号「渾沌」、67号(=最終号)「夢の記憶」です。『幻想文学』をおもちの 方は、お手持ちの号でご確認あれ!そのうえで小掲示板を読むと、『渾沌への視 座ーー哲学としての華厳仏教』をめぐる話が、新たな視点から見えてくるかもし れませんね。
忘れ物のお知らせです。
1.革のジャケット。
2.「虚無への供物」文庫
お心あたりのある方はですぺらまでご連絡ください。
電話03-3584-4566
9月28日発売(10/10号)の「サンデー毎日」に切り絵作家の成田一徹さんが、「to・the・Bar」の記事で「ですぺら」を取上げて下さいました。是非、本屋さんで立ち見してみて下さいまし。
「to the Bar」は、大好きな本です。成田氏がですぺらを!それは楽しみです。ですぺら訪問の楽しみはまだ先になりそうです。
こま様、ご覧頂きましたでしょうか。常連さんの感想は、「かっこいい」「かっこよすぎる」「やさしそうに見える」などいろいろでありました。
雑誌掲載の効果で、新規のお客様がドット押し寄せ、ということに全くならないのが「ですぺら」であります。いつでもゆっくりと飲んでいただけます。お越しをお待ちしております。
岡山・香川県を放送エリアとする山陽テレビで、9日(土)、四谷シモンの人形
を常設展示している坂出の「淡翁荘」が紹介されます。「淡翁荘」を紹介するの
は、『はぴデリ』というバラエティ番組で、番組枠は午後1時から午後2時まで。
この時間帯のなかの何時ぐらいに「淡翁荘」の紹介が入るかは、まだ決まってい
ないそうです。
岡山、香川両県にお住まいの方、ぜひご覧ください。
「デジカメの記録媒体」での質問の答えを書いておきます。グーグルの検索で疑問を書いていらっしゃる方が他にもいらしたのですが、応答はなにもなかったようです。きっとお困りの方がいらっしゃると思います。
ミノルタの「RD175」の記録媒体は「PCMCIA2.1/JEIDA4.2規格のPCカード(ATA仕様 Type2、3)」となっていますが、Type2のアダプターにコンパクト・フラッシュを装着して使えます。初期化その他、256MBに至るまでまったく問題が生じません。間違っても、IBMや日立のPCカード Type3は購入なさらないように。コンパクト・フラッシュのアダプターは秋葉原で660円ほどで売っています。
ついでにゴッサマーについて一言。ベージュG3には3種類のバージョンがございます。そのうち、Rev. 2とRev. 3はよろしいのですが、Rev. 1はATAのマスターとスレーブがサポートされていません。要するにATA機器は1台しか接続できないのです。これはいろんなところで記載されています。また、Rev. 1のスロットF1にはATI,mach64-3DU 6MBが、それ以外にはATI,mach64-3DUPro 6MBがセットされています。そしてここで書いておきたいのは、Rev. 1はUSBをうまく認識しないということなのです。手持ちの機器だけですが、MO、ハードディスク、メモリー・スティックなどは駄目でした。唯一認識したのがマウスのみ。それがマザーボードのせいなのか、ROM(パーツNo.820-0961-A)のせいなのかは確認していませんが、大きな問題なので著しておきます。
さらに、初期のベージュG3の一部に装着されていた Royal Technology社製のVRM (Voltage Regulator Module) は、供給できる電力が小さいのでアップグレードカードに対応できません。VRMにRoyal Technologyと表記されている場合、アップグレードにはVRMの交換が必要です。純正のVRMを購入してください。
劇団「ポツドール」http://www.potudo-ru.com/の最新公演『ANIMAL』を観
た(脚本・演出:三浦大輔、会場:三鷹市芸術文化センター風のホール)。
私がこれまでに観たポツドール公演、王子小劇場、下北沢駅前劇場という小さ
なプライヴェート・ホールで行われているのだが、今回は公共団体が運営するパ
ブリックなホールでの公演ということで、観る前に、ポツドールらしさが薄まっ
てしまうのではないかと懸念していたのだが、そうした懸念はみごとに裏切られ、
ポツドールの公演の中でも屈指の作品となっていた。脚本・演出の三浦大輔さん
に心からの敬意を捧げたい。
『ANIMAL』のストーリーは比較的単純である。
とある橋の下に約10人の若者たちが集まり、耳をつんざくようなディスコ音
楽をかけて踊ったり、しゃべったり、たわいもないことで喧嘩したり、時間をつ
ぶしている。そのうちに橋の下の一画にテントがはられ、若者達は、一人、二人
とそのなかに入ったり、出てきたり、局面が動く。肝腎なこと(いかがわしいこ
と?)はすべてテントのなかで行われ、観客には決定的なことは何もみえない。
そうこうしているうちに、テントの中で裸になっていた若者が突然死んでしまい、
その死をめぐって若者達の間に動揺がおこる。
さて実は、『ANIMAL』という芝居のすごさは、こうしたストーリーにはない。
開演当初、単なる舞台音楽だと思われていたディスコ音楽はいつまでたっても
やまず、この騒々しい音楽のために、出演者のセリフは一言も聞き取れない。
つまり、上に書いたストーリーと、それをすすめる会話は、観客の耳には最初
から最後まで一切届かないのだ!
これはいわゆる「無言劇」ではない。セリフ(会話)があることを前提とした
芝居であり、実際、役者はみんな一生懸命口を動かしているのだが、それはまっ
たくといっていいほど聞こえない(時々、「オイ」とか「コラ」とかいう言葉が、
かろうじて洩れ聞こえてくる)。
セリフとは聞こえるもの、芝居とはセリフを聴かせることによって意味を伝え
るものということに対する、これはなんという強烈なアンチ・テーゼ!
芝居の進行ののなかで、途中、登場人物が二度、ディスコ・サウンドを止める
のだが、その時舞台を支配する沈黙もいい。しばらく沈黙が続いて、そこで何が
「語られる」のか、観客が固唾をのんで見守るなか、別の道場人物がまた音楽の
スイッチを入れ、それと同時に(観客には聞こえない)会話のやりとりが再開する。
すべては示唆されるだけである。
同公演、東京は本日が最終日だが、15日~17日まで大阪のin→dependent
theatre 2ndで大阪公演が行われる。関西地区の人はぜひ!
10月20日は、佐々木幹郎さんのお誕生日です。21日(木)に幹郎さんが「ですぺら」にいらっしゃる予定ですので、一日遅れですがついでに(?)お誕生日お祝いをしたいと考えております。って、結局いつもどおりに飲んだくれるだけかも。会費○○円云々のパーティ形式にはいたしません。どなた様でも、お集まりいただけると嬉しいです。
ですぺらのお客さまでもある歌人の玲はるなさんの朗読会をですぺらにて催します。
レイハル☆ヴォイスコレクション2004~ひとり歩きのママのうた~
日時 2004年11月13日 土曜日
19時~21時まで
会費 2000円
お酒と軽食付き
「朗読会の案内」http://homepage2.nifty.com/tanka/rvc.htmのページ
「朗読ムービー」http://homepage2.nifty.com/tanka/rvc/rvc-movie.htmのページ
参加ご希望の際は、メールにてお知らせいただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。
一考さん、薫子さん、いつも楽しいお時間をありがとうございます。
先日は終電は逃しましたが、大丈夫でした。
来月、いろいろよろしくお願い致します。
☆
ですぺらを愛するみなさんこんにちは。
玲はる名です。
この秋、ですぺらで朗読会をすることになりました。
予約をとりますが、
どなたでも気軽にお声をかけてくださいませ。
よろしくお願いいたします。
ご案内は下記でございます。
http://homepage2.nifty.com/tanka/rvc.htm
日にち 平成16年 11月 13日 土曜日
時 間 19:00 ~ およそ21:00
場 所 赤坂(赤坂見附) ですぺら
会 費 2000円
申し込み 玲はる名 bxi10236@nifty.com へお願いします。
朗読は、普通の短歌の朗読と、
詩や一行絶句の朗読。
他に短歌と、イタリア歌曲や日本歌曲に
自作をのせて歌ってみようと思っています。
舞台での朗読会と違って、
ゆっくりとやりたいと思っています。
☆
薫子さん、ご案内してくださって、ありがとうございます。
ではまた。
玲はる名 bxi10236@nifty.com
http://homepage2.nifty.com/tanka
整体の専門に通う23歳の遥名です。 がんばってるんだけどなかなかマッサージが上達しません..ρ(..;) 誰か練習台になってくれませんか?料理が好きだからお礼は私の手料理で… 得意料理はシチューですよ!
22歳社会人。介護の仕事を2年位してます。
いつもお年寄りの相手で
いい出会いもないし、最近ちょっと不満気味かな(><)
そこで思いついたのが趣味のコスプレと仕事の実益を
兼ねて介護プレイしてみようかと思ったんです(^^)vV
介護されたいって人いませんか?
直接会いたい人はここから・・・ね。
http://www.1251.to/bin/hub?t=main&m=929
みなさまこんばんは ご無沙汰しております し~ちゃんa.k.a.川上史津子でございます
憧れの「青い部屋」デビューであります! そしてバンドデビューも致します!
☆10/28(木) 生まれて初めてバンドで唄います~♪ 場所は青山イミグランツ・カフェ(表参道から骨董通りMAX・MARA横 青い看板が目印 共同ビル地下1階 03-5766-8995)http://www.immigrantscafe.com/
バンド名は?solstice(サルスティス)?G.&Per.&ツインVo.が川上シスターズ! バーシア/クラプトン/スティービー・ワンダーのカバー お酒と食事を楽しみながらご覧頂けます チャージ無し 19:30と21:00 約30分ずつの2ステージです
同じイミグランツカフェでもう一つ
ハロウィンイベントで拙著「えろきゅん」朗読致します
10/30(土)23:30~ 川上の出番はAM2:00~を予定 ハロウィン@青山Immigrant's Cafe エントランス無料
☆作家でシャンソン歌手でいらっしゃるビッグママ・戸川昌子さんのお店 渋谷『青い部屋』のイベントに呼んで頂きました! 初出演でございます♪ http://www.aoiheya.com/
11/5(金)19:00open 23:00close ¥2500(1D付)¥2300(1D付/予約)
限りなく愛して★
出演/越路姉妹、東京やさぐれ女、東京詠吟、MotherKeySession
「えろきゅん」朗読/川上史津子 with DJ・SAKAE ※タロット占いあり
まだ少し先ではございますが お運び頂ける方、前日までに川上へメールでご一報を! お客様リストに名前を載せさせて頂きます。予約料金扱いになります。当日急に「行ける!」となられたら、受付にて「川上扱い」とお申しつけ下さいませ~(その場合、当日料金になってしまうそうです。ごめんなさい)。出番は20時以降です。自分の出番が終ったら一緒に飲めます! ぜひぜひいらして下さい♪
☆先月スタートしたWeb日記 「パイロン」が10/25配信の「週刊ココログ・ガイド」にてご紹介頂きました! なんと今週のトップ紹介です! おかげさまでヒット数も着実に伸びております~ http://guide.cocolog-nifty.com/guide/
☆縁あってAll About JAPANというサイトインタヴューして頂きました♪ 蔵出し写真満載
http://allabout.co.jp/entertainment/technopop/closeup/CU20041011A/index.htm
ご来場&WEBご覧頂けたら嬉しいです~♪
れいはるさんの朗読 先約があり伺えません・・・(泣)がんばって下さい!
尊敬してゐる方がまたなくなりました。せめてはこの掲示板に記して、ご冥福を祈ります。
古谷忠弘さん。
十月二十八日歿。享年六十三歳。大阪の国立文楽劇場支配人としてご活躍でした。京劇公演をプロデュースしてゐるTさんのご紹介で知り合ひ、以後、大阪の文楽公演のたびごとにチケットをとつて頂いてをりました。公演の前や幕間に、ロビーでこちらの姿に気づかれると笑顔を浮かべて迎へてくださいました。文楽を心から愛した、実に物静かで温厚な方でした。亡くなつた方の笑顔ばかり脳裡に浮かぶのはどうしたわけでせう。古谷さんとのお話、メールやお手紙のやりとりが私には大阪公演と分かちがたく結びついてゐるので、十一月の公演にゆくときは、古谷さんがロビーにおいででないことをこの上なく悲しく思ふに違ひありません。吉田玉男写真集などに解説を書いてゐる古谷さんですが、文楽が世界無形文化遺産に選ばれてますます張り切つてをられたのに、残念でなりません。私たちは古谷さんのあの優しい笑顔と文楽に対する深い理解と限りない愛情を決して忘れることはありません。どうか安らかにおやすみ下さい。
画家の福山知佐子さんの展覧会とドキュメンタリー映画の上映会のお知らせをさせていただきます。
福山知佐子展+花輪和一/宮西計三原画名品選
2004年12月6日(月)―15日(水)pm0:00(初日のみpm4:00開場)―pm8:00
会期中無休
なかのZERO本館地下2階展示ギャラリー
画家・福山知佐子の作品を中心に、福山と交流の深い漫画家・花輪和一と宮西計三の原画作品を展示。会期中の10日と13日には花輪、宮西も出演のドキュメンタリー映画『たった8秒のこの世に、花を』の上映と監督の稲川方人、花輪和一を迎えてのトークイベントもある。
映画『たった8秒のこの世に、花を』上映会
監督・構成 稲川方人
出演 福山知佐子 吉増剛造 花輪和一 宮西計三 他
2004年12月10日(金)+13日(月)pm6:30開場 pm7:00上映開始
上映後トークイベントあり
なかのZERO本館地下2階視聴覚ホール
入場料1,500円
なかのZERO
〒164-0001 中野区中野2-9-7 tel.5340-5000
JR中央線・地下鉄東西線「中野駅」下車、南口より徒歩7分
問い合わせ
福山知佐子を記録する会(球形工房内)
tel:03-5388-6607 fax:03-5388-6609 e-mail:jdw07203@nifty.com
はじめまして。私、古谷忠弘の娘の鍛治多恵と申します。
父の名前で検索していたらこちらへたどりつきました。
父が生前、大変お世話になり有難うございました。
父も本当に11月からの文楽公演に仕事復帰することを
目標として頑張っておりましたが10月の半ばごろから
急に食事が摂れなくなり、点滴を打ちながら4,5日で
退院する予定でしたが先月27日の夜11時ぐらいから
急に意識がなくなり、そのまま28日の朝5時39分に
亡くなりました。
まだ家族の者は父が亡くなったことが信じられなく、
東京に出張に行っているような感覚です。
生前、父は東京と大阪を行ったり来たりしていましたので
その延長みたいです。
本人もきっと悔しかったと思います。
この場を借りてお礼申し上げます。
有難うございました。
鍛冶多恵様
ですぺら掲示板を再度お借りして、先日亡くなられた国立文楽劇場支配人であられた古谷忠弘さんのお嬢様に、そしてご遺族の方々に改めてご挨拶申し上げます。わたくしは仏文学を看板に挙げてゐるものの、単に仏語のABCを教へてゐるだけのしがない大学教師に過ぎません。文楽につきましても、どの附く素人でしかありません。ただ、ご縁あつて住大夫師のご公演のたびごとに「追ひかけ」をし、住大夫師のご謦咳に触れることを何よりの生き甲斐にしてゐる者でございます。
古谷忠弘さんはそんなわたくしの気持ちをいつもお汲み取り下さり、住大夫師が舞台左手で語られる妹背山のやうなときは中央より左寄りに、舞台右手で語られるときは右よりの、しかもそれぞれ一番舞台と住大夫師と錦糸さんを味はふのにふさはしい席をおとりくださいました。東京国立でも地方公演でも、住大夫師にチケットをお願ひしてをりますのに、大阪だけは古谷さんにお願ひするといふのがわたくしの常でございました。大阪のロビーでお礼を申し上げるたびに古谷さんはあの、誰をも魅了せずにはゐない笑顔を湛へられて「いやあ、いつも早く頼んでくれるから全然大変ではないんですよ。これからもいつでもどうぞ」と繰り返すばかりで、わたくしはただひたすら恐縮するばかりでした。11月の大阪公演は、最初ご遠慮しようと思つてをりました。わたくしどもの稼業は実は11月が滅法忙しく、土日もないほどに予定がつまります。授業を休むわけにはゆきませぬから、諦めてをりました。しかし、住大夫師の山科閑居です。もう何度も聴いてはゐる演目ながら、ぜひまた聴きたいといふ思ひがつのり、古谷さんにメールでお願ひいたしました。10月の半ば。お嬢様がお書きになつてをられるところでは、「急に食事が摂れなくなり」といふ時期だつたのでせう。当然お返事はなく、何とも悟らぬ鈍きわたくしは文楽劇場に電話をかけました。古谷さん、いらつしやいますかといふこちらの言葉に、「いまお休みをとつてゐます」とのおこたへ。まさか、まさか御病気がそこまで篤いとは思ひもよらず、夏休みを今頃おとりなのだらうなどと暢気に構へてをりました。そのことだけでも万死に値するやうなものです。ここにて鍛冶多恵さまとご遺族には心よりお詫び申し上げます。
古谷忠弘さんは、文楽を心から愛されてをりました。片言隻語でそれと知れました。わたくしなど、古谷さんの前では文楽が好きだなどとよくも申せたものと反省してゐます。
古谷さんのやうな方がいらしたからこそ、文楽は今の繁栄にいたつたのではないでせうか。
いくら連ねてもご遺族のお悲しみの癒えることはないと痛いほど知りつつ、せめてそのことだけは何度でも繰り返して、拙き筆を擱かせて戴きます。
インターネットの掲示板で、このやうなことをしたためることを赦して頂くとともに、管理人の桜井様、そしてですぺらの一考さんに心より感謝申し上げます。
末尾ながら、古谷忠弘さんのご冥福を今一度心底念じをります。
高遠弘美
大変長らくお待たせいたしました。詩人、季村敏夫氏、瀧克則氏と装訂家、間村俊一氏による同人誌「たまや」第2号が発行となりました。種村さんのエッセイ、高橋睦郎さんの詩など、盛りだくさんであります。
是非、ご一読を。ですぺらに創刊号とともに置いております。定価1200円。おっと、そうだった、一考も寄稿しております。これは皆様に買っていただかなくては。
下記宛、FAXにて連絡いただければ、発送も可であります。
山猫軒
郵便番号 162-0825
東京都新宿区神楽坂三丁目6-28 土屋ビル2偕
FAX 03-5225-7181
本日24日のみとなりますが、おでんとローストビーフをご用意しております。おでんにはちくわぶは入っていません、キッパリ。
なお、25日(木)は6:30より貸し切りとなります。ご了承下さいませ。
また、「たまや 2号」は執筆者の方々のサイン入りとなりました。どうぞお早めに。
種村季弘さんの映画評論集『楽しき没落』(論創社)、5月に刊行予定だったものがようやく刊行となりました。「映画評論」等に掲載された評論の数々と、ロング・インタビューが収録されています。このインタビューは一読の価値ありです。ですぺらにも数冊置いてありますので、是非!!
ですぺらにて忘年会、新年会はいかがでしょうか。少人数から25名までOKです。詰め込めば40名まで大丈夫、かな・・・?メニュー、予算等、ご相談下さい。
12月は31日まで営業です。(日曜、祝日でも予約いただければ営業いたします)
財布もさびしき折りながら、京都四条のジュンク堂にて種村先生の『楽しき没落』を購入し、読み始めました。
何となく、もっとシンプルな(白水社ふうな)装丁を予想していましたが、種村さんの他の単行本と違和感がなく、とても好感が持てました(装丁者が同じだから当然といえば当然ですが)。
タイトルは種村先生のアフォリズム「男性最高の快楽は落魄である」を連想させます。あとがきにネットで読んだ映画祭のリードが収録されているのがうれしい。初めて読んだとき、これこそ種村先生の原点だと思ったものです。
Ⅲ部のインタビューから読み始め、あまりに面白く一度に読むのはもったいないので、あとは本文を通読した後で楽しもうと、半分置いています。
植草甚一氏も触れていたと記憶する「ニノチカ」がこちらでも出てくる。種村先生と植草氏ではまるで接点がないことから、逆に当時の映画というのはある程度は共通基盤(教養)となっていたと言えるのではないでしょうか。それに較べると現在はやはり、趣味が拡散、多様化していると思われます。小生にしろ観ていないものが多い。にもかかわらず、種村先生のエッセイであれば、観ていない映画についてであっても、読むことによりたくさん得るものがある、という感じがします。何か映画の外にあるものまで見せてくれるような濃密さ、読み応えがあって、これで税別2,000円は安い。
奥付に「渡辺一考」の名を見つけ、つい駄文を草した次第。学研の『まほろばの力』は遅れているようですが、楽しみにしています。それにしても、五木寛之氏とは何でなんでしょうか(いいけど)。ともあれ、これからも決定版ネオ・ラビリントスを作る勢いで、テーマ別にどんどん出版していただきたいです。
来年1月5日午後9時からTBS系で放送予定のテレビ・ドラマ「夏目家の食
卓」(久世光彦演出)に四谷シモンが医師役でワン・シーン登場する予定です。
このドラマは夏目漱石の実生活に基づくコメディー・タッチのもので、夏目漱石
役は本木雅弘さん、鏡子夫人役は宮沢りえさんという豪華キャストです。
みなさん、お見逃しなく。
* * *
テレビ・ドラマといえば、私の方は、NHKの大河ドラマ「源義経」にあてこ
んで?小サイトに仏語版の日本中世史用語事典を構築中です。
http://furugosho.com/moyenage/index.htm
内容もさることながら、言葉の誤りも多々あるかと存じます。みなさんのご意見
伺うことができれば幸いです。
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