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2002年04月 アーカイブ

一考 | 種村季弘さんを囲む会

 別冊幻想文学「怪人タネラムネラ」が四月一日に発売されました。題して「種村季弘の箱」。種村さんのはじめての特集号です。全六十五名のオマージュを中心に、種村さんのアルバム、単行本未収録のエッセイ、翻訳、インタビュー、対談、書目録などを収録、全二百五十六頁の清楚な冊子です。
 頒価は千八百円、一日以降ですぺらにも在庫していますのでよろしく。皆さんにも宣伝の方をよろしくお願い致します。

 四月十三日の土曜日、種村季弘さんを囲む会をですぺらにて催します。会費は女性三千円、男性四千円、午後六時より、例によって葡萄酒とウイスキーとジュースはたっぷり用意致します。お誘い合わせの上、ご来店頂ければ幸いです。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月01日 21:14 | 固定ページリンク




一考 | 種村季弘特集号

 「現代詩手帖」に連載された「ナンセンス詩人の肖像」や「映画芸術」に掲げられた諸エッセイを繙き、手に汗を握った六十年代後半の日々を思い出します。時はうつろい、種村季弘さんの特集号を編む羽目に陥りました。手に汗ならよろしいのですが、至らぬが故に冷や汗をかくは必定、大方の寛恕を乞う次第です。

 別冊幻想文学「種村季弘の箱」の編輯に託けて上記にはじまる駄文を連ねました。拙文をなぞりながらの捕捉を少々。
 青春の日々、種村さんと酌み交わせし数多なる美酒を宴を思い起こします、ある時は神戸で、ある時は大阪で、またある時は京都で。宴と申しましたが、過激なそして冷酷な眼差しとなりふりに私がごときは最初は懼れおののくばかりでした。ある日、ひとつの主辞に対して、賓辞を天文学的数値にまで高める、言い換えれば、雨後の筍のようにひしめきあう二項対立、ありとある弁証法が仲良くあるいは仲悪しく共存するささくれ立った球形の宇宙、ある種いびつな球体感覚のようなことを種村さんが呟きはじめました。
 「いざりにならなきゃ駄目だよ、いざりに」「未練を断ち切らなきゃ駄目だよ。そうでなきゃあ、ものは著せないよ」「書くことだけが生きることなんだよ」気付かない内に、種村さんは「情念や怨恨とのクリンチで陰々滅々とのたうち回る」俗世間からの脱出を、解放を身を挺して教えて下さっていたのです、拙い存在への憐憫を込めて。
 自らへの同情を憚り斟酌を差し控える、即ち未練未酌のなさを唯一手懸かりにする他、生き残る術のないことを繰り返し繰り返し、種村さんはお教え下さったのです。
 かの日の結論は「君、風通しだよ、風通し・・・」。それが今回の特集号のテーマとなりました。怪人タネラムネラ、百面相タネラムネラが按配よく風に乗じて舞台を擦り抜けましたかどうか。編者へのご意見、ご叱責等、お聞かせ頂ければ幸甚に存じます。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月01日 22:23 | 固定ページリンク




高遠弘美 | 誤植訂正いたします

生来の迂闊さに加へ、老来、目がよくみえず、誤植を見逃すことしばしば。
『種村季弘の箱』に寄せた駄文にも以下の誤植がありました。
お読み下さつた方がゐるとすれば、お詫び申し上げます。
211頁上段5行目DankerはDenker、
214頁上段二行目「かかるがゆえに」は「かるがゆえに」の誤植です(何だか吃音が表記に現れたやうで耻かしき限りですが)。
とりあへず、お詫びまで。



投稿者: 高遠弘美    日時: 2002年04月04日 10:35 | 固定ページリンク




りき | 椿実さん逝去。

昨日深夜、金光さんと電話していて、
金光さんにうかがったのですが、
椿実さんが亡くなったらしいよと・・・・。

同姓同名の別人かなと思ったのですが、
いま、検索をかけたら、死亡記事がでてきました。

中井英夫さんとのかかわりの範囲でしか、
知りませんが・・・・。私は。

ご冥福をお祈りします。



投稿者: りき    日時: 2002年04月04日 22:11 | 固定ページリンク




ちこ☆ | 美容整形のサイトをやっています

はじめまして。美容整形PLACEBOのさいとを経営しています。整形に興味のあるひとや芸能人の整形に興味のあるひとはぜひきてください。カキコしてってね~♪



投稿者: ちこ☆    日時: 2002年04月05日 11:11 | 固定ページリンク




一考 | 恐縮

 高遠さんへ
 斯あるが故に校正は嫌なのです。笊校正の第一人者として申し訳なく思います。孔があれば入りたいアナーキストより。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月06日 18:12 | 固定ページリンク




一考 | 連休

 moonさんへ
 5月の連休の後半、3日から6日にかけてですが、バイクで西日本を爆走致します。静岡、福井、京都に野暮用あり。従って、神戸着の日付は未定ですが、西明石の「来住」へは必ず一宵参上仕ります。明石の連中への連絡は来住、太田、山内、高野各氏にお願い致しました。
 その前後と言うよりは当日、貴宅にて一泊させて頂けないでしょうか。バイクの置き場所もご一考頂きたく、駄目な場合は明石の酒屋の軒下を借りるつもりにしています。前述の野暮用の方の日程はすべて貴方の都合に合わせます。御都合よろしい日を御連絡下されば幸甚です。

 白衣のくまさんへ
 この掲示板をお読みでしたら田村さんにもよろしくお伝え下さい。日付は追って当掲示板に掲げます。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月06日 18:14 | 固定ページリンク




高遠弘美 | わたくしこそ

一考さま

わたくしこそ、みづからの迂闊さにひたすら耻ぢてをります。
もうひとつ、207頁上段4行目「いずれも」はもちろん「いづれも」です。
ほんたうに厭になります。折角書かせて頂いたのに、このていたらく。お詫び申し上げるのはただただわたくしのはうです。お許しください。



投稿者: 高遠弘美    日時: 2002年04月06日 22:19 | 固定ページリンク




無学者 | 囲む会についての2、3の質問

 小生、種村氏の著書は1冊しか(汗)持っていない微温的なファンです。しかし、ですぺら見学も兼ね、囲む会に参加したいと思っています。
 ご本人への質問などは識不足によりできないわけですが、ただ他の皆さんの会話を聞いているのみでも、気詰まりなことはありませんでしょうか。忌憚のないところをお教え下さい。
 出来れば最近の青土社の対談集3冊、幻想文学別冊とにサインをいただければ、と思いますが、これは厚かましいお願いでしょうか。また、許される場合、対談集は用意して行ったほうがいいのでしょうか(幻想文学別冊は貴店で購います)。
 以上御一考披下御願申上候。



投稿者: 無学者    日時: 2002年04月07日 01:34 | 固定ページリンク




moondial | (無題)


一考さんへ

いつでも貴兄の都合の良いときに遠慮なく泊まってください。
来られる直前にでも電話くだされば結構です。
梅子さんか、或いは若い彼女ご同伴なのでしょうか?



投稿者: moondial    日時: 2002年04月07日 14:38 | 固定ページリンク




一考 | バイクと道行

 moondialさんへ
 貴方らしくもない、道中「野暮用あり」と書いたではありませんか。そちらへ行くのは一人に決まっています。
 梅子さんは全くの別行動にて大阪へのいい日旅立ちとやら。なんと往復飛行機なのだそうです。
 私は久しぶりに一号線を南下の予定。12~3年前は一号線の穴ぼこの位置まで記憶していたのですが、その後静岡県内のバイパスも完成し、おそらく様変わりだと思われます。高速道路には風景がなく、かっ飛ばす以外に面白みが何もありません。勝手気ままなツーリングと野暮用を楽しもうと思っております。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月08日 00:21 | 固定ページリンク




一考 | 大歓迎

 無学者さんヘ
 いかなる御仁であれ、最初は皆初対面です。出会った人が友になるか連れ添いになるか敵になるかは本人の心懸けひとつかと推察致します。また、気詰まりかどうかは各人の御判断であって、私ごときが判断すべきことではないと思われます。ただし、私は大歓迎です。新たな出会いを求めての「ですぺら」開肆で御座います。多くの方、さまざまな方のお越しを常日頃より希求致しております。
 署名にかんしまして一言。種村さんは右手がやや不自由で、しかも痛みを伴っていらっしゃいます。この前倒れられてから筆を長時間握ることかなわず、原稿もすべてワープロ打ちです。従って、種村さんの体調次第と言うことになります。せめて対談集の首巻一冊ならお願い出来そうにも思うのですが。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月08日 00:23 | 固定ページリンク




無学者 | ほっとしました

 一考様
 参加、ご快諾いただきありがとうございます。
 サインの件、アドバイスに従い、粗相のないように致します。最初の書き込みは、なんだか厚顔ですが、まあ、サインをじゃんじゃか書く方である場合もある(そういう人、あまりいないか)と思い、お伺いしてみました。もとより無理押しするつもりはありません。
 これをきっかけとして、自分の今後の人生で、書物の世界も予想外に展開するやもしれません。楽しみにしております。



投稿者: 無学者    日時: 2002年04月09日 00:56 | 固定ページリンク




一考 | ハンドル名

 無学者さんへ
 御理解を賜りありがとう御座います。13日にお会い出来ますのを楽しみに致しております。多くの私の友も参加致しますので御紹介させて頂きます。楽しい一宵でありますように。
 序でに、当掲示板への今後の御参加を願いますが、ハンドル名を変えられんことを。貴方に他意がないのは分かりますが、「無学者」では開き直りもしくは慇懃無礼な印象を人に与えますよ。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月09日 16:26 | 固定ページリンク




一考 | バックファイヤー

 松友さんヘ
 ゴールデンウィークの遠出のための馴らしとモルト・ウィスキーの仕入れを兼ねて、R100RSにて日曜日に120キロほど走行致しました。戸田から三鷹、吉祥寺、目白、東京駅を経て葛西を往復するコースでした。
 加速はよろしく、走行はおおむね良好だったのですが、2~30分に一回位、右エンジンがズドンと大きな音を立てます。バックファイヤーのような音と解釈して頂ければ結構です。ただし、これは音だけで、バイクそのものには些かの振れも揺れも感じられません。まるでバイクが拗ねてちゃぶ台をひっくり返しているような心持ちです。
 首都高速には入っていないので、一瞬100~120キロ位のスピードしか出していません。この次の日曜日にでも高速でせめて200キロ位は出してみようと思っています。ちなみにガスはハイオクにてプラグの状態は良好、つじつまの合わない爆発音も飼い主に似たのですかねえ。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月09日 16:28 | 固定ページリンク




松友 | 難しいです

一考様
 お疲れ様です。R100RSはなかなかすっきりしないようで残念です。
 バックファイヤーですか。既に各方面でお調べになっていらっしゃると存じますので、繰言やら怪しくおぼろげな内容になりますが御容赦下さい。
 バックファイヤーに似た音で、車体に振動は無しとの仰せですので、そのものと存じます。スロットル・オフ時に頻発するのであれば、基本に還って今一度左右の同調という可能性はどうでしょう。アイドリングは安定しているとして、時速何キロ位でとか、特定回転域で発生とかございますでしょうか?ふと、スロットルまたはチョーク・ケーブルの戻りなども怪しい?ただ、左右の比較の元となる状態になっていないと如何ともしがたいのでジェットを指定水準として、タンクからキャブへの経路でチューブの歪み有無、エアクリーナーからキャブへの間で吸っていなかどうか、プラグコードは硬くなく錆びていずと。あるいは新車時から点火系電装が一切交換されていないのでしたら、劣化もありでしょうか。
 左右の温度差は例えばエキパイの焼け色ではどうでしょう。高速走行が多いと綺麗に焼け易い筈ですが、市街地が長いのならば傾向が出ているかも知れません。あるいは入手当時は如何でしたでしょうか。尚、主に加速時に発生し、音色はエンジンが冷える時のキンキン、パチパチに似てはいませんですよね。もしこちらですといささか話が違うかもしれません。
 御予定は近日ですし行程は不安の無い走行をお願いしたく、北海道といった広い場所での対応など御考えもあると存じますが、専門店さんなりの診断を受ける事をお勧め致します。別行動といっても、梅子様の愛車で走る距離とは思いませんです。

 おまけ:以前お話があった”ツチノコ・フィギュア”。チョコエッグではレア物だった”ツチノコ”が、おまけ付御菓子・食玩「ムー 未確認動物1 ~UMAの謎~」に含まれています。しかも”ネッシー”もあります。学研・ムー編集部による解説カード付というのも泣かせます。傍のコンビニで見つけられないのが残念です。
 今度お邪魔した折、箸置きがツチノコ・フィギュアだったら、うーん。



投稿者: 松友    日時: 2002年04月10日 02:11 | 固定ページリンク




一考 | メーゾン・ベルビウ

 りきさんへ
 椿実の名は上林澄雄の「悪魔とピアノを連弾した大学生」と共に北鎌倉の澁澤邸でなんどか聞かされました。三十年ほど昔の話です。
 当時、購入した「第十四次新思潮」を私は今でも所持していますが、第二号に掲げられた「メーゾン・ベルビウ地帯」には驚嘆させられました。雑誌については幻想文学で書きましたので繰り返しませんが、「桜の木には桜の臭、椎の木には椎の匂、そして私も女も植物なのであった」との書き出しに激しく魅了されたのを思い出します。
 メーゾン・ベルビウは上野池之端七軒町の椿さんの実家に近く、実際に存在したアパートの名であると、これは中井英夫さんから教わりました。中井さんに「ある苦さについて」と題するエッセイがあり、「それはいちめんの夕映えを映して流れる川のように、金も紅もオリーブも紫もいっしょくたに輝く不思議な小説だった」とのくだりがあります。その「いっしょくた」との部分に揺さぶられたのです。楚々とした衒学趣味とロマンティシズムの交錯する椿さんの小説は、弁証法というよりはある種、思考の酩酊のようなものをもたらすのが常でした。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月10日 13:04 | 固定ページリンク




動坂亭 | Re:ハンドル名

 無学者改め動坂亭です。幻想掲示板のほうでは、2、3度書き込みをさせていただいています。
 ほんの間に合わせのつもりで使った仮の名が、二度使うと、これがアイデンティティを持ち始めるから、言葉とは怖いものですね。感心してる場合じゃないかもしれませんが、言わずもがな、やはり言葉に対して鋭い感覚をお持ちなんだな、と思いました。へりくだりや、おもねりでなく。
 すぐ前の「メーゾン・ベルビウ」にしても、さらっと書いているその内容は、実に驚嘆すべきものです。小生、澁澤龍彦氏のファンでもありますので。



投稿者: 動坂亭    日時: 2002年04月12日 01:02 | 固定ページリンク




一考 | 糊と鋏

 動坂亭さんへ
 お褒めに預かり恐縮致しております。糊と鋏の使い方が少々器用なだけで、私には一切のオリジンは御座いません。
 貴方が引っ越されたのが2001年2月、私が明石から引っ越したのは1999年9月です。それにしましても結構なところにお住まいで、いささか羨んでおります。
 私の引っ越し先は埼玉県戸田。貴方が日記でお書きになっている情緒纏綿にはほど遠く、まさに「病い田」と呼ばれる劣性な忌地です。散策の途は荒川の土手しかなく、対岸に尻を向けてのふて寝が屡々で御座います。
 毛沢東に倣い「種村季弘の箱」の私なりの綜括を著しました。東さんの斡旋によってbk1に掲載されるらしいのですが詳細は不明。いずれにせよ、手を入れた稿を当掲示板にも載せる予定です。ご笑覧頂ければ忝なく存じます。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月12日 13:59 | 固定ページリンク




東 雅夫 | bk1タネムラ棚


 bk1のホラーサイトに『種村季弘の箱』の「責任編集者のことば」が
アップされましたのでお知らせしまーす。
 まだ一冊も売れていないようなので(泣)、皆さま、よろしく!
 併せて、最近のタネムラ本も陳列しておりますので、そちらも是非に。



投稿者: 東 雅夫    日時: 2002年04月13日 16:13 | 固定ページリンク




如月 | どうぞよろしく♪

動坂亭さん、こちらではじめまして。 実はこの数日、despera掲示板にアクセスしていなかったものですから、動坂亭 さんの書きこみ、はじめて拝読致しました。 なにはともあれ、無学者から動坂亭へのHN変更は賢明かと拝察申し上げます。 仏教では、これ以上なにも<学ぶ>ものが<無い>最高の境地=さとりを別称し て「無学」というそうですから、無学の人とお話するというのは「有学」の身と してはあまりにも畏れ多くて・・・。 これからも、いろいろなことお教えいただきたく存じますので、どうぞよろしく お願い致します。



投稿者: 如月    日時: 2002年04月13日 23:44 | 固定ページリンク




動坂亭 | 種村季弘さんを囲む会

 >如月さま
 メッセージに破顔一笑いたしました。HPのプロフィールも楽し。
 帰り道に、妻が、如月さんについて「とっても頭のいい人」と(甚だ僭越ですが)感想を述べておりました。

 素人の僕にも楽しい宴でした。一考さん、東さんはじめ、皆様に感謝しきりです(もう少し書きたいところですが、オフレコばかりで書けません)。 



投稿者: 動坂亭    日時: 2002年04月14日 11:21 | 固定ページリンク




りき | (無題)

昨晩は、本当に楽しかったです。 掲示板で、お名前だけわかっていた人ともお会いできましたし。 本当にいろいろ皆さん、ありがとうございました。



投稿者: りき    日時: 2002年04月14日 21:16 | 固定ページリンク




内山勝司 | 再開に感謝

渡辺一考さんへ
ひょんなことから、再開できて光栄です。約12年ぶりになりますか? 店のシングルモルトの品揃えにびっくりしました。さすがに筋金入りののんべいは違う。店の方にはまた遊びに行きます。
閑話休題。房総の海水浴の際に飲んだ、サッポロビールの『エーデルピルス』という缶ビールを覚えていますか? 通常のビールよりホップを3倍使った美味いビールでした。



投稿者: 内山勝司    日時: 2002年04月15日 10:28 | 固定ページリンク




一考 | 爽やかな思い出

 内山さんへ

 永田耕衣さんの俳句をもじって「語釈手込めの梨花一枝」があの頃の生活でしたね。懐かしく思い出されます。貴方も水野さんも12年と仰いますが、私の運転免許取得が平成元年の梅雨時ですから、少なくとも14年を越えました。
 幼少期より私は常に通行人でした。一度も当事者足り得なかったのは不徳の致すところです。でも、中井社長はその通行人の自由さに憧れたのです。ただ、それだけのこと。だからこそ、中井さんが今でも好きなのです。人生にあって、責任とはどう弄くってみても金でしかないのです。そういう生き方が空しくなる時ってありませんか。とばっちりを受ける人は叶わないかもしれませんが、自らが生涯を費やして構築してきたものをすべて抛り出すには大変な意志力が必要になります。後継者を育てられなかったとの一点に中井さんの慙愧があります。私には中井さんの気持ちが痛いほど理解できます。
 ちょっとだけ生臭いと申しますか、未練がましい方がお二方ほどいらっしゃいましたが、私にとって研文社は爽やかな思い出のひとつです。貴方にはあらぬ迷惑をお掛けしたと思います、深くお詫び致します。今後、新たなお付き合いが繙ければ幸いに存じます。
 房総の海水浴はよく覚えています。貴方の車のクーラーのホースが外れて水浸しになりましたね。貴方が仰るように、確かに房総まで出掛けながら原稿用紙とにらめっこしていました。でも、あれで良かったのです。千葉の海は時間に追われていた私の切なさを悲しみを十二分に癒してくれたのです。いずれ紹介致しますが、佐藤さんからもよく叱責されました。あの頃の私は分単位で生活していました。酒を飲むのまでが、今日は15分、今日は20分といった具合でした。その佐藤さんや幻想文学の東さんが今時間に追われる量の仕事を処理しています。人の営みは繰り返されます。
 エーデルピルスもよく覚えています。昔からサッポロとサントリーは旨いビールを造るのですが、売れ行きが思わしくないとすぐ中断してしまいます。アサヒやキリンの向こうを張るのはやめて、ゲリラ戦に徹するべきではないかと、二箇月ほど前もサッポロビールについて銀座で2時間もお喋りをしたのですが。店に在庫があと30本しかないのですが、英吉利マンチェスターのバディントンはぜひお飲み頂きたいビールです。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月15日 15:52 | 固定ページリンク




内山勝司 | 在庫がある内に伺います

一考さんへ

>貴方にはあらぬ迷惑をお掛けしたと思います、深くお詫び致します。
この件では(他の件でも)私は一度も一考さんからは、迷惑は受けていません。
逆に私の当時の言動の中で、一考さんがこう思われるような誤解を与える部分があったのなら、こちらの方こそお詫び致します。

>今後、新たなお付き合いが繙ければ幸いに存じます。
こちらの方こそ、よろしくお願いします。

>店に在庫があと30本しかないのですが、英吉利マンチェスターのバディントンは>ぜひお飲み頂きたいビールです。
在庫がある内に、ぜひ早めに伺います。

なお、今朝(4月15日)送りました、私のメールのタイトル及び本文の中にある「再開」は「再会」の誤りでした。失礼しました。



投稿者: 内山勝司    日時: 2002年04月15日 18:05 | 固定ページリンク




一考 | 匿名について

 東さんの尽力によってbk1のホラーサイトに『種村季弘の箱』の「責任編集者のことば」がアップされました。
 物議を醸す内容なので、敢えて署名原稿に致しました。かつて谷澤永一さんが「署名のない紙つぶて」で試みられたように、無記名もしくは匿名でものを書くのは大変です。匿名ゆえに匿名で返されるのを覚悟しなければなりません。論争を挑まれた折に相手の顔が見えないのは一種の恐怖です。相手の専門畑を知らずして、いかような反論にも即応する識見と討ち死にする覚悟が必要とされるからです。谷澤さんや肥田晧三さんのように万巻の書冊を繙かれた方ならいざしらず、私がごとき半可通が論争のやむなきに至った時には相手方を無視するか謝罪するかの二者択一しか手立てはないのです。
 繰り返しますが、無記名もしくは匿名なら無責任なことは書けません。書き手の名を明記することによってのみ、駄法螺を吹き有らぬ事を書き散らかすのが可能になるのです。
 ちなみに、拙文は二頁にわたっています。二頁目の頭は一行あきです。最下段のURLをクリックして下さい。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月15日 20:26 | 固定ページリンク




一考 | 房総の海

 内山さんへ
 辞書の仕事をなさっていた人は誤植が気になるんですね。掲示板ですから良いではないですか。
 BK1の原稿でも「かるがゆえに」が「かかるがゆえに」とご丁寧に誤植されていました。「かかるがゆえに」では意味が通じなくなるのですが、近頃では腹も立たなくなりました。ネット上のことですから。
 迷惑と書きましたのは他でもない、研文社のことです。ここ二度ほど水野さんから当時のことについて発言を求められたからなのです。より積極的な解決方法もあったのですが、どう考えても古参の社員と私の存在との間には壁が御座いました。謂わば蚊帳の外だったのです。中井さんとはさまざまな解決法、それも荒療治をかなり深く話し合ってはいたのですが、あのように纏まりのない状況下では手の施しようもなかったのです。結局、もっとも消極的な方法を選びました。即ち、私が遁走するという手段です。遅れて参加した者が発言することの難しさを思い知らされたのです。私にとっては遠い過去の話ですが、社長と私との遣り取りの全貌を知っていたのは中井陽君だけだったのです。
 尽力を尽くさなかったと言う点において、私は非難の対象になります。突然の会社解散によって困惑した人、また困窮に立ち至った人もあったろうと推察されます。
 しかし、時はすべてを洗い流します。十数年後に貴方とお会いできたことを仕合わせに思います。その十余年のあいだに私はアウトドアの達人になりました。房総の海と再び巡り会いたいのです。千葉のキャンプ場を御教示頂けますまいか。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月15日 21:28 | 固定ページリンク




一考 | 本当に難しい

 松友さんへ
 スロットル・オフ時ではなく、ギヤチェンでもなく、走行中のバック・ファイヤーです。タンクからキャブへの経路は最初にチェックしました。アイドリングは安定しています。スロットルまたはチョーク・ケーブルの戻りは十全です。ジェットは左右共に現在は指定水準です。プラグコードとプラグは取り替えたばかりです。スパークは満足できる状態です。
 残るはバルブ関係しかないんですが、それにしてもねえ。
 2サイクルなら吹き飛ばすか焼けばお仕舞いなのですが、4サイクルでかつマフラーはオイルパンの下で左右繋がっています。ちなみに、左右の排気と排気音は順当、エキパイも均一に焼けているように思われます。

 日曜日は二日酔いでバイクどころではなかったのです。酒は飲むもの、女は乗せるもの、バイクは跨るもの、エンジンは回すもの。基本に忠実に、次週は限界まで回してみましょう。

 おまけのツチノコは学研・ムー編集部が関係しているとか。確か学研には友人が居たように記憶するのですが、この掲示板を見てるかな。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月15日 23:48 | 固定ページリンク




東 雅夫 | あらららら


 ホントだ、見事に誤植してますな。
 まあ、スルーパスで原稿がアップされることも多いネット上では、ちゃ
んと担当エディターが目を通しているだけ良心的ともいえるのですが、と
もかく失礼をいたしました。
 訂正しておくように連絡しときます。



投稿者: 東 雅夫    日時: 2002年04月15日 23:52 | 固定ページリンク




高遠弘美 | あれもさうかな

種村季弘特輯の拙文中「かるがゆゑに」が「かかるがゆゑに」になつてゐたのも同様ですね。他の二カ所はわたくしの見落としですが、これはねえ、ちよいと……。もしかしてわたくしが間違つてゐるかと思ひ、日本国語大辞典第二版をもひいてしまひました。誰かが勘違ひしてゐるのでは。率直な物言ひをお許し頂きたく。



投稿者: 高遠弘美    日時: 2002年04月16日 00:46 | 固定ページリンク




東 雅夫 | おそらくは


 漠然と「かかる」だと信じこんでいる人が多いのでは?
 種村季弘スペシャルはどういう校正過程を経たのか、小生、委細を把握
していないので分かりませんが、bk1のほうは、同社の担当の方が単独
で作業をおこなっているので、実務面で人的重複はないのですよ。



投稿者: 東 雅夫    日時: 2002年04月16日 01:08 | 固定ページリンク




一考 | 笑い話

日本国語大辞典第二版とは大事ですね。東さんの仰る通り、幻想文学の方は私の責任にて、BK1の方は担当エディターのミスということです。当掲示板の笑い話に致しましょう。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月16日 03:39 | 固定ページリンク




高遠弘美 | 承知いたしました

一考様、東様
もちろん笑ひ話にして下さつて結構です。私とてきつと何かを間違へてばかりでせうから。

ただ、それでひとつ思ひだしたのですが、しばしば「すべからく」をほとんど「すべて」の意味だと勘違ひしてゐる文筆家(小説家を含む)がゐて、苦笑することがあります。「すべくあらく」の「べし」の意識がないのでせうね、きつと。

もう一つ蛇足。
昨今の学生の日本語能力は概してきはめて低く、英語をマスターしたいなどと一方でいふのが、軽薄でいやになります。めつたに使ふことのない英語などより、日本語をきちんと教へたほうがいいのではと思ふことしきり。



投稿者: 高遠弘美    日時: 2002年04月16日 10:02 | 固定ページリンク




一考 | お遊び

 高遠弘美さんへ
 かつて某誌で「立ちどまりつれ」と著したのを「連れだって立ち止まる」の意ですか「連れと立ち止まる」の意ですかと念を押され「立ちどまってのツレション」ですよと応えたことがあります。青蘿や如亭はいうに及ばず、西行や芭蕉すら読まない人が編輯や校正を生業とする御時世です。「微句抄」の他、手はありますまい。
 郁乎さんで思い出しましたが、コーベブックスで郁乎さんの丈草論を上梓しました。題して「夢一筋」。瀧口修造さんの丈草論への反歌との趣でした。売れたのは百五十部そこそこ、わが邦に於けるイジドール・デュカスの人気もいまいちで御座いました。

 もう一つ蛇足。
 芥川賞受賞作家の代表作巻頭に「一天にわかにかき晴れて」とのくだりがあります。井上ひさしさんのようなパロディ小説にあらず、嘲笑や哄笑へのいざないを売りにした(としか私には思われない)大真面目の告白体の小説でした。それと比してネットなんざあ、ガキタレの暇つぶし。きちんとした日本語などより、存在していることへの羞じらいを教へたほうがいいのではと思ふことしきり。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月16日 14:59 | 固定ページリンク




高遠弘美 | 面白い

一考さま

一天にわかにかき晴れて、は面白い。いかにも不勉強で無知蒙昧な今日日の小説家らしい。笑ひました。
どんな話題にもつねに新しく、刺戟的な話題をふつてくださる一考さんに感謝するのみ。
さて、それでは雨降りさうな午後のひととき、橘南谿でも読んで口直しをしますか。



投稿者: 高遠弘美    日時: 2002年04月16日 15:14 | 固定ページリンク




一考 | 見本

 動坂亭さんへ
 日記でも触れられていらっしゃいますが、当掲示板にオフレコは御座いません。思ったことを書けばよろしいのですよ。◯◯◯◯は宮武外骨に任せましょう。ただし、発言に責任を取っては駄目ですよ。責任は人に押しつけて擦り抜けるのが一番。桐生悠々のミスを繰り返してはいけません。
 ある日、ムーンさんと共通の友人の悪口を肴に酒を飲んでいました。件の友が現れた途端、その雑言は私一人で述べていたらしく「一考さん、さっき彼の悪口を言ってましたよね」ですって。酒席は闘技場へと化しました。ムーンさんがいかにひどい人かが分かりました。でも、だから素敵なのですよ、いい加減でちゃらんぽらんで無責任で。これムーンさんのことであって種村さんのことではないですよ。種村さんはそれに輪をかけて悪意がありますからね。(と隣で梅子さんが申しております)



投稿者: 一考    日時: 2002年04月16日 15:46 | 固定ページリンク




一考 | クリメカ

 松友さんへ
 BMWを専門に扱うクリメカさんのホームページを見付けました。CRIMECA通信なる冊子が掲げられています。内容は驚くべきものです。
http://www5.justnet.ne.jp/~CRIMECA/index.htm



投稿者: 一考    日時: 2002年04月16日 15:59 | 固定ページリンク




内山 | 誤植とキャンプの件

一考さんへ

>辞書の仕事をなさっていた人は誤植が気になるんですね。掲示板ですから良いで>はないですか。BK1の原稿でも「かるがゆえに」が「かかるがゆえに」とご丁寧に>誤植されていました。「かかるがゆえに」では意味が通じなくなるのですが、近>頃では腹も立たなくなりました。ネット上のことですから。
掲示板で、誤植が話題になっているようなので、体験談を一つ。
14年前に、新規の漢和辞典を作っていた頃の話です。原稿校閲の際に、諸橋先生の「大漢和辞典」(大修館)を愛用していました。五、六年間、毎日見ていたせいで、誤植も数ヵ所発見しました。この「諸橋の大漢和にも誤植があるのか」とも思いました。同時に同じようなレベルの漢和辞典も参考にしていたので、分かったのですが、大漢和と同じ箇所を間違えているものありました。ちなみに同じ所を間違えていたのは角川書店の「新字源」、旺文社の「漢和辞典」、明治書院の「漢和辞典」、そして大修館の「漢和辞典」でした。(あくまで14年前のことで現在の版については不明です)ここで私は、二つの教訓を得ました。孫引きの恐ろしさ(=編集者と校正者の怠慢)と権威を疑うことです。このことは、今の仕事にも戒めとしています。
 
>尽力を尽くさなかったと言う点において、私は非難の対象になります。突然の会>社解散によって困惑した人、また困窮に立ち至った人もあったろうと推察されま>す。
私は、そうではないと思っています。(ご本人が尽力を尽くしてたというのに、失礼かもしれませんが)尽力を尽くして下さったと思っています。
なお、この件(研文社のこと)は、微妙な問題もはらみますので、今後は、この掲示板ではなく、直接お会いした時に話したいと思いますがいかがでしょうか? 

>十数年後に貴方とお会いできたことを仕合わせに思います。
このお言葉は、そっくり一考さんへお返ししたいと思います。またいろいろと教えてください。

>その十余年のあいだに私はアウトドアの達人になりました。房総の海と再び巡り>会いたいのです。千葉のキャンプ場を御教示頂けますまいか。
逆に私は、すっかりアウトドアから離れていて、今は地元の草野球チームでほぼ毎週の試合を楽しんでおります。ただ、後輩に詳しい者がいるかと思いますので、訊いてみます。少しお時間をください。なお、小学校六年生になる息子が今年の夏休みにはキャンプに行きたいといっていますので、もしスケジュール調整が可能なら
一緒に行きませんか?



投稿者: 内山    日時: 2002年04月16日 16:18 | 固定ページリンク




一考 | 辞書

 内山さんへ
 結構な体験談を有難う御座います。諸橋の「大漢和辞典」と「広辞苑」からの孫引きの恐ろしさは身にしみて理解しています。「大漢和辞典」から独立した漢和辞典といえば、富山房のものしかないのではと思っています。角川書店の「新字源」は先行する「漢和中辞典」の良さを生かしきれなかったようです。まだ仏和辞書をはじめとする語学辞書の方がオリジナリティを含んでいるようです。
 私も語釈の真似事を試みましたが、まったくの新規原稿ですと一日十項目から二十項目がやっとでした。一項目、百円や二百円では生活費の足しにもなりません。学生のアルバイトに多くを依頼するため、孫引きはやむを得なくなります。前半は広辞苑、後半は大辞林からのアッサンブラージュというのがほとんどの辞書の実体です。
 今後とも版元の姿勢に大きな変化の起きよう筈もなく、辞書の世界はお寒い限りです。
 柏書房の「宛字外来語辞典」や東京堂の「類語辞典」のような優れた辞書はすべて関係者の持ち出し、もしくは個人の犠牲によって賄われています。話序でに、この掲示板をお読みの方で上記二著をお持ちでない方は必ずや購入されんことを。後著は文章の推敲に必携ですし、前著は世界の主用都市名、地名、国名等が漢字で表記されています。私はその大半をパソコンに単語登録して日々使っています。

 千葉のキャンプ場ですが、スケジュール調整が可能ならぜひ御一緒させて下さい。息子さんが小学校六年生とやら、わが愚息もちょうどそれぐらいの歳なのですが、上京以来合って居りません。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月16日 19:53 | 固定ページリンク




内山 | 過去ログを拝見

一考さんへ

早起きしたので、過去ログを約1時間かけて斜め読みしました。役に立ったのは、金光氏の作った(書いた)お店の地図です。これは傑作ですね。
後は、気になっていた神戸大震災の時の一考さんの居場所です。今度店に行ったときに聞こうと思っていましたが……。やはり震災に遭われたんですね。大変でしたね。私も神戸に親戚(おじ・おば・いとこ)が多数いて、3月に見舞いに行き、惨状の一部を聞きました。いとこの「トランポリンの上にいるようだった」とう言葉を今でも思い出します。それにしても「一考さんの生存より、蔵書を心配して知り合いが集まる」とは、一考さんらしいエピソードですね。素敵な?知り合いをお持ちでうらやましい限りです。

また、夏のキャンプの件、こちらのほうこそよろしくお願いします。場所探しはしておきます。なお、希望する条件(海の近く、山の中など)がありましたらお教えください。



投稿者: 内山    日時: 2002年04月17日 02:52 | 固定ページリンク




松友 | (無題)

一考様
 昨晩は失礼致しました。BMW関連のお話をお持ちしようと思いましたのに、ディスクを忘れてしまいました。ご紹介したいサイトが複数あるのですが直接リンクが増えてしまいますので近々お店にお持ちしたく存じます。また、お教えいただきました「クリメカ」のサイト拝見いたしました。ありがとうございます。内容が本当に濃いお歴々です。さて、症状を伺いますに仰るようにバルブ系と、残るは点火タイミングくらいでしょうか。やはり難しいです。
 四輪に話を振れば、ドリフト・コントロールがお出来になる一考様でしたら、何と言ってもコンパクトなFRが御薦めなのですが、リア・ミッドシップも楽しいです。エンジンの振動と音を全身で感じながら走る悦楽は病み付きになります。どうしても四人乗る必要がおありでしたらそのような構成の車もございます。この場合、エンジンとの間に座席が入りますので前座席での振動は少なくなります。

付記:アウトドアの達人と思しき一考様。もしかしてコールマンのランタンでプロパン・ハイマウントとか、ビンテージのスプリット・グラスもお持ちでいらっしゃるのでしょうか。とすると、やはり凄いです。



投稿者: 松友    日時: 2002年04月17日 19:22 | 固定ページリンク




一考 | 縦書き

 櫻井さんとムーンさんへ
 Syoken 218a1.sitとSyokendai PPC v00.220d97、他にCeDar1.6とJamming 2.9.1 PPCが電子辞書を読むために用いているソフトです。
 このうち、コピー・ペーストの使い勝手とメモリーの使用量は書見台が一番です。ところがワープロ・ソフトのMacWORD3.0と相性が悪いらしく、頻繁にフリーズします。どちらを用いても結果は同じで、このところイライラさせられています。
 MacWORDはシステム7.0の時から使っているソフトで、軽いことと縦書きが出来るのが取り柄でした。ウィスキーに限らず、過去のすべての原稿はMacWORDを用いています。他に閲覧ソフトはないものでしょうか。もしくはMacWORDをテキスト・エディターに変える方がよろしいのでしょうか。その場合縦書きの可能なテキスト・エディターをご教示頂ければ有り難いのですが。手持ちのJedit4.0からYooEdit 1.71-ppcに至るまで、当方のテキスト・エディターは縦書きが不可能です。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月19日 03:22 | 固定ページリンク




一考 | ドリフト・コントロール

 松友さんへ
 BMWはバルブ系を西明石で点検するつもりです。

 262Cに740ターボを積んだ車を見付けました。美車で売価は38万円。ただし、エンジン換装ですから走行距離は不明。ボルボにはハイ・プレッシャーとロー・プレッシャーの二種があるのはご存じでしょうが、ブーストは高い方で5.5らしく、9.8まではコンピューターを触らなくても大丈夫なようです。わが庭に262Cを持ち込んだ御仁にはそちらの方がよろしいのにと思いました。機械式インジェクションにせよキャブにせよ、古い車は騙しだまし乗らないとすぐに不機嫌になります。構造に対する知識がないととんでもない事故を起こしかねません。

 それはそうとこの次の車はツー・シーターに決めました。私の肉体が立ち枯れになる前に一度は乗っておきましょう。カローラ・レビン、スプリンター・トレノ、旧スープラ、MR2、フェアレディ、シルビア、180SX、FTO等々、乗りたかった車が次々と消えて行きます。
 仰るとおり、パワー・スライドやスピン・ターンは300馬力から380馬力位にチューンしたFRの小型車で排気量は1600ccから2000ccまでが最も使い勝手がよろしいようです。車重が1.5トンを超えるとどうしてもアンダー・ステアーになり、いくら出力があっても峠では小型車に置き去りにされます。奈良や和歌山の未舗装路でレビンに一蹴されたのを思い出します。ターボが入った途端に前輪を中心に後輪がコンパスのようにぐるりと回転してしまいます。そういう危機には何度も出くわしました。アクセルとブレーキが同時に踏めるようにペダルを改造した車でないと駄目ですね。
 ペダルと言えば、トヨタとニッサンはブレーキペダルが前方に迫り出し、スバルは平面に並んでいます。その辺りもパワー・シートのように調整できると有り難いのですがねえ。ターボもシングルのどっかんパワーは勝手の悪いものです、少なくとも峠では使えません。RX7が積んでいるシーケンシャルの小口径ツイン・ターボがいかに優れたものかは北海道のバトルで了解しました。
 リア・ミッドシップではNSXとMR2以外にどんなのがありましたっけ。確かずっと以前にホンダとニッサンから出ていたように記憶するのですが。
 このところ、ネットで車探しをしています。金もないのに呑気なものです。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月19日 04:33 | 固定ページリンク




一考 | 追伸

松友さんへ
(http://www.autowave.net/autowave5/plazaframe9.html)をご存じですか。マニア・こだわり派向サーチを選び、チューニングカーを指定して下さい。ちょいとした車がありますよ。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月19日 04:44 | 固定ページリンク




高遠弘美 | 縦書きソフト

一考さま
私はひらがな入力、縦書きで書いてゐます。MACですが、いままではORGAIといふソフトを使つてゐました。最近、エディタソフトで優れものがでました。上級バージョンがLightWayText、無料バージョンがiTextといひます。どちらも同じ作者によるもので、さして大きな違ひはありません。縦書きはむろん、原稿用紙にしても打てます。軽くて使ひやすく、もうこれがあれば、日本語であれば他のワープロソフトは必要ありません。どちらもMACの雑誌のCD附録についてゐます。



投稿者: 高遠弘美    日時: 2002年04月19日 10:59 | 固定ページリンク




一考 | 事故

 今日は朝から262Cのパーツが入ったとの連絡で、終日車屋さんでボルボを整備。寝てなかったのもあったのですが、BMWにて接触事故を起こしてしまいました。信号で停車したBMWのサイドバックと後続の四輪駆動の左フェンダーとが接触、車体はずるずると左前方へ流れ、右側へ顛倒。私は跳んで逃げたのですが、右エンジンのヘッドカバーが傷付きました。
 このところ、須永さん、奥歯さんと事故が続きましたが、とうとう私もやってしまいました。BMWでは転ばない、事故らないを心掛けてきたのですが、駄目でした。いかにオカマされたとは言え、後方確認が不十分だったようです。ヒュルヒュルと妙な音が前輪のブレーキシュー、もしくはフロント回りから聞こえます。これでバイクの事故は二度目。
 お隣の掲示板への無遠慮かつ陰湿な書き込みといい、今回の事故といい、どうやら焼きが回って来たようです。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月19日 23:34 | 固定ページリンク




松友 | 塩梅はいかがでしょうかしらん

一考様
 本日はお教え戴きました内容につきまして書き込みさせて戴きたく思っておりましたが、なにやら事情がおありの御様子、いずれにしても近々にお店にお伺いできると存じますので、その折にでもお願い致します。
 先ずもって、お体が御無事でしたら本当に宜しいのですが。そして梅子様は。
 ありゃ、土曜日になってしまいました。では又お店にてお願い申し上げます。本日は開店戴けるのでしょうか。ですが無理はなさらないで下さいまし。
 お伺いできたらば、あぁ、スプリングバンクとかダルウィニィーが戴きたいです、では。



投稿者: 松友    日時: 2002年04月20日 02:10 | 固定ページリンク




一考 | 感謝

LightWayText 4.0.2を入手しました。高遠さん、辻さん、有難う御座いました。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月20日 08:59 | 固定ページリンク




一考 | 営業中

もちろん営業してます。西明石で腕を脱臼した時も二度指を骨折した時も休みはしなかったでしょう。私の体は少々のことではダメージは受けませんよ。遅くなりました、今から車屋さんです。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月20日 09:09 | 固定ページリンク




こしぬま | 宛字外来語辞典など

一考氏推薦の宛字外来語辞典は、近所の本屋で見て、なぜか買っています。まあ、買ったままですが、使わなくては。ところで、近所のどこの本屋にも「種村季弘の箱」がないので、ネット注文しました。早いですね、もう昨日届きました。早速拝見。高遠氏の評論を拝見して、ううっ、でした。「天どん」のくだりは、私にも忘れられない可笑しさでした。それからヴォルプスヴェーデの黄昏。リッカー美術館でフォーゲラーの展覧会を見て、種村さんの本を読んだので、行きたい思いはつのりました。で、そのことを種村さんに話すと、あんまり面白くない所だよ、といった返事。それから・・・やっぱり一度は行ってみたい場所ですね。



投稿者: こしぬま    日時: 2002年04月20日 12:56 | 固定ページリンク




如月 | シモン語録


一考さん、先日はどうもありがとうございました。
また、BMWの接触事故にもかかわらず元気とのこと、なによりです。
   *    *    *
さて、拙サイトの「人形愛掲示板」http://bbs1.cgiboy.com/yotsuya_simon/
にて、「別冊文藝/特集・澁澤龍彦」(河出書房新社、5月20日発売予定)の
四谷シモン・桑原茂夫対談より、シモン語録を先行紹介しております。
ご興味のある方、のぞいてみてください。



投稿者: 如月    日時: 2002年04月21日 15:34 | 固定ページリンク




高遠弘美 | (無題)

一考さんから伺つたある掲示板を拝読しました。
なかなか面白いと思ひましたが、そこでわたくしの敬愛する東雅夫さんが、一考さんや高遠のやうに掲示板でもふだんの文体と変へずに書いてゐる者は尠いといふ意味のことを書いていらして(名前を出して頂いたのは光栄ですが)、意外な感がしました。わたくしはまだメールやインターネットにつなぐときにいちいち電話をつなぐ方式なので、電話代の節約といふこともあり、掲示板に書くのは一つだけと決めてゐます。それがこのですぺらの掲示板ですが、わたくしは駄文を連ねるときとこの掲示板に書き込みをするときとで同じ文体で書いてゐるつもりはありませんでした。もちろん、信念から申して、歴史的仮名遣ひが正しいと思つてゐるので、それを禁じられることのない掲示板ではもうそれでいかうとは考へてゐますが、ふだん絶対といつていいくらゐ使ふことのない一人称主語(わたくしの書いたわづかな駄文で一人称主語をつかつた例はごく尠いはずです)を掲示板では「わたくし」として使つてゐますし、ですます体もふつうは使ひません。それでもなほ東さんがそのやうに仰言つたといふことは、如何に変へようと思つても所詮物書きとは縁遠いただの語学教師ゆゑといふことなのかと思ひました。
追記。東さんのお仕事にはいつもほんたうに敬意を抱いてゐます。歴史的時間軸と同時代への目配りのきいた批評家といふのはいつの世にも決して多くはありません。東さんはさういふ数尠いお一人です。従つてこれは東さんへのcontestationではなく、いつまでも未熟な自分自身への嘆きぶしです。



投稿者: 高遠弘美    日時: 2002年04月24日 01:12 | 固定ページリンク




高遠弘美 | 追補

追記。
さきほど投稿した拙文中、contestationは英語ではありません。フランス語です。英仏で少々意味合ひが違ふことにあとから気が附きました。あしからず。



投稿者: 高遠弘美    日時: 2002年04月24日 01:23 | 固定ページリンク




高遠弘美 | 連続で申し訳ありません

加齢のせゐでせうね、最近妙に気になります。
ただ、如何せんただの悪口ですので、さういふものがお嫌ひな方はお捨ておきください。
1、早川雅水といふ人の書いた集英社新書の「フランス生まれ」といふ本を読んでゐたら、「バプテーム」「ギャレリー・ラファイエット」「(珈琲の)エキスプレス」「ポール・ヴォキューズ」といつたカタカナが続出。言ふまでもないことですが、「バテーム」「ギャルリーかガルリ」「エクスプレス」「ボキューズ」となるところ。もしもし、集英社にはフランス語の初歩の発音の仕方が判る編集者はゐないのですか、と野次のひとつも飛ばしたくなりました
2. 今朝新聞で週刊文春の広告を見てゐたら、小泉首相が「私淑する作家に本音を語った」といふ見出しがありました。あれあれ。私淑はむろん私(ひそか)に淑(よし)とするであつて、面識があつたら使はないのに。知つてゐるときは親炙でせうに。小言幸兵衛と言はれさうですが。



投稿者: 高遠弘美    日時: 2002年04月24日 12:27 | 固定ページリンク




金光寛峯 | ボン書店の幻

内堀弘『ボン書店の幻 モダニズム出版社の光と影』(1992.9.15, 白地社) を読了。
鳥羽茂という、純粋造本に殉じて窮死の止む無きにいたった出版人の軌跡をえがく。
かくもすさまじきものか。



投稿者: 金光寛峯    日時: 2002年04月25日 05:28 | 固定ページリンク




一考 | ベトナム料理店

 金光さんへ
 川越街道沿いに「華福」という素敵なお店を見付けました。中華と越南料理の専門店です。オープンは先月の十二日。営業時間は午前11時から午前二時半。当分、休みは無し。住所は板橋区大山西町五十四の二。七号線と池袋の中ほどにして、左右に岐れますが日大病院と都立豊島病院へ曲がる交差点の池袋寄りです。貴方の住居からですと右側です。
 ゴイクオン、バングン、水ギョーザがお薦め。揚げ物は油の温度が高過ぎていまいち。終日定食があり、五百六十円から八百円。久しぶりに旨いものを食したと梅子が申しています。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月25日 14:13 | 固定ページリンク




一考 | ボルボの整備

 松友さんへ
 さまざまな資料と問い合わせ先を御教示下さり有難う御座いました。ボルボの内燃機関に関するマニュアルは安田保険から提供を受けました。これもネットのおかげですね。
 最後にスェーデンから到着したプラグコードを換装してエンジン始動。「インテーク・マニフィールドに取り付けられた三つのポッチ」が問題でした。奥がアイドリング、手前のふたつが左右独立したインマニの同調でした。同調を合わせること小一時間、エンジンそのものの異常な音と振動はピタリと止みました。
 「やったぜ」私にとって最もうれしい一瞬です。ディーラーが手を焼いた262Cのエンジンが見事に蘇ったのです。早速オーナーに電話を入れたところ、さすがに驚いていました。「貴方が飽きるまで自由に乗ってていいよ」そうこなくっちゃあ。1箇月半の整備はすべて終了しました。車検用の整備は簡単ですので、来週にでも車検を取って、燃費と最高速の確認をしなければなりません。

 今回の作業で、車の歴史とは内燃機関から生じる高熱との闘いの歴史ではなかったかと思いました。ラジエーターにせよオイルクーラーにせよ、まず冷却能力があって、その範疇にまでエンジンをデチューンするところから商品が開発される。例えば12000回転が可能なヤマハの1GGを6700回転に留めなければ熱対策が間に合わない。梅子さんと北海道からの帰り、新潟県下で6000から6700をキープして僅か15分でオイルの安全弁が吹き飛び、散々な目に遭いました。謂わばエンジンが文字で、熱対策が自らの能力のようなものです。もっとも、私は屡々暴走致しますが。

 今度はR100RSが発するヒュルヒュル音の出所を見つけ出さねばなりません。予定が詰まって来ましたので急がなければなりません。
 事故りはしましたが、さすがに160キロからの加速は申し分のないものでした。換装したプラグも左右均等にうまく焼けています。後は同調を含めて水平対向のエンジンの調子をシンメトリーに持っていかねばなりません。西明石までは遠いですから。
 



投稿者: 一考    日時: 2002年04月25日 14:15 | 固定ページリンク




一考 | 

 中島さんへのご返事が遅れ、申し訳御座いません。もう少しお待ち下さい。
 野暮用で恐縮ですが、もっか車と格闘中です。大変世話になっている方の愛車ですので、手を抜くことが出来ないのです。なお、乱入を反省し、今後の小生の書き込みは当掲示板にてやらせて頂きます。
 西崎さんの思慮深い丁寧なご挨拶に痛み入ります。次回ですぺらへお越しの折は直接声をお掛け下さい。取って置きのウィスキーを馳走させて頂きます。

 「いまなぜに鏡花なのか」「いまなぜにベックフォードなのか」との時代への問い掛けを「幻想文学」は繰り返して来ました。そこに新たな価値観を歴史観を求めてのあらがいを繰り返して来たのです。あらがいの中にしか思想はありません。だからこそ、私も幻想文学のファンの一人として駄文を書かせて頂いたのです。
 荒俣氏や俵氏の登場によって、文学から聖性が喪われて久しくなります。ジャンル分けに代表されるカタログ文化の跳梁に私は警鐘を鳴らし続けます。読ませて頂いた上でしか私はものは申しません。その上で、いとすこしのアクチュアリティを現代の若者に求めるのが叶わぬ願いであれば、沈黙するしか御座いません。
 噛み合いもしない無意味な喧嘩を売ったようですね。その無意味さにこそ、恥じ入っております。
 



投稿者: 一考    日時: 2002年04月25日 14:17 | 固定ページリンク




一考 | アルティメット

 新しいボトラーの紹介です。The Ultimateのモルト・ウィスキーについて。
 ヴァンウィー社は1921年に煙草の卸業者としてオランダのアムステルダム郊外に設立。マッカランやグレンファークラス等の蒸留所元詰めや、ゴードン&マクファイル社やケイデンヘッド社のボトラーズ・モルトをオランダで最初に輸入。1994年からアルティメットの名でコレクションを頒す。シングル・カスク、ノンチル・フィルター、ナチュラル・カラーを順守し、モルト愛好家の期待に応えている。

 スプリングバンク   オーク        1989 11年 43度
上記が先行して一月に入荷。以下はジャパン・インポートの扱いによって六月に入荷予定。
 クライヌリッシュ   ホグス        1991 9年 43度
 マッカラン      リフィール・シェリー 1990 11年 43度
 オールド・プルトニー バーボン・バレル   1990 11年 43度
 トーモア       シェリー・バット   1989 11年 43度
 ストラスアイラ    バーボン・バレル   1989 12年 43度
 ダルモア       ホグス        1986 15年 43度
 グレンリヴェット   シェリー・バット   1984 16年 43度
 ローズバンク     ホグス        1991 10年 43度
 ブラッドノック    バーボン・バレル   1991 10年 43度
 カリラ        ホグス        1994 7年 43度
 ボウモア       ホグス        1992 9年 59.0度

 同社のホームページはこの種のものとしては傑出しています。情報量の多さもさることながら、マイケル・ジャクソンに倣い、すべてのボトルに点数を設けています。蒸留所の写真も豊富に掲載されてい、モルト・ファンなら覗かずにはいられないホームページです。
 (http://www.awa.dk/whisky/windex.htm)



投稿者: 一考    日時: 2002年04月25日 14:28 | 固定ページリンク




一考 | アデルフィ

 アデルフィー・ディスティラリー Adelphi Distillery Ltd
 アデルフィ蒸留所は1826年グラスゴーにて設立。1880年にはスコットランドで最も大きな蒸留所の一つになっていました。しかし、20世紀に入り景気が後退、生産調整のために多くの蒸留所が閉鎖されました。アデルフィ蒸留所も時局を免れること能わず、1902年に閉鎖。ボトリングラインと倉庫のみ使用されるという状態で1960年まで建物は残っていましたが、その後取り壊されました。
 蒸留所の最後のオーナーであったアーチボールド・ウォーカー氏より数えて四代目にあたるジミー・ウォーカー氏はアデルフィ蒸留所の再興を願い、1993年にエディンバラでインデペンデント・ボトラーを設立しました。
 アデルフィ社は低温濾過すなわちフィルターの無使用と無着色のカスク・ストレングスを専門としています。無着色とはカラメルによる色づけをしないことであり、カスク・ストレングスとは水で希釈してアルコール度数を調整しない、要するに樽出しのままということです。
 ラベルとボトルのデザインはスコットランドのグラハム・スコットの手になるもの。すべてが一樽のみのシングル・カスクのため、英吉利では主にメール・オーダーで頒されています。信頼できる瓶詰業者のひとつですが、わが邦での評価は異常なまでに高く、97年に頒された78年蒸留の19年ものアードベッグは既にプレミアが付いています。いささか気になるところです。 
 そのアデルフィ社のニュー・ボトルが入荷しました。香味を確認の上、下記の五種のみの仕入れになりました。どうかよろしくお願い致します。
 
 ダルユーイン     1980 21年 56.1度
   (ホットでビターなアフター・テイストが特徴)
 バルミニック     1990 11年 59.7度
   (ハニー香の強い甘口だが、フィニッシュはスパイシー)
 クライヌリッシュ   1989 12年 57.2度
   (リキュール系の甘さとマスタードの辛さ、バランスのよい銘酒)
 ノックドゥー     1989 12年 56.6度
   (完熟林檎と西洋梨の香り、クリーミーなラスト・ノート)
 ローズバンク     1992 9年 61.8度
   (ドライなミディアム・ボディ、初手は焼き林檎の甘い香り)

 クライヌリッシュでは88年蒸留の11年もの、84年蒸留の16年もの、72年蒸留の28年もの、74年蒸留の27年ものが頒されています。また、ローズバンクには樽の異なる61.0度のボトルもあります。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月25日 19:56 | 固定ページリンク




一考 | ですぺら二周年

 ジョン・ミルロイの兄のウォーレス・ミルロイのコレクション「ベニーヴァー」やヴァンウィー社の「アルティメット」等、インデペンデント・ボトラーの新規参入が続きます。またポット・スティルの形をしたボトルでお馴染みのリキッド・ゴールド社がセカンド・ボトルを。ダグラス・レイン社は「オールド&レア」と題するセレクションを世界に先駆けて日本で発売しました。モルト・ウィスキーの世界は活況を呈しています。

 来る五月一日と二日の両日を当店の二周年記念日とします。連休の中日ですが、お付き合い頂ければ幸甚です。会費は三千円、午後六時より、葡萄酒とスコッチとバーボンとブランデーはたっぷりと用意致します。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月25日 19:58 | 固定ページリンク




一考 | ベニーヴァー

 ユニークなボトラーの誕生です。ジョン・ミルロイの兄のウォーレス・ミルロイが新たにコレクションを頒しました、題してベニーヴァー。初回は下記の三点ですが、秋にも頒布されるそうです。
 モートラック    フレッシュ・シェリー  1974 27年 46度
 クライヌリッシュ  バーボン・ホグス    1983 18年 46度
 リンクウッド    バーボン・ホグス    1983 18年 46度
   (リンクウッドのバーボン・カスクは珍品。北ハイランド特有のピー
    トの効いたアロマが顕著です。)

 ポット・スティルの形をしたボトルでお馴染みのリキッド・ゴールド社がセカンド・ボトルを頒しました。題してスピリット・オブ・ザ・アイラ。ケルティック・ヘリテージとのサブ・タイトルが添えられています。
  Liquid Gold Enterprisesは1997年にエディンバラで創業。創立者はボウモア蒸留所に勤めていたアンドリュー・グレイ。ちなみに、同氏はブルイックラディ蒸留所の再興にも関与しています。現オーナーは元ワイン商のアンソニー・ウィルスで、アイラ島にキルコマム蒸留所を造ろうと画策中。ロンバード社とのパイプが太く、「カレドニアン・セレクション」の名でカスク・ストレングスを頒しています。カレドニアンとはスコットランドのかつての呼び名。同社のボトルは甘味が深く舌触りはよいが、ボディがいささか軟弱。それ故、ラ・リザーヴ社のコレクション同様、日本人にはすこぶる好評。
 ボウモア      1990 11年 40度
   (若草の香りとフェノールのキャラクター、柔らかいスモーキー・フ
    レーバー)
 ハイランド・パーク 1991 11年 40度
   (元詰めと比してシェリー香は控え目、クリーミーなスモーキー・フ
    レーバー)
 ブルイックラディ  1991 10年 40度
   (繊細なピート香、すべてが軽くアイラモルト固有の刺激はない)



投稿者: 一考    日時: 2002年04月25日 20:35 | 固定ページリンク




松友 | ローズバンクのカスクに期待

 一考様、取敢えずは御無事の御様子で一安心です。
四輪ではかなりの進展があったそうで宜しゅうございました。あまりお役に立てませんで失礼致しました。御教授戴きましたサイトは時間を掛けてしっかり見ようと思います。ありがとうございました。
 内燃機関は御指摘の通りで熔けても構わなければ瞬間の性能は出るようですがそれではちょっと。特異な例は単車のドラッグレースのエンジンで走行時間が余りにも短いので冷却フィンなどは削り取られている事があります。ですが一考様が爆走できる場所はサーキットよりも一月程前にお話のあった「よみちゃん」ではないのでしょうか。スレッドをお立て願えたとしても拝見することしか出来ないのが残念です。さて、この名を検索すると全く別の存在があることに気が付きました。暦を変換をする技術が先ず目に入りますが、とある漫画の登場人物の愛称もよく見ます。TVアニメにもなっていますので人気があるのでしょう。
 TVといえば25日「世界酔夢紀行」(NTV、21:54~22:00)にてグレンゴイン蒸留所が紹介されていました。建物、ポットスチル、熟成樽、小さな滝の映像。仕込みに用いるとされる水が流れ落ちる様、彼の地でウィスキーは自然に囲まれながら生まれているのだなと参考になりました。
 そのウィスキーについての多くの御紹介、勉強になります。これほどブランドが増えるとは大変なことになっている御様子。リキッド・ゴールドはファースト・ボトルのスプリングバンクが濃厚な香りがあるも親しみ易い味で好印象でしたので今回も期待大です。これで手頃な価格ならとても嬉しいのですが、やはり結構なお値段になるのでしょう。また、アデルフィのローズバンク、カスクは是非御相伴賜りたくお願い申し上げます。確か往年のブレンデッドで甘い香りと蜜のような舌触りが印象的な「ハイランドネクター」のキー・モルトでしたっけ。とても楽しみです。

付記:東京都現代美術館にて「フェラーリ&マセラティ展」が開催されるそうです。世界初出となるフェラーリの次期GT「FX」のデザイン・モックアップをはじめ、フェラーリとマセラッティ約20台。木型、図面等もあわせて展示されるそうです。
期間:4月27日~7月14日(月曜、5月7日休館)
場所:東京都現代美術館(江東区、木場公園)



投稿者: 松友    日時: 2002年04月26日 02:04 | 固定ページリンク




外山恒一 | 裁判総括

今回は、フザけないで、ちゃんとぼくの心境を書き残しておこうと思う。
 高等裁判所の判決は「控訴棄却」、判決理由は、ほとんど第一審判決のまんまコピーで、
裁判所がいかに手抜き仕事をやっているか、3審制なんてものがいかに機能していないかと
いうことだけがハッキリする代物だった。
 一応、身辺整理のための時間稼ぎをしたいので最高裁への上告手続きをおこなっていると
ころだが、上告が受理される可能性は1%もないだろう。
 欧米なら、百%、無罪判決が出ている裁判である。
 日本という国がいかに先進国でも法治国家でもないかということが、身に染みて分かった。
 ともあれこれで、ぼくの10ケ月の刑務所行きは、ほぼ確実となった。
 弁護士の話では、入獄はおそらく5月か6月だろうという。
 悪あがきしても仕方がない。個人の力ではどうにもならないことだ。
 黙って10ケ月の刑務所生活に甘んじる他ない。

 政治的な表現をあえてすれば、ぼくの問題意識は極めて明確だ。
 セクハラ問題あたりから予兆があって、近年のストーカー規制法、DV防止法など、誰も
正面切って反論できないような大義名分で、国家権力の及ぶ領域が市民社会のすみずみにまで
拡大していく状況にぼくは反対だということだ。
 しかも、国家権力の肥大化に本来なら歯止めをかけるべき左翼勢力が、むしろフェミニズムの
猛威に萎縮して、それを事実上、後押しさえしているという様は言語道断と云うべきだ。
 ぼくは、そうした極めて現代的な最先端の問題に、真正面から闘いを挑んだ。
 現実に起きたのは、単なるちょっと行き過ぎた痴話喧嘩である。
 本来なら、他人がとやかく口を出すべき性格のものではない。
 しかし、いったんそれが立件、起訴、裁判にまで発展している状況、そして当事者の一方が、
刑務所送りになるかもしれないという事態にまで公的、政治的な問題にまで進行しているという
のに、ぼくがこれまで「同志」だと固く信じていた人たちさえもが、宮沢を唯一の例外として、
直視を恐れ、沈黙を貫いた。

 「メンズリブ」の運動には、心底から幻滅した。
 こんな時にこそ、彼らは男の側に立って、ぼくの起こした事件への評価は各々の活動家によって
差異はあるにせよ、女を殴ってしまった男の追い詰められた精神状態を理解することに努め、
少なくとも裁判という公の場では、ぼくを擁護する側に回るべきではなかったのか?
 善し悪しはともかく、「メンズリブ」発祥の地、アメリカでは、反フェミニズムの、場合によって
はマッチョ主義のグループすら存在するという。
 しかし、日本の「メンズリブ」は、フェミニズムの横暴に完全に屈服した、女の奴隷共の集団ではないか。
 「男性解放」なんて口先だけの方便で、現実には、怖いフェミニスト様の茶坊主に成り下がっている
だけではないか。
 かといって「右」に転向できないぼくとしては、結局、宮沢を除いては現在、共に闘える「同志」は
存在しないんだということを思い知った。
 つまり、いわゆるこれまで式の「運動」路線では、ぼくに活路はないということだ。
 もちろんぼくは懲りることなく運動を続けるが、それははた目には「運動」の体を成さない、
異様なものとなるだろう。
 そのシナリオは、すでにぼくの頭の中にある。



投稿者: 外山恒一    日時: 2002年04月26日 16:39 | 固定ページリンク




管理人 | どなた?


↓、はてさて、どちらのひと?



投稿者: 管理人    日時: 2002年04月26日 17:06 | 固定ページリンク




動坂亭 | 種村季弘の箱

 一考様、梅子様、先日は大変お世話になりました。
 掲示板を読んで梅子様と書きましたが、先日紹介いただいた西宮ご出身の方でよろしいのですよね(違っていたら申し訳ありません)。
 事故のほう、悪くとも大怪我ではなさそうで、なによりです。
 いまは皆川博子氏の新著『冬の旅人』にのめり込んでいますが、「種村季弘」という巨大なテーマについては、これからじっくり、ロングランで楽しむつもりです。
 『徘徊老人の夏』を読んで感じたのは「文体の魅力」という当たり前すぎる一点でした。この場では阿諛追従と取られかねませんが、『箱』で唯一、文体について書かれている高遠弘美氏の論考が、やっぱり、どう見ても群を抜いているように思われます。
 たとえ面識ある場合でも、作家と向き合うのは、著書を通じてすべきで、思い出話でお茶を濁しているようなものからは、なーんにも出てこない。特にダメなのはI氏とH氏ですが、理由を書かないとりきさんに怒られそうなので(笑)、苗字のイニシャル以上は控えます(ただし池内紀は論外)。もっとも、勿論そんなものばかりではないので、読む価値のあるものは他にもかなりありそうな感じです。作った本人は満足するってことはないのかもしれませんが、日が経ってみれば、けっこう良かったと思われるかもしれません。
 ほかには、写真がどれも素晴らしいし、面白い。
 幻想的掲示板のほう、東さんの「なんだー」っていうタイトルに、思わず笑ってしまいました。



投稿者: 動坂亭    日時: 2002年04月27日 02:45 | 固定ページリンク




りき | トゥーランドット姫展

こんにちは。
りきです。

人形屋佐吉から、人形展の案内がきました。
一応、紹介してきます。

今回はビスクドール中心の展示会。
特別出品:天野可淡、恋月姫
出展人形:オリンタルブルユ、A.T、ジュモー、その他
(はっきりいってよく分かってません。僕)

時:2002年4月27日~5月20日(14:00~19:00)
場所:マリアクローチェ
   (東京都台東区元浅草1-8-11銀線ビルB1F)
   マンションの地下駐車場です。かなり分かりやすくはなっていますが。

入場料:ワンドリンク制 ¥1000
お問い合わせ:03-5828-3075

以上です。

こういうことを書くから、「人形愛好家」とかいわれるんだろうな・・・・。



投稿者: りき    日時: 2002年04月27日 11:48 | 固定ページリンク




一考 | Re.ボン書店の幻

 金光さんへ
 ボン書店に限らず、貴方の本拠地の上方にもユニークな出版社はありました。金尾文淵堂、ぐろりあ・そさえて(前記二社共に後年東京へ進出)、五典書院、和露文庫などです。そちらの消息に詳しいのはCAMPAGNOLOさんと肥田晧三さんです。CAMPAさんが上方出版人列伝を著されるのを待っているのですが。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月27日 14:08 | 固定ページリンク




一考 | 食べ物

 こしぬまさんへ
 「種村季弘の箱」のお買い上げ有難う御座います。桑原さんによると頗る好評だとか、しかし聞くところによりますと売れ行きはいまいちとか。いずれにせよ、売れねば川島さんや東さんに合わせる顔も御座いません。書評や紹介も随分頼んだのですが、反応が鈍いようです。
 「天どん」のくだりは私も同感、と言うよりも種村さんの「食物漫遊記」を読んでこのかた、あの人と食事を共にするのが嫌になりました。だって、食べ物に対してあそこまで屈折した信条は持ち合わせていないからです。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月27日 14:10 | 固定ページリンク




一考 | 若者来訪

 松友さんへ
 四月に入ってから、若いお客さんが一気に十人ほど増えました。みなさんモルト・ウィスキーのビギナーで、アードベッグがいたくお気に召された二人連れは貴方もご存じでしょう。
 ですぺらのビルの二軒隣に住む若者はラガヴーリンとオートバイがお好きで、一昨日も遅くまでバイク談義になりました。ケンタウロスは憧れていたものの、まさかこんな近くに現役のケンタウロスがいるとは思いも掛けなかったとか。900SSの購入に付き合うのと、仲間五人とのツーリングを約束させられました。関西でジェット・コースターとの異名を獲ったおっさんは峠では常に命懸けで走っています。過去、私の前を走ったのは兼武さん一人のみ。若さにまかせて私を置き去りにするような人が出てくれば本懐なのですが。
 貴方も乗っておられたのでよく御存知でしょうが、ドゥカティはもっとも気難しいバイクです。BMW、ハーレー、モトグッチのエンジンはごまかしが効きますが、ドカだけは調子の悪いのにあたると手の施しようがないのです。慎重に選ばねばなりません。
 みなさん二十代ゆえ、パソコンには慣れっこです。情報を載っけて欲しいとのことですので、これからはモルト・ウィスキーとボトラーズの最新ニュースを定期的に掲載します。
 しかし、久しぶりに若者と時を忘れての晤語を楽しみました。やっぱりいいですねえ、遠慮がなくて言いたい放題ですもの、若さがすべてですよ。

 R100RSは貴方と私の見立ては当たっていました。前輪のブレーキが異音の原因でした。それと右エンジンのバルブの汚れが思ったより激しく、取り替えることにしました。タペットとキャブの再調整は私がしますが、バルブの交換は時間切れで拙宅では不可能、中村モータースへ持ち込みました。整備の仕上げは二日午前しめ、これで安心して神戸へ行けます。来住さんで酔い潰れてきますのでよろしく。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月27日 14:25 | 固定ページリンク




一考 | 異議と論争

 高遠弘美さんへ
 なるほど、英語のcontestationでしたら異議との意味合いは薄くなりますね。私も掲示板ではですます体を用いています。手紙を書くのと同じ要領です。ネットもメールもすべては昔日の尺牘、尺翰の延長線上と心得ているのです。
 それにしましても、いつも耳の痛い話ばかりですね。私も久しく、墜落をげきらく、究極をくうきょくと読んでいました。げきらくは撃墜に通じ、くうきょくは空虚に通じるなどと虚勢を張っていたのです。きっと今でもとんでもない読み違えをしているのだと思います。
 お申し越しの宛字外来語辞典、昨日柏書房の芳賀さんが紀伊国屋書店の重役と来店なさったのですが、ですぺらへ来る予定ではなかったので持参かなわず、いま暫くの猶予をとのことでした。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月27日 14:34 | 固定ページリンク




松友 | 旬の蛍烏賊他

一考様
 まずもってR100RSの状況も良好になりつつあるようで、宜しゅう御座いました。久々の遠出となる御様子、気をつけて行っていらっしゃいませ。来住さんの所に行けるのは本当に羨ましい限りです。居心地良し御食事美味し御酒の揃え申し分なしでお手頃価格の「きし」、彼の地では一番好きです。今の時期ですと鰹、赤貝、蛍烏賊が旬でしょうか。蛍烏賊のお造り、沖漬けは美味で懐かし。
 先日頂戴しましたアデルフェィのローズバンク 9年 61.8%、辛かったです。しっとりとした甘い蜜のような香りが心地好くも年数と度数からか舌への刺激がありとろみのような感覚は薄く、ハイランドネクター、キングジョージ4世のキーというのは聞き間違いでしたのかしらんと、どうもあの印象から抜けきれません。拙メもモルト・ウィスキーのビギナーです。今後もウィスキーについての御教授、宜しくお願い申し上げます。
 ドゥカティは御指摘の通りでして、中古であれば峠やサーキットでの走り込みが多かったり改造してあったりで、是非、時間を掛けてお選びください。エンジンを被うフル・カウルであれば夏場の熱気の直撃は如何ともしがたく、これを厭うならハーフ・カウルの選択となりましょうか。「夏場の股火鉢」は男には辛いものがあります。先のボルボについての件で発熱量についてのご指摘がありましたが、これが正に体験できるのではないでしょうか。もっとも、オイルを大切にすればある程度の対応ができるとも聞きます。900SSは前後キャブがVバンク内に収まっているモデルをお選びと思います。同じ機種名でもカムシャフトがベベルギア駆動のモデル、もしくはMille等の外観換装型も味わい有です。こちらは今日のお若い方々であればまず苦も無く跨れますが、ある程度の体格があった方が楽しめるでしょう。
 なお、遅くなりましたが、国産リア・ミッドシップには大手メーカー製ではトヨタ・MR-S、ホンダ・BEAT(軽)、マツダ・AZ-1(軽)とOEMのスズキ・CARA(軽)が、少量生産メーカー製ではトミーカイラ・ZZ(エアコン無)があります。ですが多くが現行機種ではなくなってしまいました。穿った見方をすれば軽トラも多くがリア・ミッドシップでホンダ・Z(軽)は同様の構成によるミニバン的概観のRVとなっています。
 車関連の書き込みを長くすると多く無興を買いそうなのでこの辺で。

 おまけ:往年のZのミニカーですが、おもちゃ屋さんの店頭に並んでいてお金を入れると透明ケースに入ったおもちゃが出てくる所謂ガチャガチャのカプセルトミカの第四弾には240Zがあるようです。加えてゲームセンターでの景品にもあったようです。この手は入手に金と労力が掛かるのが難点です。



投稿者: 松友    日時: 2002年04月28日 23:46 | 固定ページリンク




一考 | バイクにて見参

 明石の皆さんへ
 五月五日の日曜日、午後六時に来住さんへ参上します。アイラ・モルトのカリラを持参、どうかよろしくお願い致します。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月30日 20:09 | 固定ページリンク




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