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一考 | 爽やかな思い出

 内山さんへ

 永田耕衣さんの俳句をもじって「語釈手込めの梨花一枝」があの頃の生活でしたね。懐かしく思い出されます。貴方も水野さんも12年と仰いますが、私の運転免許取得が平成元年の梅雨時ですから、少なくとも14年を越えました。
 幼少期より私は常に通行人でした。一度も当事者足り得なかったのは不徳の致すところです。でも、中井社長はその通行人の自由さに憧れたのです。ただ、それだけのこと。だからこそ、中井さんが今でも好きなのです。人生にあって、責任とはどう弄くってみても金でしかないのです。そういう生き方が空しくなる時ってありませんか。とばっちりを受ける人は叶わないかもしれませんが、自らが生涯を費やして構築してきたものをすべて抛り出すには大変な意志力が必要になります。後継者を育てられなかったとの一点に中井さんの慙愧があります。私には中井さんの気持ちが痛いほど理解できます。
 ちょっとだけ生臭いと申しますか、未練がましい方がお二方ほどいらっしゃいましたが、私にとって研文社は爽やかな思い出のひとつです。貴方にはあらぬ迷惑をお掛けしたと思います、深くお詫び致します。今後、新たなお付き合いが繙ければ幸いに存じます。
 房総の海水浴はよく覚えています。貴方の車のクーラーのホースが外れて水浸しになりましたね。貴方が仰るように、確かに房総まで出掛けながら原稿用紙とにらめっこしていました。でも、あれで良かったのです。千葉の海は時間に追われていた私の切なさを悲しみを十二分に癒してくれたのです。いずれ紹介致しますが、佐藤さんからもよく叱責されました。あの頃の私は分単位で生活していました。酒を飲むのまでが、今日は15分、今日は20分といった具合でした。その佐藤さんや幻想文学の東さんが今時間に追われる量の仕事を処理しています。人の営みは繰り返されます。
 エーデルピルスもよく覚えています。昔からサッポロとサントリーは旨いビールを造るのですが、売れ行きが思わしくないとすぐ中断してしまいます。アサヒやキリンの向こうを張るのはやめて、ゲリラ戦に徹するべきではないかと、二箇月ほど前もサッポロビールについて銀座で2時間もお喋りをしたのですが。店に在庫があと30本しかないのですが、英吉利マンチェスターのバディントンはぜひお飲み頂きたいビールです。



投稿者: 一考    日時: 2002年04月15日 15:52 | 固定ページリンク





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