1.0 |
« 前の記事「記憶違い」 | | 次の記事「はい、すいませんでした」 »
きまいら舎さんへ
ビュランで制作なさっている方ですね。文中あなたが触れておられる「距離」は山本六三さんも執心なさった言葉です。氏がこよなく愛した詩に吉田一穂の「母」があります。
あゝ麗しい距離(デスタンス)、
つねに遠のいてゆく風景……
悲しみの彼方、母への、
捜り打つ夜半の最弱音(ピアニッシモ)。
いつ読んでもいい詩です。悲しみの深さと会った回数は比例しません。あなたが投函なさった手紙はきっと届いています。山本さんはそういう方でしたから。
« 前の記事「記憶違い」 | | 次の記事「はい、すいませんでした」 »
ですぺら トップへ |
掲示板1.0 トップへ |
掲示板2.0
トップへ |