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やっき | ありがとうございました

一考様

昨日はありがとうございました。平日ということもあり、人数は少なかったものの落ちついた楽しい会で、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。

種村先生の「大学を辞めて暇になったのでどんどん書いている」との言葉、倒れられて以来の停滞を吹き飛ばすような宣言にも聞こえ、インターネット宣伝担当としては何よりもうれしいことです。特に「ユリイカ」での連載を準備中との仰せは、不覚にも涙しそうになりました。笑われるかもしれませんが、澁澤の死後数年してようやく澁澤・種村両氏の文章に触れた私にとって、かつての「ユリイカ」は光り輝いてみえるのです。私にしてからがかように種村神話に毒されているわけで、私より若いムラチカさんが緊張のあまり倒れてしまうのも仕方のないことでしょう。「種村季弘スペシャル」の一考さんとの対談がそのあたりの毒消しの役を果たしていただけるのではないかと期待しております。

ところで、会費に含まれているサイン本とは別に知人のためにもう一冊購入させていただいたのですが、帰宅して鞄を開けてみると一冊しかありません。私はムラチカさんのように緊張していたわけではないのですが、生来の下戸にしてコップ三分の一のワインに(さもなくば下ネタに酔いしれる店主の吐息に)いささか酔っ払っていたもので、あるいは鞄に入れたつもりが床に落としていたのかもしれません。そちらで見つかりましたら、保管しておいていただけないでしょうか。もし見あたらないということであれば、もう一冊購入させて頂きたく思いますので、取り置きしておいていただけないでしょうか。

また、サイン本はまだ十数冊ほど残っていたように思いますが、それらは今後そちらで購入できるということですよね。その旨ホームページの方で宣伝させていただいてもよろしいでしょうか。


高遠様

ご著書ありがとうございました。署名をしていただいたうえ、割引価格で購入させていただきまして、逆に申し訳ないくらいです。さらには新聞連載「壺中の天を求めて」のコピーや種村先生の新聞書評までお貸しいただき、お心遣い痛み入ります。あまりお話はできませんでしたが、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。


ムラチカ様

初来店にしてその存在をアピールするには絶好のパフォーマンスでしたね。あなたのような方が倒れるぶんには可愛いもので、私なぞが倒れた日にはただの粗大ゴミ、吉野家の残飯と一緒に捨てられてしまうのがオチです。これに懲りずにまた機会がありましたらぜひご参加ください。そういえば種村先生のご子息の友人で古書店を営まれている方をご存知とか。そんなおいしいネタがあるなら種村先生に言えば色々楽しい話が聞けたでしょうに。次の機会にはぜひ聞いてみてください。



投稿者: やっき    日時: 2001年11月13日 19:52 | 固定ページリンク




朝子 | 幻の怪獣だったら。


Nessieのほうが良くないですか?ネス湖の妖精。ハイランドだし。
多分酔っぱらってるからずーっと水中に居ても平気なんだろう。
繁殖法の秘密に長けてそうな所も、つちのこより、本当にそこに
おる感じがするし、ネッシーのほうが似合うと思うんですけど>一孝様

先日、ネッシーのフィギュアを手に入れました。いまパソコンの上に
飾ってます。ネッシーのフィギュアって時点でおいおい!と思いますが
なにげに可愛かったりします。

おじゃましました。



投稿者: 朝子    日時: 2001年11月13日 23:09 | 固定ページリンク




梅子 | お忘れ物のお知らせ

11月12日 種村さんのサイン会の日に
「エレンディラ構想」というメモを置き忘れていかれた方、
ですぺらに保管しています。
ご一報下さい。



投稿者: 梅子    日時: 2001年11月14日 04:33 | 固定ページリンク




梅子 | 私はつちのこではない

 やっきさんへ

 べろべろ店主を引きずって帰ろうとテーブルを片づけていたところ、
端の方に一冊ありました。誰が忘れていったのかしらん、またこれを売ろうか
などとつちのこが申しておりましたが、やっきさんのだったのですね。
こちらも気が付きませんで、すみませんでした。ちゃんと置いておきます。
サイン本については、やっきさんのホームページで宣伝して下さって結構です。
よろしくお願いします。

ムラチカさん

 忘れられない一夜になったのではないでしょうか、私もお酒には弱いので
昔はよくぶっ倒れたものです。ですぺらではオープン以来一年半の間に数名の方が
床の上で休んでいかれました。あの床は横になるには具合がよいようで、
なかなか好評なんです。
それにしても「お店の美人さん」ってもしかしてあたくしのことかしら?
(如月さんかな・・・)夜目遠目ですぺらの中、昼間はお会いしないように
いたしませう。ちゃらんぽらんが服着て歩いてるような店主の話に
お付き合い頂けるのでしたら、またいらして下さい。

朝子さん
 石川潤さんは、一考の体型からつちのこを連想されたのではないでしょうか。
ネッシーじゃ可愛すぎません?つちのこって、食べ過ぎて糞詰まった短小の蛇って
感じで、やっぱりぴったりでしょ。それにネッシーはネス湖にしか出現しないけど、
つちのこは日本各地にいるらしいし。つちのこのフィギュア作ってみましょうか。



投稿者: 梅子    日時: 2001年11月14日 07:16 | 固定ページリンク




石塚 | 始めまして。

饅頭茶漬けを食べにお店には一度お邪魔いたしました。サイン会にも是非
伺いたかったのですが、風邪をひき断念しました。
まだ在庫がおありとの事、購入させていただきたいのですが。
よろしくお願いいたします。



投稿者: 石塚    日時: 2001年11月14日 12:52 | 固定ページリンク




B | (無題)

一考様・梅子様

種村先生のサイン会ではありがとうございました。
ですぺらで種村先生にお会いするのは二回目ですが、前回は遠巻きにして矢川先生とお話されてる姿を拝見してるだけでしたが(といっても、ちゃっかり一緒に写真を撮ってもらいましたけど)、今回は近くの席で話を聴くことができました。
11月で東京を引き払って、兵庫県の山奥で仙人生活をすることにしてるので、最後の東京土産として最高の夜になりました。(といって、ちゃっかりまた東京に出没するのでしょうが)
種村先生のサイン本、大切に読ませていただいてます。
ありがとうございました。



投稿者: B    日時: 2001年11月14日 21:10 | 固定ページリンク




さくら | 久々に

久し振りに訪れました。相変わらずの大盛況。種村さんのサイン会は今週の月曜だったのですね。私は地元の書店で予約しました。そろそろ入荷の電話が入る頃でしょうか。楽しみにして待っております。一考さんの装丁された本は美しいとのこと。早くですぺらに行って、そちらに置いてあるたくさんの本を拝見したいです。マスターのお話も楽しみです。チャージが要らないとは嬉しい限り。お酒も手頃だそうだし、何といっても料理が旨いらしいし、何だかわくわくです。ですぺらのコックさんを貸して下さい。



投稿者: さくら    日時: 2001年11月15日 09:42 | 固定ページリンク




フーリエの使者 | 乳いろの花の庭から

高遠氏のお名前は、全くの初見ですが、ネット注文しました。返信が来るまえに本が今届きました。なにせ乳房は好きなので。まだ本文は読んでおりませんが、乳房というと、志賀直哉「暗夜行路」の結末を思い出します。では。



投稿者: フーリエの使者    日時: 2001年11月15日 11:12 | 固定ページリンク




ゆきち(福澤) | (無題)

どうも、ゆきちです。月曜はとても楽しかったです。

さて、あれから、種村先生のご本、通勤途中に読ませていただいています。非常に面白くて、離せないほどです。なかでもトマス・チャタトンの話は若年天才に弱い僕としては、とても面白く読みました。

それでは、また、機会ありましたら、ですぺらに伺わせていただきたいと思います。それから、ムラチカさん、よかったら、今度、ですぺらと隣のお店をはしごしてみましょう(笑)。



投稿者: ゆきち(福澤)    日時: 2001年11月15日 12:18 | 固定ページリンク




Campagnolo | 「死の舞踏」を買われた方へ

山本六三さんは、いつも時間をかけてゆっくりと署名された方ですが、「死の舞踏」の際は、衰えた体力に自ら鞭打ち、これが最後だと最後だと覚悟しながら、一枚一枚、見届けるように、丁寧に署名されました。あの作業で寿命は確実にニヶ月か三ヶ月分は短くなってしまったと思えます。「死の舞踏」未だ半分ほど残っています。僕は他の作品を六枚買いました。後日三枚買って、「六三」にする積りです。「ばかなことするんだね。何の意味があるの」と小さな声で煙草に火を付けながら、六さんが囁いている声が聞こえます。それが僕の美意識だからと答えたら、「あ、そう」と一言つぶやいて、微笑みながら後ろ向いてコーヒーをご馳走してくれそうな気がします。必要な方は、急がないとなくなりますよ。                                                                                   わんたんには他のものも、まとめて一セットにして送るから、ちょっと待ってね。それから神戸のSKIN2とその系列数店は、裏の会員制の所も含めて、今はやりのソフトSM風スナックだよ、時々ぼくも遊びには行けど、こんな物置くんじゃないとか余計なことばかり僕が言うので、いつもけんかになってしまうの。蛇を置いてるからって、どうだっていうの。ただの、まがいものの店でしかないよ。だいたいコスチュームにラバーをけちってビニール使っちゃダメ。La peau!て二回言ってこないだ帰ってきた。ここで働いてた子としばらく付き合ってたんだけど、かわいいだけの普通の子だった。やっぱり新大阪か十三まで行かないとダメよ。ところで「漁火」は僕が景子と一緒に最初に連れて行ったんじゃない。エッチャンどうしたんだろう。しげチャンも死んじゃったし、一番仲良かった二丁目の「さざえ」のヨッチンも死んじゃった。  カンパの話は又ゆっくりね。



投稿者: Campagnolo    日時: 2001年11月15日 14:01 | 固定ページリンク




フーリエの使者 | 死の舞踏

昨晩、「死の舞踏」を買った近所の女友達に電話して、このサイトを教えました。彼女は、たどり着いたので、電話をきりました。で、今朝。なあんだぁ、彼女、書き込んでいないんですね。その彼女は、某銅版画家に師事して、ビュランで銅版画を作っています。まだまだですが。



投稿者: フーリエの使者    日時: 2001年11月16日 10:20 | 固定ページリンク




智里 | 遅ればせながら・・・

初めての個展も何とか無事に終了いたしました。 ですぺらを通して来てくださった皆さん、どうもありがとうございました。 せっかく上京するのだから、毎日のようにスモークを食べに行こう!と息巻いて いたのに、心身ともに以外にヤワで、結局1度しか行けず残念、無念。 狂牛病の会は実現したのですか?いきたかったなあ。



投稿者: 智里    日時: 2001年11月17日 11:50 | 固定ページリンク




きまいら舎 | 山本六三さんのこと

 小さな星がひとつ消えました。小さく見えるのは距離の遠さゆえ。 俗世間からなんと遠く離れたひとだったことでしょう。この小さな喪失ゆえに 宇宙の暗黒が少し広くなったようにさえ思います。 死の舞踏を買った人へのお便りありがとうございます。私の最後の手紙は届き ませんでした。生前、一度だけいただいたお手紙を読み返して泣きました。



投稿者: きまいら舎    日時: 2001年11月17日 18:14 | 固定ページリンク




ゆきち | 昨日は

大変失礼いたしました。酔っ払いものゆきちです。

あのあと、渋谷でカプセルホテルに一泊。その後、シュバンクマイエルを見て帰宅しました。学研の方(申し訳ありません、お名前を失念しています)、本当にお世話になりました。大変不躾なお話をぶつけてしまいまして、今でも反省のいたりです。

それでは、またうかがう機会もあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。もちろん、電車で帰れるまでの時間までにします。



投稿者: ゆきち    日時: 2001年11月17日 19:40 | 固定ページリンク




梅子 | 毎度おおきに

石塚さんへ

サイン本は店に置いてありますので、お越しいただければ幸いです。

Bさんへ

兵庫県の山奥ってどこでしょう。 篠山、生野、神鍋・・・。
それより北は知らないもんで。どこに住んでいてもお喋りできるのが
ネットの良いところ。
東京出没の折りには、是非ですぺらにお越しやす。

さくらさんへ

ですぺらのコック、ええ、いつでもお貸しいたしますよ、どんどん持ってってください。
ちょっとかさばりますし、少し口うるさいですし、やや勝手きままなところがありますが、
あり合わせのものや、出来合のものをちょちょいで、それなりの味にしてしまう技は
持っております。



投稿者: 梅子    日時: 2001年11月18日 04:01 | 固定ページリンク




石塚 | よろしくお願いいたします。

できるだけ近いうちに伺いたいと思います。



投稿者: 石塚    日時: 2001年11月18日 18:00 | 固定ページリンク




二階堂奥歯 | お知らせ

お知らせ係奥歯です。

郡司正勝さんの遺稿集『芸能の足跡』が須永朝彦さんの編集によって柏書房から上梓されました。これを機会に在りし日の先生を偲ぶ会を催します。

会費は四千円、十一月二十三日(金曜日・祭日)午後六時よりですぺらにて。
葡萄酒とウィスキーはたっぷりと用意いたします。



投稿者: 二階堂奥歯    日時: 2001年11月18日 23:41 | 固定ページリンク




一考 | 海馬の寝姿

 朝子さんへ

 十代の頃、惚れた女性宅への行き帰りに動物園の横を通りました。夜ともなれば、いろんな動物の鳴き声が聞こえて来るのですが、今なお耳にこびりついているのがアシカの叫びです。糸を曳くような切なげな声で、悲しそうに泣いているのです。哀愁に充ちた声を確認すべく、日中かの王子動物園に幾度も通いました。セイウチ、アザラシ、トド、アシカ、似た動物達なのですが、やはり鳴き声は異なります。しかも、昼と夜とでは鳴き声の響きが変わります。セイウチはコントラバスを思わせる重低音、アザラシはホルン、同じアシカ科の生物でも、トドがバスサックスならアシカはアルトサックスになりましょうか。木下大サーカスの曲芸で馴染んでいたものの、かくまで遣る瀬ない声を聴かされたのは、あの時が初めてだったのです。
 月日は流れ、私は54歳になりました。昨今では泥酔し寝転がった私を見て、梅子さんは何時も爺トドと呼びます。何となく粗大ゴミより悪意があると思いませんか。私の中でアシカに対する好ましい印象は崩れ去りました。折角のお申し入れですが、ネッシーはトドをうんと大きくしたみたいで、あまり気乗りがしないのです。突き出てきた腹を眺めやるに、私のあだ名は爺トドを通り越して老怪獣になりそうです。



投稿者: 一考    日時: 2001年11月19日 00:25 | 固定ページリンク




一考 | 「託ける」とは

 ゆきちさんへ

 「種村季弘流にいえば『渡辺一考から七、八人の人間がぞろぞろと逃げ出して、ひょっとするといまそこらへんが渡辺一考だらけになってしまうような』とデタラメばかりで溢れて、もうそこには一考氏の実体は存在しないのだから・・・。」以上は石川潤さんからの孫引きですが、文中ぞろぞろと逃げ出していくのは種村さんなのであって、いかように思いを致しても一考ではない。などと書き出すとそれ自体が種村さんの術中に陥ることになる。要するに、扱いにくいのですよ、種村さんは。と振ってみれば、何もかかる術策が種村さん固有のものではなく、いやしくもプロの物書きなら誰しもが了解している事柄であるのに気付かせられる。種村さんの随筆は常に書くという行為、即ち物書きの生き方のからくりを示唆しているのである。
 石川潤さんによれば「ぞろぞろと」をはじめ、駄洒落には深い意味があるそうな。そりゃあ、ありますよ。別のところで種村さんが「何ものにでもなれるこの男」と著していらしたと思いますが「何ものにでもなれる」と「ぞろぞろと」は同義反復です。「何ものにでもなれる」とは相手の望むところのものになるとの意志表示。自らを相対する人の鏡にしつらえる訳ですから、これほど人を小馬鹿にした文言はないでしょう。Bから視て、Aがちゃらんぽらんに見えれば、それはBがちゃらんぽらんな人間だと言うことです。何故ならAはBの鏡なのですから。そのからくりを承知でAが私はデタラメな人間ですと言った瞬間、Aを除くすべての人間はデタラメな存在と化してしまいます。種村さんの興味の対象はその辺りから派生するからくりの謎解きにあるのですから、化かし合いをするだけの暇と才覚を持ち合わせた人だけがお付き合いすればよろしいのです。
 「学問としての哲学を学んでいます」「ハイデッガーとドゥルーズを読んでいます」等と、とぼけたことを口にする人はまさかこの世に居ないと思いますが、もし居らっしゃれば抱腹絶倒。露伴が愛したという饅頭茶漬けにも似て、真性のデペイズマンコ。その異星人の頭の中でハイデッガーとドゥルーズがいかようにクロスオーヴァーするのか、そこのところを是非お聞かせ頂きたいと願う次第。小生は福原大学遊蕩学部放蕩学科酒席卒業ですが、学びしは「うんこと精液にまみれた哲学」。卒論は自然的存在や道具的存在から区別される基礎的存在論としての「蝿取り器と泥鰌鍋の研究」で御座いました。
 昨日の客は今日の餌。まじめに物を書いていると人生は退屈なものになってしまいます。人に託けて一筆啓上。因果な性格ですが、たまらんね、ウィッヒッヒ。石川さんの曰う「目をつぶってチョン」とはこういうことなんですかねえ。

 追伸。ですぺらの隣の「かさね」さんは料理の内容から押して安いお店です。しかし、一人二万円を下ることはありません。赤坂だということをお忘れなく。



投稿者: 一考    日時: 2001年11月19日 00:28 | 固定ページリンク




一考 | 記憶違い

 campagnoloさんへ
 私の記憶違いで申し訳ない。エッチャンとやらは鉄板焼きを売りにしていたとの話を聞きましたが、それも震災のはるか前のことです。コーベブックス在籍中が最も飲み歩いた時期ですが、三宮も京都も行きつけの店はほとんどが廃業致しました。北へ行くことはあっても、もう上方に戻ることはないので、どうでもよいのですが。



投稿者: 一考    日時: 2001年11月19日 01:19 | 固定ページリンク




一考 | デスタンス

 きまいら舎さんへ
 ビュランで制作なさっている方ですね。文中あなたが触れておられる「距離」は山本六三さんも執心なさった言葉です。氏がこよなく愛した詩に吉田一穂の「母」があります。

   あゝ麗しい距離(デスタンス)、
   つねに遠のいてゆく風景……

   悲しみの彼方、母への、
   捜り打つ夜半の最弱音(ピアニッシモ)。

 いつ読んでもいい詩です。悲しみの深さと会った回数は比例しません。あなたが投函なさった手紙はきっと届いています。山本さんはそういう方でしたから。



投稿者: 一考    日時: 2001年11月19日 01:21 | 固定ページリンク




ゆきち | はい、すいませんでした


>  「学問としての哲学を学んでいます」「ハイデッガーとドゥルーズを読んでい
> ます」等と、とぼけたことを口にする人はまさかこの世に居ないと思いますが、
> もし居らっしゃれば抱腹絶倒。露伴が愛したという饅頭茶漬けにも似て、真性の
> デペイズマンコ。その異星人の頭の中でハイデッガーとドゥルーズがいかように
> クロスオーヴァーするのか、そこのところを是非お聞かせ頂きたいと願う次第。
> 小生は福原大学遊蕩学部放蕩学科酒席卒業ですが、学びしは「うんこと精液にま
> みれた哲学」。卒論は自然的存在や道具的存在から区別される基礎的存在論とし
> ての「蝿取り器と泥鰌鍋の研究」で御座いました。


もう、酒の肴にされるのは百も承知、身の丈に合わないおしゃべりをするのは生来
からのことでして、後悔だけが先に立つばかり、一夜のぐてんぐてんで渋谷であれ
やこれやをめぐらしておりました。おっしゃるとおり、何一つ反論はいたしませ
ん。

これで勘弁してくださいm(__)m。



投稿者: ゆきち    日時: 2001年11月19日 12:44 | 固定ページリンク




ゆきち | 御礼

この点、忘れておりました。

「追伸。ですぺらの隣の「かさね」さんは料理の内容から押して安いお店です。しかし、一人二万円を下ることはありません。赤坂だということをお忘れなく。」

どうもありがとうございますm(__)m。しかし、二万円となると、安月給の身には少しばかりきつくなってしまいます。もうすこし、いろいろと算段してから赴いてみようかと思います。

情報、ありがございました。



投稿者: ゆきち    日時: 2001年11月19日 23:24 | 固定ページリンク




梅子 | (無題)

智里さんへ

無事に岡山まで帰られたのですね、お疲れさまでした。
せっかくの機会でしたのに、個展には伺えませんでした。申し訳ありません。
また上京された折りには是非店にいらして、岡山情報を教えてください。

梅子こと薫子



投稿者: 梅子    日時: 2001年11月20日 04:18 | 固定ページリンク




Campagnolo | 一考様へお詫び

もう、首は麒麟状態でしょうけれど、わたくしの仕事がご存知のように多忙を極め、毎日、一時間か二時間寝ることが出来たら幸運という毎日です。約束の物が遅れて申し訳無い。先日、その反動で、560SLのAMGを衝動買いしてしまいました。排気量も6リッター近くとなると、やっぱり、尋常じゃありませんね。今度、戸田橋で勝負しましょうか。昔320に、ラジエーターを改造して(収まる場所が無いので)、3000のエンジンを積み替えて、デフからミッションまで、足回りを全部壊してしまったのは覚えてますか。その倍近いのですから、ストレートだけなら負けないでしょう。去年、180キロオーヴァーで赤切符。拝み倒して、免取だけは逃れたばかりなんですけどね。200km/h越すとオービスに写らないなんて、あれは嘘ですよ。ご用心下さい。最近のカメラは、性能が良くなってますよ。 ところで、高遠さんて8000cc位の方ですね。



投稿者: Campagnolo    日時: 2001年11月21日 00:09 | 固定ページリンク




一考 | 勝井隆則さんのことなど

 やっきさんへ
 種村さんとの対談の中で、話題は芝公園で野たれ死にした作家藤澤清造に及びました。その時、私も君もひどい生活だったが、もっと壮絶な暮らしをしている出版人がいる。それは金沢の勝井隆則さんであり、「藤澤清造貧困小説集」の刊行者であると教えられました。種村さんが金沢で倒れし折の見舞客の一人ですが、以降お付き合いは続いているという。
 聞き通いによると、勝井さんは法政大学を卒業後、郷里の金沢へ帰り、亀鳴屋と号する出版社を一人で営んでいる。今なお、「蛍の光 窓の雪」を地でゆく家に女房と住み、テレビはなく、窓にガラスの痕跡すらなく、冬ともなれば家の中を吹雪が舞うにまかせるとの風流な暮らしぶり。今回上梓された「藤澤清造貧困小説集」にしてからが、刷り部数を500に限り頒価は2800円、締めて140万円じゃないですか。それでは全冊完売しても制作原価がかろうじて賄えるだけ、人件費はおろか、編集費すら出てこない。しかも頒布する書冊は餓死文学叢書とでも名付けるべき代物ばかり。次回配本は、戦後石川県小松市に在住した森山啓の著作と聞きます。森山啓は金歯を売って生活したとの伝説を持つプロレタリア作家です。
 今どき、こんな純な出版人が、しかも地方に居たというのが驚きです。風紋さんの言う、明るい表通りばかりを歩きたがる昨今の表現者や出版人から抜け落ちているのが、こうした不退転の意気込みであり、貧窮をものともしない強靭な精神なのです。物欲にまみれ、日々の金数を求めて蠢くような輩に表現なんざあ出来るわけも御座いません。芝公園でホームレスの頭領になってからでも遅くはないのです。表現者や編輯者に必要なのは不死鳥のように蘇る気力と無頼の精神のみと信じます。いずれにせよ、種村季弘さん推薦の「藤澤清造貧困小説集」を読んで貧困を謳歌しようではないですか。
 書物の佇まい清楚にして申し分なく、手染めの布表紙とつげ義春の絵とのバランスは美事。また、同書の巻末に付された粕井均さんの編纂になる「同時代評・ゴシップ細見」と小幡英典さんの「清造がいた場所」と題するアルバムは逸品。前者は書誌学の範にもすべき必読の文献、生田長江、島崎藤村から遺骨の焼却料を負担した長谷川時雨に至るまで、藤澤清造にまつわる証言と文献を稠密にときほぐし、おのが清造感をそれこそ干鰈を陽に翳すがごとく浮かび上がらせている。かかる書物が藤澤清造を愛する人々によって拵えられたのは何よりの供養。文学史の書き換えに直接結びつく行為のみが出版であるとの勝井隆則さんの身を呈しての異議申し立てに三拝九拝。貴方のような存在こそが私が生き延びるための唯一の糧なのです。
 地方の方は下記住所へご注文を、東京在の方はですぺらへご注文を頂ければ幸甚。ちなみに、ですぺらには取りあえず10冊送付して頂く予定です。

  「藤澤清造貧困小説集」亀鳴屋本第二冊目 限定500部 頒価2800円
   亀鳴屋 石川県金沢市大和町3-39



投稿者: 一考    日時: 2001年11月21日 21:09 | 固定ページリンク




朝子 | WATCH OUT! the Sea Horses


一孝さま>>

海馬は脳味噌ん中にありますね。なんか賢い感じがよい感じです。いや。
ネッシーのフィギュアみたけど、結構なんていうか、ヒルにヒレが4つ
ついただけで、麒麟のよに伸びた首、ふたコブで角が生えているらしい
ですよ。つちのこはビール瓶大でしたっけ・・・なんかな・・・しょぼい
から、もちっと、格好いい方が良いべか、と思っただけなのでした。

そのうち又見に行ってきますよ、ロッホ・ネスに!行った事ありますか?
今時分の北関東の空は丁度なんていうかスコットランドみたいで好きです。

所でゆきち君ことゆっきーをいぢめないであげてください、いや、いぢめて
下さい。ヤツは根っからのぼんぼんで困ったモノなので鍛錬が必要です。あ
たしに言われたくないだろうけどっ(あははー!)

物の怪に対抗するのにカミングアウトしなきゃだめか?とか言ってますが
彼には宗旨替え以前に修行が必要だという事をコンコンと言ってるのですが
私の言葉なんぞ素通りする模様ですなさけなや。

どうすればいいんでしょうか?



投稿者: 朝子    日時: 2001年11月21日 23:34 | 固定ページリンク




ゆきち | 余計なこと書くでねぇ!

だっーーーー! そないなこと書くな! 誰も対抗しようとかしないとか考えてませんて。堪忍しとくれやす。というわけで、僕は、良心に基づいて、いぢめにはこころから反対です。

それから、僕は、10秒たりともぼんぼんだったことなどないぞ(笑)。朝子さんからは、そうみえるのかい? 

っていうか、マジ頼むわ。これ以上はプライベートメールにしてくれ……。

以上、失礼いたしましたm(__)m。



投稿者: ゆきち    日時: 2001年11月22日 01:28 | 固定ページリンク




櫻井清彦 | 感想


お久しぶりの暫定管理人です。
一考さんの中年パワー炸裂してますねえ。
団塊の世代はパワーがあるということかな(もっとも一考さんにパワーがあるだけかもしれない)。
エロと貧困がこんな形で共存するとわ。

ところで「藤澤清造貧困小説集」、面白そうだけど、読みたいような読みたくないような気分。はっは。

今の若者、もっと力をださんかい。



投稿者: 櫻井清彦    日時: 2001年11月23日 01:02 | 固定ページリンク




やっき | 注文します

一考さん

「藤澤清造貧困小説集」については先日の出版前夜祭のときにも
おっしゃっておられました。「落ちぶれた男ほどエロティックなものはない」
と書いた種村さんのご推薦、これはぜひとも読みたいと思っていましたが、
入手方法がわからなかったので、お知らせ下さって助かりました。
一冊注文させていただきます。よろしくお願いいたします。

高遠さんの『乳いろの花の庭から』読みました。
博学と色気を併せ持つ稀有のエッセイですね。
断裁に際し、高遠さん自ら数十冊を引き取られたとのこと。
知人に宣伝して回ろうと思っています。
本書と出会えたのもこの掲示板のおかげです。ありがとうございました。



投稿者: やっき    日時: 2001年11月24日 01:39 | 固定ページリンク




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